コンパクトカーの時代がやってきた

New Vitz



【大きくなったボディの功罪】
 New Vitz、視てきました。大きくなったな、というのが第一印象。横幅は5ナンバーのフルサイズ(1,695mm)。フロントに現行セリカの面影を感じます。Nissan NOTE同様、シートアレンジに工夫がありました。大きくなったNew Vitz。先代はエクステリア・インテリアに潔さがありました。New Vitz、見える部分へのコストは感じますが、見えない部分へのコストダウンも伺えました。と云うよりは先代も現行も最初からコストをかけていないのかもしれません。

 試乗の機会がありました(1.0F)。楽しかったのはCVTのAT。DレンジからSレンジにシフトするとエンブレがしっかり効きます。Aピラーの死角を少なくするために窓が設けられていました。シートはからだが接する部分全体が柔らかく、峠道・高速移動・長距離移動では腰に負担がかかるような印象を受けました。シートのつくりを見る限り、街のりではこれで十分というメーカーの割り切りを感じます。

 大きくなったVitz。販売価格を抑えながらも質感を上げなければならないなかで「どこに」コストをかけるか、その難しさを感じさせてくれました。先代VitzユーザーはNew Vitzをどう視ているのでしょう?(画像:『New Vitz』カタログより)
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