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アジのヒラキ アジな日々

切り絵やTシャツをつくっている画工アジの日記

デザフェスへの道2008・アジ切り絵のつくりかた2

2008年05月11日 | 
さて、いよいよ切り絵も終盤です。

その3・見てみる

ちまちま切っていきますと、途中で飽きたりしますわな。
そのたびにこうやってどんだけ切れたかなー、と自分の頑張り具合を確認。
白と黒のバランスも見つつ、場合によっては下絵と絵をちょっぴり変えたりすることも。
最後に外枠を切り取れば切り作業はおしまいです。

その4・糊づけ

さあ!とうとう切り終わりました!やったー!
このままだと細いところが切れたりして危ないので、台紙に貼り付けます。
アジが使っているのはスプレーのりですが、水のりを使ったりしている
作家さんもいるみたい。
スプレーのりは剥がれやすいので、裏からばれんで押さえます。
ばれんて…小学校以外でなかなかお目にかかれないわよね。

今回は単色なのでここでおしまいですが、何色か色を入れるときは
下絵の切り残しを使って色を入れたい部分だけのサイズでカラー紙を切り取り、
裏に水のりやスティックのりで貼り付けます。

その5・完成!

切り絵はねー。
これはタンブラー絵の原稿なので、タンブラーサイズに縮小コピーして、
相方に渡してデータをつくってもらいまーす。
自分で出来ないのがなさけな…うぐ。

ともかく完成!

えー、タンブラーはこのアジともう1種つくる予定。
値段は…1500円くらいかな。
毎年やっているデザフェス限定アジT着てきた人500円引きは
Tシャツのみで、小物は適用外とさせて頂きます、すまん。

デザフェスへの道2008・アジ切り絵のつくりかた

2008年05月10日 | 
いよいよせっぱ詰まってきたよー!
そんな中、今年はTシャツに加えて小物も出しちゃえという無計画。
タンブラーなるものを手に入れたので。

えー、説明しよう。
タンブラーとは最近のOLさんが職場でお茶を入れるときなんぞによう見る、
大きめのコップにフタが付いたような、マイカップ。
飲み口だけ小さくパカッと開くようになってて一見便利と見せかけつつ、
細い飲み口から熱っついコーヒーがビュッと出るので意外と危険。
スタバなんかで売ってるのをよく見かけますな。
アレです、アレ。
説明になっとるのか、これで。

で。
その絵を今つくっている訳なのだ。
ついでにTシャツの型にも使っちゃえという横着も駆使しつつ、
製作過程を見せてゆこうではないかと。

その1・下絵づくり

まずはアジの絵を描いていきます。
今回のモチーフは慣れたアジなのですが初心に帰ろうというわけで、
冷凍庫からアジの開きを取り出して軽くデッサンしてみたりしています。
奥の方にはよく資料として使う画集なんぞが積んであります。


冷凍アジの必要なラインを残しつつ、アジ好みの模様にまみれさせていきます。
使っている道具は鉛筆、シャープペンシル、練りゴム、消しゴム、
たまに筆ペンも使います。
3Bの鉛筆で大まかな絵を描いたのち、シャープペンシルで線を決めていきます。
使っているのはA3コピー用紙。
下描きの上に白い紙を乗せてどんどん線を縁取りながら直していきます。

その2・切るよ

下絵が描き終わったら、もう切ります。
直接下絵を切る紙に描く作家さんもいるようですが、
アジは切る紙の上に下絵を乗せてホチキスまたはマスキングテープで止めます。
デザインカッターを使って細かい所や切ってもペラペラしない所から切り始めます。
刃の角度は30°のヤツを使ってます。

次は~と行きたいところですが、まだここまでしか切ってないねん!
続きはまた明日!

アジタグ

2007年10月13日 | 
調子に乗ってタグまでつくってみました。
がまぐち専用「アジガマ」切り絵までつくって。
搬入はもうとっくにしてなきゃなんないってのに、あー。

でもかなりかっこよくねぇ?
自画自賛。

ポイントは値札側のローマ字表記「Gamaguche」
よゐこの浜口にリスペクト。
なんのこっちゃ。

調子乗りついでに、かなり久しぶりにフリーペーパー
「小アジ通信・がまぐちてん特別号」もつくっちまったい。
だから搬入日はとっくに過ぎてるってぇのに、あー。

ともあれ、来週火曜日より始まります「がまぐちてん」
みなさまのお越しこころよりお待ちしております。

特に在廊日は決まっておりませんので、
遊びにいらっしゃる方は事前に連絡いただければ、
出来るだけ合わせて顔出しますのでよろしくです。

脱線その2

2007年08月10日 | 
奇跡が起きた!

日記書いてアップしようと投稿ボタンぽちっとした途端に
クラッシュした上に解決しようとしたらカタマルもんだから
かなりがっかりして再起動したら、

日記アップできてるじゃないの~

うひょ~
ミラクルゥ~!

