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札幌・円山生活日記

まるごとピーチパイ〜「パールモンドール南6条店」~

昭和47年(1972年)開業の南円山の老舗洋菓子店「パールモンドール南6条店」。「最高の洋菓子を追求し、おいしさのためには一切妥協しない」がモットーです。厳選素材と厳しい鮮度・品質管理で作り上げた洋菓子が自慢です。現在夏の期間限定の人気商品「まるごとピーチパイ」を販売中です。

この店は旭ヶ丘の知人の推薦です。現役時代に北海道視察を案内いただき円山居住を勧められた方で転居後の食事時に「この界隈で洋菓子と言えばパールモンドールが1番」と断言されました。特に夏の時期限定の「まるごとピーチパイ」は人気商品だということで、店のウェブサイトを見ていると7月7日(水)より販売を開始したとのことで本日の訪問となりました。店の場所は地下鉄「円山公園駅」からでは「裏参道」から「西25丁目通り」 に入って南下し「エル・シッド」を超えて次の信号を左折します。「南6条通り」を少し歩いて「マリトッツオ」の「CANTUS(カントス)」 を超えたところに立派な店があります。徒歩時間で駅から10数分でしょうか。

「パールモンドール南6条店」の外観。「パールモンドール」は小樽で修業した下出正三氏が昭和47年に開業。その哲学は「洋菓子は新鮮さが命である」だそうで、現在もその味を求めて店前の駐車場はいつも車が一杯です。入りきれずに路上待ちする車も良く見かけます。
今日も広い店内に次から次へと客がやってきています。

「まるごとピーチパイ」を探して冷蔵ケース内を右から見ても・・。
左から見ても・・ありません。やはり売り切れたのかと諦めかけたところ・・。
ふと奥の工房をビニールシート越しに見ると「まるごとピーチパイ」らしきものが製作中です。しかも仕上げ段階のようで駄目もとで列に並びました。順番が来て聞くと「購入OK」だとか。早速注文しました。これらもすぐ売り切れのようです。

包んでいただいている間に店内を見ます。こちら店定番の焼き菓子「モンデリカ」。お土産などに良く使われるようです。
「シフォンケーキ」に「水羊羹」など和菓子も売っていました。

「当分の間、休業中」ですが喫茶コーナーもありました。

慎重に持ち帰って開箱。左が「まるごとピーチパイ」税込み640円。右が「レモンパイ」同500円。

「まるごとピーチパイ」は商品名の通り丸ごとの桃を使用。パイとスポンジのベースにどんと鎮座しています。シロップでコーティングし生クリームと桃片がトッピング。数か所に色が少し変わってきている部分がありますが完熟の桃を使っているからこそでしょう。

中の種をくり抜いた部分にはたっぷり生クリームが詰まっています。フレッシュな風味の適度な甘さの生クリームが桃を引き立てます。 


「レモンパイ」はパリパリのパイ地の上にカスタード、メレンゲ、レモンクリームが重ねられ夏らしい爽やかな味わいでした。


立派な門構えの「パールモンドール南6条店」。店のロゴマークに描かれた「双子の山」は創業者/下出正三氏の二人の息子に切磋琢磨して欲しいとの願いからとか。そのご長男は「南6条店」の社長でご次男は「二十四軒店」を継がれているそうです。

創業者の「洋菓子の哲学」を継承し新鮮さに拘る老舗の真摯さが伝わる洋菓子です。特に冷蔵ケースに並ぶ間もなく売り切れる人気の「まるごとピーチパイ」にその心意気を強く感じました。大変結構でした。また利用させていただきます。ご馳走様でした。

「パールモンドール南6条店」
札幌市中央区南6条西23丁目4-1
営業時間/AM9:30~PM6:30(元日のみ休み)
TEL/011-551-4811
FAX/011-551-4800
(2021.7.12訪問)

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