来月中の木曜日で休める日かぁ・・・
…あっ!ある!
この日は、イベントのない週だから、休んでいいよ~と言われていた木曜だ。。。
あの日から、ずっと私の頭の中は「木曜」を中心に回っている
どうしよう・・・
勇気をだして「14日の木曜はいかがですか?」と聞いてみようか。。
どうしよう。。。
食事くらいいいかな?
いや、これは立派な「不倫」だ!
友達同士じゃない!
いや、歳の差が大きすぎる!
遊びなの?
いや、遊ぶならもっと若くてかわいい子と遊べばいい・・
宅建の時にお世話になったから、そのお礼…と言えばいい!
・・まだ、結果も出ていないのに…
ランチくらいいいよね?
何か目的でも…?
いや、それは考えすぎか!
仕事の間も、ずっとそのことばかり考えてしまう
誰にも相談できない・・・
家に帰り、夜、一生懸命にベランダに洗濯物を干していたら、
「どうして、洗濯物、朝のうちに干せないの?夜中に洗濯物がぶら下がっているのって、だらしないじゃないか?」
と主人が言った
ブチッ!
キレた!もう完全にキレた!
黙って携帯を手に持った
「来月なら14日の木曜が休めます。Nさんはいかがですか?」
すぐに返事が来た
「やった~!決まりっ!もう返事が来ないのかと思って、実はずっと仕事が手につかなかったんだ。じゃあ、それまで必死で仕事頑張るよ。ありがとう」
私は、それから毎日淡々と家の掃除をして、淡々と朝から洗濯機を回し、淡々と夕飯作りをこなした
上司に、ミスを指摘されても笑顔で誤り、契約者のおじさんに何度もプラン変更をされてもとても親切に対応し、子供の友達が遊びに来た日は、たくさんクレープを焼いておやつを奮発した
何か、ウキウキすることがあると、人間ってこんなに頑張れるんだ
こんなに、人に優しくなれるんだ!
その間、何度も私は鏡を見た
初めて、シミを目立たなくするコンシーラーを買ったり、ちょっと若者向けのジージャン買ったり、「若返り」とというネーミングのテレビ番組をこっそりチェックして横目で見たりしていた
・・ふと、主人のことを思い出した
ブルーのカラーシャツを買ったり、腹筋をしたり、今流行の歌を練習したり…主人もこんな気持ちだったのだろうか?
バカな夫婦だな・・・
似たもの同士なのかな?
あの時、あんなに苦しんだのに・・
え~い、仕返しよ!
ううん、そんなじゃない!
私たちは、れっきとした仕事の繋がりよ!
あんな、二人と一緒にしないで!
いい勝負だわ、、、
年齢差は勝ったわ!
はぁ、、バカな私・・・
もう考えるのはやめよう
今度、ランチに行ったら、きっとそれっきり
一度くらい食事してもいいじゃない!
楽しもう!
ステキなお誕生日プレゼントだから・・・
・・楽しみはなかなかやって来ない
私はひたすら、家事に仕事に打ち込んだ
「試供品なのよ!」と誰も聞いていないのに言い訳をしてお顔のパックをしたり、
「木曜日」ちゃんと休めるように、いつもより多めにDMを発注して、ひたすら追客の仕事をこなした
あと一週間だ!・・・帰りの電車の中でスケジュール帳を眺めていた
そのときメールが来た
「デートまであと一週間だね!ちゃんと覚えてますか?僕はこの日のために、すごく頑張って仕事をしています。おかげで契約が3件、立て続けに取れました。赤羽っちは僕の勝利の女神かも!」
「私もよ~忘れるわけないじゃないダーリン!」・・・とは、まさか返事できず
「もう来週ですね!実はちょっと楽しみになってきました。私もお仕事頑張っています。お天気がいいといいですね」
「どこか行きたいところがありますか?」
「私は海の近くで生まれたので、海が見えたら嬉しいです」
「了解!最高のプランニング考えます。お任せください!」
『デート』という響きに、とてもドキドキしてしまった・・
私のために『最高のプラン』・・?
帰りの電車の中で、どうしてもニヤけてしまう口元を必死で引き締めながら、頭の中を「帰宅モード」に変換するのに苦労した
神さま、一度だけでいいです
一日中、笑って過ごせる楽しい時間を下さい
どうぞ見守っていて下さい
・・・つづく
…あっ!ある!
この日は、イベントのない週だから、休んでいいよ~と言われていた木曜だ。。。
あの日から、ずっと私の頭の中は「木曜」を中心に回っている
どうしよう・・・
勇気をだして「14日の木曜はいかがですか?」と聞いてみようか。。
どうしよう。。。
食事くらいいいかな?
