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ガスト、30品目「値下げ」の衝撃売り上げや利益に影響はないの?狙いを聞いた

2023-11-27 13:33:09 | ニュース
ガスト、30品目「値下げ」の衝撃 売り上げや利益に影響はないの? 狙いを聞いた
2023/11/26 06:30
30品目値下げの狙いは?
(ITmedia ビジネスオンライン)

 大手ファミリーレストラン「ガスト」は、11月16日からアルコール類やサイドメニューなど30品目を値下げした。特にインパクトが大きいのは直径約24センチの「たっぷりマヨコーンピザ」で、700円から500円としている(都市部店舗の価格、以下同)。値上げラッシュが続く中で、勝算はあるのだろうか。ガストを展開する、すかいらーくホールディングスの広報担当者に聞いた。

 11月16日に実施したメニュー改定の概要は次のようになっている。
 1点目は、「たっぷりマヨコーンピザ」(700円→500円)や、「チーズINハンバーグ」(800円→750円)といったように、30品目を値下げしたことだ。「アサヒスーパードライ(ジョッキ)」(550円→500円)や、「角ハイボール」(350円→300円)など、アルコールメニューも含まれている。

 2点目は、全27品目の「小さなおかず」について、新メニューを導入したり、既存メニューを値下げしたりしたことだ。新メニューには、「ちょいピザ マルゲリータ」(350円)や、「チャーシュー&煮卵」(400円)がある。また、「山盛りポテトフライ」は450円から400円に値下げしている。これらの小さなおかずは、利用客の「ちょっと食べたい」「いろいろな料理と組み合わせたい」という要望に応えるものだ。

 3点目は、がっつりメニューを新たに投入したことだ。「富士山大盛りミートソース」(950円)は、生パスタ2人前を富士山のように高く盛り付け、こだわりのコク深いミートソースと粉チーズを組み合わせているのが特徴だ。「ガストブラックカレー本気盛り」(1200円)は、黒くて濃厚スパイシーなルーに、チーズINハンバーグ、から揚げなどの人気メニューをのせており、ライスの大盛&特盛を無料としている。

●コスパの良さをアピール
 これらのリニューアルに共通しているのは「コスパ」の良さだ。

 今回値下げしたメニューについて、一部ライスの量が減っているものはあるが、基本的に量や質に変更はない。純粋な値下げをすることで、コスパの良さをアピールする。

 小皿メニューの拡充については、自分にとってちょうどよい量を組み合わせられることで「選びやすい」というコスパを感じてもらうのが目的だ。1人での利用だけでなく、ファミリーやグループでシェアするなど、あらゆる動機での利用に対応してく。
 がっつりメニューについては、お腹いっぱい食事を楽しみたいという利用動機に対応するのが狙いだという。これは、価格の割にお腹がいっぱいになるというコスパの良さと理解して問題ないだろう。

 これらの狙いについては、同社が11月10日に発表した決算説明会資料にも記されている。売り上げ成長に向けた戦略・実験として、「厳選した駅前出店」「自社カニバリ解消」などとともに、「コスパニーズへの対応」を掲げている。

 現在、外食チェーンに限らず、幅広い業界で値上げラッシュが続いている。こうした状況で値下げをすると、売上高や利益率に悪影響が出そうだが、勝算はあるのだろうか。
 広報担当者によると、今回のメニュー改定はアルコールやサイドメニューが中心になっており、複数の皿を組み合わせて食べることで、単価や売り上げに貢献するようになっているという。

 また、利用客が外食に求めるものが変化していることも、改定の背景にある。
 「お客さまは、おなかを満たすだけでなく、以前にも増して外食に楽しさを求めていると考えています。ファミリーレストランとして、さまざまな動機に応じた選ぶ楽しさをご提供することが使命と感じています。

 今回、ピザやアルコール、サイドメニューなどシェアできる商品群を中心に30品目で値下げさせていただきました。物価高騰の状況下でもファミリーやグループでのご利用など、シェアや組み合わせをしながら外食を楽しんでいただくことを期待しております」(広報担当者)

 30品目を値下げした背景には、こうした戦略があった。大幅な改定により、売り上げを成長させられるか。



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