かなり久しぶりの更新になってしまいました
更新していない間もイケメン王宮はプレイしてましたよ

アルの本編もはじまりましたねー
というわけで前回のアルのシナイベのレポです!!
イケメン王宮のイベント、「Love Holic」
アルバート編の第1話です
以下ネタバレ
------------------------------
新緑が美しい、とある日の午後のこと…―。
私は馬車に乗って、ジルと一緒に近隣国のネープルスへ向かっていた。
(いい天気だな…)
馬車から窓の外を仰ぐと、差し込む日差しが眩しい。
ジル「…今回ネープルスでは、各国の代表が集まって会談が行われます」
隣では、ジルは今回の日程の説明をしていた。
私は景色から目をそらすと、ジルから手渡された書類に目を通した。
ジル「…それから、夜にはパーティーが行われるようです」
「わかりました」
私は書類に書かれている名前に、ふと目を止める。
「ゼノ様と、アルバート…シュタインも参加するんですね…」
ジル「はい。二人とも、お久しぶりですね」
(アルバートに、会えるんだ…)
私はアルバートの姿を脳裏に浮かべると、
なぜか、胸の鼓動が高まるのを感じていた…―。
(アルバート、元気かな…?)
思わず、アルバートのことを思い浮かべてしまってから、
私はふと我に返った。
(変だな…。私、なんでアルバートのことを…?)
私が不思議に思っていると、傍らからジルが声をかけた。
ジル「…さあ、着きましたよ」
馬車は、ネープルスの城の前へ到着したところだった。
ジルに手をとられ私は馬車を降りる。
すると、傍らにもう一台豪華な馬車が滑り込んできた。
(あっ…)
やがて馬車が止まり、ドアが開くとゼノ様とアルバートが降りてきた。
「こんにちは」
ゼノ「久しぶりだな、プリンセス」
ゼノ様は私を見とめると、にこやかに頷いて、城内へ歩いて行った。
一方アルバートは、
渋い顔をして私に近寄ってくると、ぼそっと口を開いた。
アルバート「…あなたはプリンセスなのですから」
アルバート「俺にまで頭を下げる必要はありません」
(アルバート…わざわざ何を言うのかと思ったら…)
私はおかしくなって思わずくすっと笑みを漏らした。
アルバート「なにか?」
アルバートは訝しげな表情をして、私に問いただす。
「いいえ、お元気そうですね」
「久しぶりにお会いできてうれしいです」
私がそう答えると、
アルバートは少し驚いた様子で、二三度瞬きをした。
アルバート「…そ、そうですか」
アルバート「それでは…」
そしてアルバートは、少し頭を下げると慌ててゼノ様の後を追っていった。
ネープルスの場内では、
私たちを大勢の使用人が迎え入れてくれた。
使用人「…ようこそおいで下さいました」
使用人「まずはそれぞれお部屋にご案内いたします。どうぞこちらへ…」
ゼノ様とアルバートが階段を上って案内されていく後ろ姿に、
私も自然とついていく。
(どこのお部屋だろう…?)
すると、アルバートはくるっと振り返り、
後に続く私を見て眉をひそめた。
アルバート「…何してるんです」
「はい?」
アルバート「まったく、あなたはプリンセスでしょう?」
アルバートはやれやれといった調子で話し始めた。
アルバート「そして、仮にも女性なのですから…」
アルバート「我々と同じ階なわけないでしょう」
「あ……」
(うっかりしてつい……)
「そう言われれば、そうですね……」
私の言葉に、アルバートはあきれ顔をしてメガネの位置をくいと正した。
アルバート「男と同じ階など、何かあったら…」
「何か…?」
私はなんとなく首を傾げてそう繰り返す。
アルバート「それは…」
するとアルバートは困ったように、眉をひそめて口ごもって黙りこんでしまった。
アルバート「…まあいい」

アルバートは大きく息をつくと、気を取り直したようにぽつりと呟いた。
「……?」
微笑んでアルバートを見つめていると、
私はふと別の方に声をかけられた。
使用人「プリンセスは、どうぞこちらです」
「あ、はい」
私は使用人に連れられて、さらに上階へ案内された。
フロアへ出ると、そこにはずらりと同じようなドアの部屋が並んでいる。
使用人「来賓の方のための棟なので、似たような造りになっていますが…」
使用人「間違えないように注意してくださいね」
(ほんとだ、ドアの形がそっくり…)
「はい、わかりました」
私を部屋の中へ通すと、使用人は一礼して下がって行った。
私は部屋で一人になって、ベッドに腰を下ろす。
(長旅だったから、少し疲れたかな…)
そして、一息ついて大きく伸びをした…。
一方…―。
階下でジルとアルバートはそれぞれの部屋へ案内されたところだった。
ジル「ここまで同じような部屋が並んでいると…」
ジル「間違えて違う部屋に入ってしまいそうですね」
アルバート「…そうですね」
すると、ジルはふっと含み笑いをして、アルバートを見つめた。
アルバート「なんですか」
ジル「パーティーで酔って、間違えてプリンセスに…なんてことはやめてくださいよ」
ジルは少し冗談めいた調子でアルバートにそう言った。
アルバート「そんなわけないでしょう」
むっとした様子で返すアルバートに、ジルは微笑みを返す。
ジル「わかっています、冗談です…」
ジル「見たところあなたは真面目そうな方ですから、信頼していますよ」
アルバートは返事のかわりに少し眉をあげると、
そのまま自分の部屋に入って行った…―。
-----------------------
つづきます
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アルバート編の第1話です

