彼方から
■第1部
爆弾事件の衝撃で異世界へ飛ばされたノリコ。
ノリコは樹海で助けてくれた青年イザークと行動を共にするが、イザークは『天上鬼』。そして『天上鬼』を覚醒させる『目覚め』がノリコだったーーー。
『天上鬼』であるイザークは、現れた『目覚め』を殺すつもりで樹海にいたが、あまりに普通の女の子だったため成り行きで連れ歩くことに。
世界を破壊するほどの力を持つ『天上鬼』を得るため、各国が『目覚め』を捜索している。ノリコが『目覚め』だと周りに知られないよう、言葉を覚えて自分の状況を認識するまでは一緒にいようと、イザークは考えていた。
◇
少女マンガの大好物、平凡な女の子が異世界に飛ばされて、主人公は世界で特別な存在、しかも面倒見てくれる男はイケメン設定!
なんちゃって(笑)
ひかわきょうこのマンガはこれともう一つ学園モノを読んだだけですが、女の子が本当に本当に平凡で、でも自分の目の前のことに誠実な、そして土壇場に強い素敵な子たちです。
設定は少女マンガらしいけど、ひかわ先生の描く子は等身大という言葉がぴったりで、異世界モノによくあるご都合主義があまり見えません。
言葉をイチからちゃんと覚えたりね。
そしてイザークがかっこいー!
ひかわ先生、主人公の相手は大人っぽい男にする派かな?(2作品しか読んでないですが)
『天上鬼』だから、跳ぶわ回るわ、足も超速で攻撃力ハンパなく、身体の傷もあっという間に治る。文庫版最終巻の作者コメントに「男性キャラは超人でいいとして」ってあるんですが、その通りでウケました。
決して無条件にキラキラな異世界モノではありませんが、前出の「目隠しの国」のように心がきれいになるような作品です。
中盤までは当時単行本を買っていました。ひかわ先生の体調不良で休載等あったらしく、完結まで12年を要したようです。私は完結後にまとめて最後まで読みましたが、ブレのない、中だるみや手抜きの見えない完成度だと思いました。
■第1部
爆弾事件の衝撃で異世界へ飛ばされたノリコ。
ノリコは樹海で助けてくれた青年イザークと行動を共にするが、イザークは『天上鬼』。そして『天上鬼』を覚醒させる『目覚め』がノリコだったーーー。
『天上鬼』であるイザークは、現れた『目覚め』を殺すつもりで樹海にいたが、あまりに普通の女の子だったため成り行きで連れ歩くことに。
世界を破壊するほどの力を持つ『天上鬼』を得るため、各国が『目覚め』を捜索している。ノリコが『目覚め』だと周りに知られないよう、言葉を覚えて自分の状況を認識するまでは一緒にいようと、イザークは考えていた。
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少女マンガの大好物、平凡な女の子が異世界に飛ばされて、主人公は世界で特別な存在、しかも面倒見てくれる男はイケメン設定!
なんちゃって(笑)
ひかわきょうこのマンガはこれともう一つ学園モノを読んだだけですが、女の子が本当に本当に平凡で、でも自分の目の前のことに誠実な、そして土壇場に強い素敵な子たちです。
設定は少女マンガらしいけど、ひかわ先生の描く子は等身大という言葉がぴったりで、異世界モノによくあるご都合主義があまり見えません。
言葉をイチからちゃんと覚えたりね。
そしてイザークがかっこいー!
ひかわ先生、主人公の相手は大人っぽい男にする派かな?(2作品しか読んでないですが)
『天上鬼』だから、跳ぶわ回るわ、足も超速で攻撃力ハンパなく、身体の傷もあっという間に治る。文庫版最終巻の作者コメントに「男性キャラは超人でいいとして」ってあるんですが、その通りでウケました。
決して無条件にキラキラな異世界モノではありませんが、前出の「目隠しの国」のように心がきれいになるような作品です。
中盤までは当時単行本を買っていました。ひかわ先生の体調不良で休載等あったらしく、完結まで12年を要したようです。私は完結後にまとめて最後まで読みましたが、ブレのない、中だるみや手抜きの見えない完成度だと思いました。