イケメン王宮のイベント「王子様とかくれんぼ」
アラン編です
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私は馬小屋の扉をそっと開ける。
(アランだったら、ここに隠れてる気がする…)
そう思い、中に足を踏み入れると…-。
アラン「………」
(あれ…?)
アランが全く隠れる素振りを見せず、平然と馬の世話をしていた。
「アラン…?」
アラン「ああ、お前か」
(どうして……)
「隠れてないの?」
私の問いかけに、アランがブラシの手を止める。
アラン「…ここなら、お前が来るような気がしたから」
「え…?」
聞こえずに聞き返すと、アランは眉を寄せた。
アラン「隠れて、脅かしてやってもよかったかもな」
アラン「こんな風に」
(あっ…)
アランは言いながら私を引き寄せ、そのまま腕の中に閉じ込めた。
アラン「俺を見つけるつもりでここに来たんだろ」
(確かにアランがいる気はしてたけど…)
アラン「抱きしめてんのに、抵抗しないのかよ」
「だって……」
アランの胸板からは、鼓動がうるさいほどに聞こえてくる。
(どうすればいいのかわからない…)
じっとしていると、アランが私の耳元に顔を寄せた。
アラン「お前がその気なら」
アラン「このまま、俺がさらってやってもいいけど」
「…! ア、アラン…っ」
アラン「バーカ、ウソだよ」
アランが腕を解き、私の額を指先で弾く。
「痛っ……」
私は額を押さえながら、先ほどのことを思い出した。
(アラン…どうして、どきどきしてたんだろう…?)
わからないまま、私はアランを見上げていた…-
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おわり
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