画像は仮止めした箱装飾。

切り絵の日々ちょっと脱線

2007年08月10日 | 
えーと、くるくる物語はまだ完成してないんですが。
先に箱の装飾つくってまいました。

うふふ、いーんじゃないのー。
自画自賛。

なんてヒマ、本当はないんだけど。
なにせ搬入は週明けの14日なんですもの。
それまでに切り絵が完成すればいいわけではなくて。

出来上がった切り絵を縮小カラーコピーしぃの、
それを切り取りつなげてまたカラーコピー何枚もしぃの、
さらにまた切り取ってつなげぇの、
余分なはしっこ切りぃの、
箱にセットしぃの、
巻きぃの、
遊べぇーの。

いや、遊べぇーのじゃなくて。

販売用のくるくるもいくつか巻きぃの、
値段つけぇの、
搬入しぃの、
そしてようやく遊べぇーの、と。

あ、その前に値段用の紙も用意しなくちゃ。

カラーコピーもコンビニによって色の出方が違ったり、
トナー切れかけてて色薄かったりするもんだから、
きっとこの暑い中コンビニジプシーしなきゃ
いけないんだろうなぁ。

ああ、やることいっぱい。

切り絵の日々

2007年08月04日 | 
ぐったりです。
プリンじゃなくて、アジが。

連日暑い日々でねー、もうエアコン入れっぱなし。
電気代の請求が恐ろしい今日このごろ。
でももうやめられないとまらない。

なぜなら切り絵をつくっているからさっ。

夏の何がいやって汗かくこと。
これが切り絵というか紙を扱うアジの大敵。
下絵描けば鉛筆がにじむわ、紙は汗吸って伸びるわ。

そんな訳で(どんなだ)切り絵の日々を送っております。
マジメにやるのよ、締め切りが近づけば。

今つくっているのは「くるくる紙芝居展」の原画。

くるくる紙芝居ってのは、普通の紙芝居のように
紙をめくりながら見るのではなく、ロール状の絵を
くるくる巻きながらみる紙芝居。

アジがつくってるのはミニミニくるくるで、
タテ75㎜ヨコ115㎜奥行40㎜ほどの箱(6/28日記参照)に、
50㎜幅のなが~い絵をつくってくるくるするやつ。

もちろんガサツなアジに50㎜幅の切り絵なんて
細かいものがつくれるはずもないので、
B4の紙を半分に切ったモノを原画サイズとして
つくっております。

昨年のくるくるでは怪獣シマゴンが主人公の
子供向きな物語をつくりましたが、今回は違うよ。

んー、なんかエロめで。

最初くるくるに誘われたとき、まつばらあつしさんに
「ジュウハチキンでつくらない?」とか言われ、
とっさに浮かんだのが絢爛豪華な金箔紙芝居などと
ウブなアジでしたが。

というのは軽いウソで。

売られてもいないケンカを買うアジとしては、
そんな紙芝居をやってみるのもいいんじゃないかなーと。
いや、むしろやってみたらんかい、と。
ケンカ買うばいと。

ジュウハチキンとまではいかないけれど、
エロアジです。

貴方に骨ったけ

2007年07月20日 | 
切り絵らしく思いきって白黒のみにしてみた。
今までベースを黒じゃない紙ばかり使ってきたので、
ちょっと新鮮。

今回ポストカード300人展用につくってきた4点の中では、
一番のお気に入りなのだが…
コレを出していいものやら、すごく悩むわー。

なにせ、髑髏モデルは彼だもの。
今まさに大活躍中の,彼なんだものー。
まあ、分からない人には分からないからいいんだけどさ。

どうしたもんかね?
とか言いつつ、今日あたり搬入に行ってきますわ。

サロメ

2007年07月19日 | 
ビアズリーの絵が好きで、いつかはつくってみたいなあと思っていた。

下絵を描いたことは何度かあるんだけど、ビアズリーインパクトが
強すぎてなかなか自分の絵にならなかったのよね。
まあ、この絵が自分のものになってるとは言えないのだけど。

「サロメ」は、キリスト教の新約聖書に登場する女性で
(名前は伝承らしい)、舞踏の報償として好きなものを求めよといわれ、
母ヘロディアの命によって洗礼者ヨハネの斬首を求めた、とされている。
…て今調べたんだけどね。

オスカー・ワイルドの戯曲の方の話が有名なんじゃないかな。
ワイルドでは母親に命じられたのではなく、サロメの歪んだ恋心から
洗礼者ヨハネであるヨカナーンの首を求めたことになっている。
ってこれも今調べたんだけどね。

戯曲は日本語訳になったものを読んだけど、むつかしいのよねぇ。
国や時代がちがうので、意味が読めないところも多いし。

「首を欲しがった」ことを猟奇的として取り上げていいのかもナゾで。
サロメは少女なので阿部定と同じような恋心として
捉えられないと思うし。
解釈によっては処女の少女、というより少年と読むこともあるらしい。
なのに、ビアズリーの作品「お前にくちづけしたよ、ヨカナーン」では
少女には見えない妖艶なサロメになってるし。

でもやっぱりポストカードサイズは小さいよなー。
つくった端からもっと大きいのでつくりたいとか考えてしまったわ。

なんて書きつつ、ポストカード展しめ切りは14日だったような…
まあ、たまごHPにも14日だけどまだ募集中みたいなことが
書かれていたので大丈夫かなー、と。
ゆるゆるっす。

