イケメン王宮のイベント、「Love Holic」

ユーリ編のスウィートエンドです

以下ネタバレ

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柔らかな月明かりに包まれた部屋の中…―。
私は、自分からキスをした事が恥ずかしくて、足下の影を見つめていた。
ユーリ「……すごく、嬉しい」
ユーリは、満面の笑みを浮かべて私を抱きしめる。
ユーリ「もっとしてよ、カレン様」
「……っ」
(そんな事、できない……)
頬を真っ赤に染めて首をふると、ユーリは私の頬にそっと手を当てた。
ユーリ「じゃあ……俺からしちゃおうかな」
そう囁いて私の頬を撫でると、
ユーリはゆっくりと私の唇を親指でなぞり、そっと、唇を重ねる。
「……っ」
長く、甘い時間…―。
外から聞こえてくるダンスの音楽が代わり、それを合図にユーリは唇を離した。
(そろそろ、戻らなきゃ……)
窓の外に目を向けると、ユーリが私の腰を引き寄せる。
ユーリ「俺が行くなって言ったら…どうする?」
「え……」
(パーティーには出なくてはいけないから)
ユーリの腕の中で、私は離れがたい想いを抑えて、そっと身じろぎをする。
そんな私をより強く抱きしめると、ユーリは静かにため息をついた。
ユーリ「カレン様なら、行くって言うと思って……俺、ジル様に嘘ついちゃった」
「嘘……?」
ユーリ「プリンセスが足を挫いたからパーティーは休んだ方がいいかもって」
ユーリ「だから、このまま行かないでくれる…?」

(ユーリ……)
真剣な眼差しに胸を打たれ、思わず私が頷くと、ユーリが嬉しそうに笑う。
そうして窓へと歩み寄ると、ユーリは窓を大きく開けた。
「どうしたの?」
風とともに甘い香りが流れ込み、音楽が大きく響き始める。
ユーリに手を引かれ、私はバルコニーへ出た。
ユーリは私の目の前で膝を折ると、私に手を差し伸べる。
ユーリ「踊ってください、プリンセス」

「えっ……?」
ユーリ「ロベールさんとカレン様が踊ってるの、嫌だったんだ」
ユーリ「一曲だけでいいから」
(嫉妬する必要なんて、ないのに……)
そう思いながらも、私は嬉しさに胸を弾ませる。
そうして手を取ると、音楽に合わせて私たちは踊り始めた。
「ねえ、ユーリ?」
踊りながら、私は気になっていた事を言葉にする。
「ユーリといる時もロベールさんといる時も安心する事はあるけど…」
「やっぱり違うの」
「ユーリといる時は、ドキドキする」
「今も、すごくドキドキしてる…」
私は、ユーリの瞳を覗き込んで訴える。
「私が好きなのは、ユーリだけだよ」
ワルツのステップを踏んでいたユーリの足が止まる。
ユーリ「カレン様……それは、反則だよ」
気がつけば、私はユーリに抱きしめられていた…―。
ユーリ「……そんなこと言うなんて、可愛すぎる」

ユーリ「カレン様にそんな可愛いこと言われたら、俺、もっとよくばりになる」
ユーリは私の腰元を支えると押し倒すように私の身体を後方に傾ける。
驚いて声を上げようとするも、唇を奪われて、それは叶わなかった。
「ん……っ」
ドレスの胸元から、ユーリの指が滑り込む。
胸をくすぐる指先の感触に、私は腰をびくりと跳ねさせた。
「……っ」
(ユーリ、本当にいつもと違う……お酒のせいかな……)
風に混じった花の香りを感じながら、私はぼんやりとそう思った。
ユーリ「カレン様…」
ユーリ「ずっと俺の側にいてくれる?」
切なげなユーリの眼差しの、私の胸が甘く軋む。
「ユーリ……」
「私も……ユーリの側にいたい」
応えると、ユーリは私の体を強く抱きしめ、
宝物を扱うように、私の唇にキスを落とした…―。
ユーリのキスを受けながら、私はそっとユーリの肩に手を添える。
(ユーリといられて、嬉しい……)
瞳を閉じると、いつもより少し早いユーリの鼓動が胸に響いた。
ユーリの指がドレスの裾に入りこみ、そっとドレスを脱がせようとする。
ユーリ「カレン様、リキュールと同じ花の香りがする」
(そういえば……)
ユーリに言われて、
私は今日のために特別に生花をあしらって作られたドレスを着ていたことを思い出す。
(脱いだら、お花がだめになってしまうかも……)
リキュールの花で美しく彩られたドレスは、仕立て屋さんの自信作だった。
「待って、ユーリ」
ユーリの手を止めると、ユーリが花に気づき、手を止めてくれる。
ユーリ「じゃあ……このままでいいよ」

ユーリは私を抱き上げると、そのまま後ろを向かせた。
後ろから私の手をにぎり、ユーリは私の首筋にキスを落とした。
「……っ」
ユーリの唇が私の背中に降りて行き、私の頬はたちまち真っ赤に染まっていく。
ユーリ「カレン様、いい香り……」
ユーリはドレスの裾をたくし上げると、私のふとももに触れ、下着を脱がせていった。
「ユーリ……っ」
恥じらいにユーリの手をとどめようとするも、
利き手はユーリの手で抑えられてしまっている。
ユーリ「カレン様、かわいい」
ユーリ「カレン様を抱き締めてると、もっと酔っちゃいそう」
クスクスと笑うと、ユーリは掴んだ私の手を上から優しく握り直す。
ユーリ「寂しい思いをさせてごめんね」
ユーリ「会えない時でも、いつでも俺はカレン様を思ってるよ」
(ユーリ、私も……)
瞳を閉じると、ユーリの指を内股に感じる。
辺りを漂う甘い香りが、私の頭の中を埋め尽くし、
澄んだ夜空の下で、私は甘い吐息をこぼしていった…―。
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おわり

スウィートエンドの方が好きだなぁ

無課金派の私も利用しているアバターが買えたり、
ガチャが回せたり、彼目線のストーリーが買える裏ワザ!
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