「ミニ大通」沿いに佇む1976年(昭和51年)開業の老舗喫茶店「Cafe倫敦館」。アンティーク家具が並ぶレトロ空間にジャズが流れる店内です。常連になってのんびりと寛ぎタイムを過ごしたくなる優しげな雰囲気が魅力です。
今日は「北海道立近代美術館」での「砂澤ビッキ展」鑑賞後に「Cafe倫敦館 (ロンドンカン)」でカフェタイムです。同店は北4条通りの西11丁目から17丁目まで続く「ミニ大通」の東端に位置します(地図)。「ミニ大通」の散策時や近くの「札幌西年金事務所」に来た際にコンクリートの建物に大きな窓を配したお洒落な外観や年季の入った看板に何とも言えぬ風格を感じていました。調べると1976年(昭和51)開店の老舗で一時はタバコの匂いが気になるとの評価もあったようですが現在は全席禁煙になったということで訪問の機会を伺っていました。今般、「砂澤ビッキ展」鑑賞後に足を延ばして「ミニ大通」を西11丁目までやってきました。
「Cafe倫敦館 (ロンドンカン)」の外観。左の階段を上がったところが入口。
店内に入った右側のカウンター席。美しい後ろ姿はお店の女性です。
店の左奥の大きなテーブル席。ジャズが流れるゆったりとした雰囲気です。
立派な生け花が飾られています。白い壁やレンガとの相性が良いアンティーク調の木製家具が配される落ち着いたインテリアです。
そして店のほぼ中央には螺旋階段。女性の店員の方に1階奥の席に案内されました。注文後「2階席を見てきても良いですか?」と聞くとOKなので2階に上がらせていただきます。
螺旋階段を2階から見たところ。
2階席のフロア。
アンティーク家具が置かれた窓際のテーブル席。
同じくアンティーク家具とソファ席。これらの家具類はオーナーが開店時に倫敦(ロンドン)で買い付けたものだそうです。
2階席と吹き抜け部分には大きな窓から優しい光が差し込む優し気な風景です。
2階から吹き抜けを通して見る1階カウンター。絵になります。
メニューを拝見。食事系にはモーニングセットやランチセット、トースト、サンドウィッチ、スパゲッティ・ナポリタン、ハヤシライスなどカフェメニューが揃いますが店員さんの視線もありメニューの写真はこれのみ。
注文の「ケーキセット(コーヒーor紅茶)」で税込み900円。
ケーキは当日は2種類で「苺のショトケーキ」か「百合根ロール」。選択は後者。百合根にあまり気付けませんでしたが甘さ控えめの滑らかなクリームをしっとりスポンジでロールした上品なケーキでした。
コーヒーも1種類でブレンドコーヒー。ソーサーには「倫敦館」の文字がさりげなく描かれたいます。オリジナルのブレンドコーヒーは苦味を感じるコクのあるタイプでした。
「百合根ロール」のケーキセットとレジカウンター。
食後は年季の入ったレジスターが置かれるレジカウンターで会計です。雰囲気のある店で1人で自分の時間を過ごすのも良し、友人たちとの静かな会話に時間を共に過ごすも良し、多くの人が気に入り馴染み客になってしまうような優しい雰囲気の店でした。まさに大人の隠れ家的なレトロ・カフェでした。大変結構です。次回は食事もののメニューも試したと思います。ご馳走様でした。
店の前から見た西方向の「ミニ大通」。周囲にはマンションが並ぶ閑静な住宅街です。本日は地下鉄東西線「西18丁目駅」から「近代美術館」経由で歩いてきましたが最寄り駅は「西11丁目駅」です。
「Cafe倫敦館 (ロンドンカン)」
札幌市中央区北4条西11丁目75
札幌市中央区北4条西11丁目75
【営業時間】9:00~23:30 無休
【お問い合わせ】0112717730
【その他】60席 全席禁煙
(2022.11.25訪問)