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私は馬車に乗って、ジルと一緒に近隣国のネープルスへ向かっていた。
(いい天気だな…)
馬車から窓の外を仰ぐと、差し込む日差しが眩しい。
ジル「…今回ネープルスでは、各国の代表が集まって会談が行われます」
隣では、ジルは今回の日程の説明をしていた。
私は景色から目をそらすと、ジルから手渡された書類に目を通した。
ジル「…それから、夜にはパーティーが行われるようです」
「わかりました」
私は書類に書かれている名前に、ふと目を止める。
「ゼノ様と、アルバート…シュタインも参加するんですね…」
ジル「はい。二人とも、お久しぶりですね」
(アルバートに、会えるんだ…)
私はアルバートの姿を脳裏に浮かべると、
なぜか、胸の鼓動が高まるのを感じていた…―。
(アルバート、元気かな…?)
思わず、アルバートのことを思い浮かべてしまってから、
私はふと我に返った。
(変だな…。私、なんでアルバートのことを…?)
私が不思議に思っていると、傍らからジルが声をかけた。
ジル「…さあ、着きましたよ」
馬車は、ネープルスの城の前へ到着したところだった。
ジルに手をとられ私は馬車を降りる。
すると、傍らにもう一台豪華な馬車が滑り込んできた。
(あっ…)
やがて馬車が止まり、ドアが開くとゼノ様とアルバートが降りてきた。
「こんにちは」
ゼノ「久しぶりだな、プリンセス」
ゼノ様は私を見とめると、にこやかに頷いて、城内へ歩いて行った。
一方アルバートは、
渋い顔をして私に近寄ってくると、ぼそっと口を開いた。
アルバート「…あなたはプリンセスなのですから」
アルバート「俺にまで頭を下げる必要はありません」
(アルバート…わざわざ何を言うのかと思ったら…)
私はおかしくなって思わずくすっと笑みを漏らした。
アルバート「なにか?」
アルバートは訝しげな表情をして、私に問いただす。
「いいえ、お元気そうですね」
「久しぶりにお会いできてうれしいです」
私がそう答えると、
アルバートは少し驚いた様子で、二三度瞬きをした。
アルバート「…そ、そうですか」
アルバート「それでは…」
そしてアルバートは、少し頭を下げると慌ててゼノ様の後を追っていった。
ネープルスの場内では、
私たちを大勢の使用人が迎え入れてくれた。
使用人「…ようこそおいで下さいました」
使用人「まずはそれぞれお部屋にご案内いたします。どうぞこちらへ…」
ゼノ様とアルバートが階段を上って案内されていく後ろ姿に、
私も自然とついていく。
(どこのお部屋だろう…?)
すると、アルバートはくるっと振り返り、
後に続く私を見て眉をひそめた。
アルバート「…何してるんです」
「はい?」
アルバート「まったく、あなたはプリンセスでしょう?」
アルバートはやれやれといった調子で話し始めた。
アルバート「そして、仮にも女性なのですから…」
アルバート「我々と同じ階なわけないでしょう」
「あ……」
(うっかりしてつい……)
「そう言われれば、そうですね……」
私の言葉に、アルバートはあきれ顔をしてメガネの位置をくいと正した。
アルバート「男と同じ階など、何かあったら…」
「何か…?」
私はなんとなく首を傾げてそう繰り返す。
アルバート「それは…」
するとアルバートは困ったように、眉をひそめて口ごもって黙りこんでしまった。
アルバート「…まあいい」

アルバートは大きく息をつくと、気を取り直したようにぽつりと呟いた。
「……?」
微笑んでアルバートを見つめていると、
私はふと別の方に声をかけられた。
使用人「プリンセスは、どうぞこちらです」
「あ、はい」
私は使用人に連れられて、さらに上階へ案内された。
フロアへ出ると、そこにはずらりと同じようなドアの部屋が並んでいる。
使用人「来賓の方のための棟なので、似たような造りになっていますが…」
使用人「間違えないように注意してくださいね」
(ほんとだ、ドアの形がそっくり…)
「はい、わかりました」
私を部屋の中へ通すと、使用人は一礼して下がって行った。
私は部屋で一人になって、ベッドに腰を下ろす。
(長旅だったから、少し疲れたかな…)
そして、一息ついて大きく伸びをした…。
一方…―。
階下でジルとアルバートはそれぞれの部屋へ案内されたところだった。
ジル「ここまで同じような部屋が並んでいると…」
ジル「間違えて違う部屋に入ってしまいそうですね」
アルバート「…そうですね」
すると、ジルはふっと含み笑いをして、アルバートを見つめた。
アルバート「なんですか」
ジル「パーティーで酔って、間違えてプリンセスに…なんてことはやめてくださいよ」
ジルは少し冗談めいた調子でアルバートにそう言った。
アルバート「そんなわけないでしょう」
むっとした様子で返すアルバートに、ジルは微笑みを返す。
ジル「わかっています、冗談です…」
ジル「見たところあなたは真面目そうな方ですから、信頼していますよ」
アルバートは返事のかわりに少し眉をあげると、
そのまま自分の部屋に入って行った…―。
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つづきます

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