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オンラインゲーム、子どもが無断で「数百万円」課金も……注意呼びかけ 小学生~高校生の平均額は33万円 防ぐには?
知らぬ間に、数百万円課金されていた―。オンラインゲームをめぐり、子どもが親に無断で課金していたケースがありました。国民生活センターは13日、小中学生によるこうした相談が相次いでいるとして注意を呼びかけました。無断課金を防ぐ方法を考えます。
■街で高校生に聞く…課金の実際は?
国民生活センターが13日、特に注意を呼びかけたのが、スマホやタブレット端末での小中学生の無断課金です。
「決裁情報が登録された保護者のスマホなどで子どもに遊ばせた場合、子どもに指紋情報を追加されて約5万円を課金されたり、使用していない古いスマホを貸したところ、勝手に端末のパスワードを変更されて約10万円が課金されたりしたといいます」
「中には数百万円が課金されていたというケースもありました」
■親のクレジットカードで5万円課金
国民生活センターによると、2022年度に実際に相談があった中で、小学生から高校生までのオンラインゲームの課金額の平均は約33万円でした。知らないところで子どもが課金しないためには、どうすればいいのでしょうか?国民生活センターの担当者は会見で、注意すべき3つのポイントを示しました。
「保護者のスマホで遊ばせる場合は保護者のアカウントは必ずログオフしてください。保護者の財布を子どもに渡すことと同じくらい危ないことです」
「パスワードをお子さんに伝えないようにするとともに、お子さんが類推できないような文字列で設定してください」
「(子どもと)無料で遊べる範囲はどこまでか、一緒に理解してください」
■特別な日に許す家族、課金NGの家
特別な日にゲームの課金を許しているという家族に取材しました。
小中学生の父親
「(クレジットカード)決裁する時は私の方で決済する。どうしてもアイテムが欲しいとかあると思うんですけど、誕生日やクリスマスに私や妻が許可して、金額を決めた枠の中で」
一方で、都内で話を聞いた保護者からはこんな声も聞かれました。
――課金をついうっかりしそうなことはありますか?
「それをさせないようにしたいんですよね。そもそも課金できないように。(課金したいと言われたら)絶対断ります。それは働いて自分のお金でやってと。(それまでは)課金禁止です」
無断課金が分かった場合、国民生活センターは全国共通の消費者ホットライン「188(いやや)」に相談するよう呼びかけています。
(3月13日『news zero』より)
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