いや、これは立派な「不倫」だ!
友達同士じゃない!
いや、歳の差が大きすぎる!
遊びなの?
いや、遊ぶならもっと若くてかわいい子と遊べばいい・・
宅建の時にお世話になったから、そのお礼…と言えばいい!
・・まだ、結果も出ていないのに…
ランチくらいいいよね?
何か目的でも…?
いや、それは考えすぎか!
仕事の間も、ずっとそのことばかり考えてしまう
誰にも相談できない・・・
家に帰り、夜、一生懸命にベランダに洗濯物を干していたら、
「どうして、洗濯物、朝のうちに干せないの?夜中に洗濯物がぶら下がっているのって、だらしないじゃないか?」
と主人が言った
ブチッ!
キレた!もう完全にキレた!
黙って携帯を手に持った
「来月なら14日の木曜が休めます。Nさんはいかがですか?」
すぐに返事が来た
「やった~!決まりっ!もう返事が来ないのかと思って、実はずっと仕事が手につかなかったんだ。じゃあ、それまで必死で仕事頑張るよ。ありがとう」
私は、それから毎日淡々と家の掃除をして、淡々と朝から洗濯機を回し、淡々と夕飯作りをこなした
上司に、ミスを指摘されても笑顔で誤り、契約者のおじさんに何度もプラン変更をされてもとても親切に対応し、子供の友達が遊びに来た日は、たくさんクレープを焼いておやつを奮発した
何か、ウキウキすることがあると、人間ってこんなに頑張れるんだ
こんなに、人に優しくなれるんだ!
その間、何度も私は鏡を見た
初めて、シミを目立たなくするコンシーラーを買ったり、ちょっと若者向けのジージャン買ったり、「若返り」とというネーミングのテレビ番組をこっそりチェックして横目で見たりしていた
・・ふと、主人のことを思い出した
ブルーのカラーシャツを買ったり、腹筋をしたり、今流行の歌を練習したり…主人もこんな気持ちだったのだろうか?
バカな夫婦だな・・・
似たもの同士なのかな?
あの時、あんなに苦しんだのに・・
え~い、仕返しよ!
ううん、そんなじゃない!
私たちは、れっきとした仕事の繋がりよ!
あんな、二人と一緒にしないで!
いい勝負だわ、、、
年齢差は勝ったわ!
はぁ、、バカな私・・・
もう考えるのはやめよう
今度、ランチに行ったら、きっとそれっきり
一度くらい食事してもいいじゃない!
楽しもう!
ステキなお誕生日プレゼントだから・・・
・・楽しみはなかなかやって来ない
私はひたすら、家事に仕事に打ち込んだ
「試供品なのよ!」と誰も聞いていないのに言い訳をしてお顔のパックをしたり、
「木曜日」ちゃんと休めるように、いつもより多めにDMを発注して、ひたすら追客の仕事をこなした
あと一週間だ!・・・帰りの電車の中でスケジュール帳を眺めていた
そのときメールが来た
「デートまであと一週間だね!ちゃんと覚えてますか?僕はこの日のために、すごく頑張って仕事をしています。おかげで契約が3件、立て続けに取れました。赤羽っちは僕の勝利の女神かも!」
「私もよ~忘れるわけないじゃないダーリン!」・・・とは、まさか返事できず
「もう来週ですね!実はちょっと楽しみになってきました。私もお仕事頑張っています。お天気がいいといいですね」
「どこか行きたいところがありますか?」
「私は海の近くで生まれたので、海が見えたら嬉しいです」
「了解!最高のプランニング考えます。お任せください!」
『デート』という響きに、とてもドキドキしてしまった・・
私のために『最高のプラン』・・?
帰りの電車の中で、どうしてもニヤけてしまう口元を必死で引き締めながら、頭の中を「帰宅モード」に変換するのに苦労した
神さま、一度だけでいいです
一日中、笑って過ごせる楽しい時間を下さい
どうぞ見守っていて下さい
・・・つづく
はやく続きがよみた~い。
こちらこそ、いつもご愛読ありがとうございます
本当に、彼との距離は微妙で、いつもいいタイミングでメールが来るんですよね。。
決してしつこくなく、押し付けがましくないのですが、ググっときてしまう殺し文句があって、私はずっと、彼の本心が見抜けずでした
なんせ、一度夫に裏切られてますので、なかなか男性なんて信用できないんですよね・・
次回はついに、デートしちゃうかもかもかも???