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元マンガオタク。

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ネタバレ■菜の花の彼 18~22話あたり(3~4巻)

2016-05-06 00:00:18 | 菜の花の彼
菜の花の彼 18~22話あたり(3~4巻)

■隼太サイド
マミー牧場以来、隼太の菜乃花に対する気持ちは少し変化していた。卒業アルバムで菜乃花と同じ委員会だった鷹人が彼氏だったと知ってから、部活に集中できない隼太。そこへ元バレー部だった健介が顔を出す。隼太は健介に鷹人のことを尋ねる。
「意地っ張りで 執念深くて 愛想悪くて
人の気持ちがあんまわかんない付き合いにくい奴だよ」

一方、マミー牧場のあと隼太と会っていない菜乃花は、千里のアドバイスで部活中の隼太に差し入れするようになる。
隼太は菜乃花にお礼の電話をするが、話しながら菜乃花のことを好きになっている自分に気づく。直接会って告白しようと、隼太は菜乃花を花火大会に誘う。
『好きになるって こんなにわやくちゃになるものだったんだ』


さわやか好青年の隼太が、嫉妬スキル(初級)を身につけた!
ここからの隼太が見もので、悪いとこのないいい子から「男」になっていきます。いい子な表情の合間に出てくる恋する男の瞳、戸惑い、嫉妬。菜乃花を好きだから、どんな奴が彼氏だったのか卒業アルバムチェックしちゃうわけでしょ!この変化が私は大好きです。菜乃花を好きだと気づいた時のモノローグの背景が、菜乃花と鷹人のツーショットっていうのもすごい。
健介と隼太のつながりも出てきますが…。鷹人のことを説明した健介、それにしても的確だな。でも「ここまでよ」ってシャットアウトされたような気もする。
鷹人のことを言いだす隼太がやたら可愛い。
それと、花火大会で手をつないでいいかってさらっと言う隼太は、天然タラシ決定。


■ちょっとだけ鷹人
健介が隼太に会ったことを聞いた鷹人。健介に菜乃花をまだ諦めてないのか問われ、一言。
「菜乃花はたった一人しかいないのにか」


この一言で、鷹人がどれだけ菜乃花が好きで執着してるのかわかる。ま、素直になれって健介に指摘されてたけど、その意味がわかってない鷹人はまだまだこれから。
でも、菜乃花が聞いたらどう思うかはさておき、部外者の私はこれで鷹人にコロッと堕ちました…


■隼太サイド・マネージャー編
差し入れを預けたマネージャーは、隼太の元カノ。差し入れを見た隼太の表情にショックを受ける。当初は「彼女の差し入れ」と言われたら「まだそんなんじゃない」と言っていた隼太だったが、それを否定しなくなったことに決定打を感じ落ち込むマネージャー。
マネージャーに声をかけた部員・洋に、隼太は自分をかばって嘘をついているが、本当は自分が隼太に振られたんだと打ち明ける。


マネが「彼女」を否定しなくなったことを隼太に指摘したことで隼太が自分の気持ちを確信したり、洋に真相を打ち明けて結果的に隼太と菜乃花が一緒に花火大会に行くことができなくなったり、一読ではストーリー上の必要性しか感じなかったんですが(さらっと読みすぎ?)、読み返すうちに色々気づきが出てきて、敢えてマネ編として取り上げてみた。

マネが、鷹人とかぶる気がする…。
隼太が菜乃花の差し入れを見て、自分と付き合ってる時には見せなかった表情をしているのを見ちゃった、とか。浮気のフリで隼太を試して、素直に隼太に向かえなかった結果別れたけどやっぱりまだ好き、とか。
マネの苦悩もまだ続くんだけど、彼女もやっぱり隼太のことほんとに好きだったんだよね。うまくできなかっただけで。

鷹人も、菜乃花も、隼太も、そしてこのマネの子も(洋も?)、みんなそれぞれ初めての恋をしている。タイミングも相手も違うけど、初めての恋をしているその感情がリンクしてるのが、ナノカノカレ第1部の迫力。


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