見出し画像

札幌・円山生活日記

映画『ゴールデンカムイ』を観てきました!~ユナイテッドシネマ札幌~

週刊『ヤングジャンプ』にて連載され単行本累計販売部数2700万部以上を記録する野田サトル原作の人気漫画を実写化した映画『ゴールデンカムイ』。明治時代後期の北海道を舞台に日露戦争に従軍した元軍人とアイヌの少女など様々な思惑を持つ人々がアイヌの金塊を巡り争奪戦を繰り広げるストリーです。1月19日(金)の公開初日から3日間で動員が全国で約35万6000人、興行収入が約5億3400万円を記録する大ヒットスタートとなったそうです。

本日は映画『ゴールデンカムイ』鑑賞です。1月19日(金)の公開に合わせて掲載された新聞の映画評論を見て妻が行こう!と誘ってくれました。早速に札幌での上映館を調べるとJRタワー・ステラプレイスの「札幌シネマフロンティア」、「TOHOシネマズ すすきの」、そしてサッポロファクトリーにある「ユナイテッド・シネマ札幌 」の3館です。我が家からのアクセスと上演時刻の関係で「ユナイテッド・シネマ札幌 」(地図)で観ることにしました。
地下鉄東西線「バスセンター前駅」から徒歩5分ほどの「サッポロファクトリー」の一角にある「ユナイテッド・シネマ札幌 」。

チケットと座席はネットで予約が出来て当日は発券操作を行うのみです。
スクリーンはNo.4。310人の収容人数ですがかなり余裕がありました。

映画『ゴールデンカムイ』のちらし(以下の画像も公式サイト等よりお借りしています)。

【ストーリー】
日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地をはじめ、その鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた元軍人・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた。そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。

山崎賢人さん演じる 「不死身の杉元」の異名を持つ元軍人の杉元佐一。

囚人の刺青は24人全員で一つの暗号になるという。
そんな折、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。「アシㇼパ」という名の少女は、金塊を奪った男に父親を殺されていた。金塊を追う杉元と、父の仇を討ちたいアシㇼパは、行動を共にすることとなる。

山田杏奈さん演じるアイヌの少女・アシㇼパ。登場シーンには思わずカッコいい!と思います。
『相棒』として行動を共にする杉元佐一とアシㇼパ。

同じく金塊を狙うのは、日露戦争で命を懸けて戦いながらも報われなかった師団員のため、北海道征服を目論んでおり、金塊をその軍資金代わりに必要としていた。

北海道や満州など極東地域に軍事政権を樹立しようとする玉木宏さん演じる鶴見篤四郎中尉と大日本帝国陸軍第七師団の面々。玉木さんの怪しい演技も見所です。

そして、もう一人、戊辰戦争で戦死したとされていた新撰組の「鬼の副長」こと土方歳三が脱獄囚の中におり、かつての盟友・永倉新八と合流し、自らの野望実現のため、金塊を追い求めていた。

蝦夷共和国の再現を目指す舘ひろしさんの土方歳三と仲間たち。

杉元&アシ?パVS.第七師団VS.土方歳三・・・?
雄大な北の大地を舞台に、一攫千金!三つ巴のサバイバル・バトルが、今始まるッ――??

感想です(ネタバレありです)。
映画評論で語られる・・漫画の世界観の再現性の高さ、北海道の自然やアイヌ文化などの忠実な描写、ヒグマやエゾオオカミの見事なCG、戦闘シーンの迫力、各俳優陣の魅力など全くその通りで大変楽しく鑑賞できる作品です。漫画を読んでいない妻も大層気に入っていました。

ただこの映画で描かれたのは漫画の第1巻~第3・4巻ぐらいまで。漫画は31巻まであるので当然続編ありを前提に作られているとしても同じペースでいくと10本も映画を作らなくてなりません。個人的には金塊探しのクライマックスである函館戦争を早く観たいと思う一方でその過程も丁寧に描いて欲しい・・そんな身勝手なファンにどう応えていくか。映画製作側からすれば初作の成功を受けての贅沢な悩みと選択にも思えます。

いずれにせよ本作でも十分に『ゴールデンカムイ』の世界観を堪能でき続編を待ち遠しくも思える見事な作品でした。

なお本作のロケ地や参考建物には札幌や小樽に残されたものも多く見ていて楽しいです。特に厚別区にある野外博物館「北海道開拓の村」は最後の戦闘シーンはじめ度々登場して次回「北海道開拓の村」へ行くのが楽しみになりました。ありがとうございます。

映画『ゴールデンカムイ』
(2024年製作/128分/PG12/日本)
配給:東宝
劇場公開日:2024年1月19日
監督:久保茂昭
原作:野田サトル
脚本:黒岩勉

(2024.1.25)


最新の画像もっと見る

最近の「美術館・博物館・演劇・演奏会・展覧会」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事