ゆるゆるしながら、まだギリギリまでつくってみようかね。

手鏡とかんざし

2007年07月13日 | 
ポストカード300人展に出すかもしれない、第2弾。

これは最初は浴衣を着ている娘にしようとしてたけど、
手鏡に合わないので西洋の娘に変更。
イメージは東洋に憧れる1900年代の貴族娘ってトコか。

こういう鏡って、子供ん時からすごく憧れていたなぁ。
夏祭りの夜店とかで売ってるのとか欲しかった。
プラスチックでできた、ピンクのちゃちいヤツなんだけど。
ブラシとネックレスとかも入ってるオシャレセット。
ああ、アジも人の子。

そういえば今日、まくらを買ってみたのさ。
今まで使っていた邸反発まくらが反抗期を終えたらしく、
反発してくれなくなってきたので。

近所の布団屋に行っていろいろ物色。

お店のおばちゃんが寄ってきて、お試しになります?
などど言うので奥の布団に横になってお試ししてみる。
仰向けで寝て首の当たり具合なんかをみていたら、
横向きも試してみてとか言うのでおばちゃんに
従い横を向いたら笑われた。

なんで?

え、そこ笑うとこ?

素直に従ったからか?
ちょっと丸まってみたからか?
うっかりパンツでも見えていたのか?

いまだに、ナゾ。

喫煙花嫁 [Smoking Bride]

2007年07月12日 | 
切り絵週間その1てことで。
300人展に出すかもしれない作品です。

本意じゃないウエディングにクサって煙草吸ってんの
かもしれないので[Corpse Bride]でもいいけど、
クサってても花嫁は別に屍じゃないし。
[June Bride]でもいいけど、もう7月だし。
まあ頭にベール付けてて煙草吸っているから
喫煙花嫁ってそのまんまだね。

「smoking bride」はカッコついてていいのだけど、
そのスペルを確認するために辞書引いてんだから
カッコつかないったらありゃしない。
響きは好きなんだけど、スモーキンブライド。

今までの300人展で人の切り絵をつくってなかったけど、
それはポストカードサイズに人って細かすぎるから。

‥アジはガサツなんだよ!

切り絵やってるから神経細かいかっていうと、
悲しいかな、全然そんなことはないのさ。
大ナタでガッサガッサたたっ切るようなガサツさを、
小器用でごまかして生きてきたのさっ。

あちこち間違え切り落としながら、
それでも手が少しずつはなれてきているけどね。

自分の首を自分でシメてる今日このごろ。

ああ~めんどくせぇ~

切り絵週間

2007年07月11日 | 
ようやく重い尻、いいえ腰をあげたアジ。
ポストカード300人展の作品をつくりだした。

今までポストカード展や他の展覧会ではほとんど
販売用のポストカードをつくってこなかったのだが。
まあ、つくると言ってもアナログアジなので、
切り絵の原画を元手にプリントゴッコ製であった。

が。
今年はちょっと人の手を借りて印刷的なことをば、
してみたらんかいと。

そんな訳で、展示用の原画以外にもつくっている。
目標は、できれば、だいたい5点。
うーんあやふや。

そしてポストカードと言えば、表もあれば裏もある。
なもので、裏の切手を貼るところの切り絵も
つくってみた。

のが、画像のやつ。

レトロな雰囲気になってるのは、まあアールヌーボー、
アールデコのデザインが元々好きなことや、
明治大正のマッチデザインを参考にしたというのや、
もろもろあるけれども、それより何より言葉の面白さ。

昔のデザインでままあるのが、横書きの左右逆書き。
まあ昔に限らず車の宣伝「ターャジス」とかね。

で、逆にしてみたら「プンタス」。
いやーん、かわいいー。

それだけ。

その言葉に取り憑かれてレトロでいこうじゃないかと。
表はそうレトロにはなっちゃあいないけれど、
‥何か問題でも?


ああ、ひとつお知らせです。
ポストカード300人展とかぶるように出る予定だった、
Tシャツパラダイス展がどうやら延期になる模様です。
9月初旬になると思われますので、
また近くなったらお知らせしますね。

長いヒト(仮)

2007年06月28日 | 
ポストカード300人展、アジの勝手に宣伝隊に応えて
くださったみなさまありがとうございます。

アジはたまごのおねいさんを知ってるとは言え、
ただの参加者なので、ホント勝手に誘ってるだけなのに
即決なんてみんなフットワーク軽いなぁ。
いやー、すばらしい!
尻軽バンザイ!

あ、ちょっと違う?

まだまだ募集しておりますので、興味のある方は是非。


で、その展覧会の作品をつくろうかと思っていた矢先、
くるくる紙芝居の方のネタが思いついたので
ちょっとつくってみました。

のが画像の「長いヒト(仮)」。

箱も細工をしていないので白いママですが。
この上のツマミをくるくる回すと紙がくるくる進んで
オハナシが始まるのだな。

もちろんネタバレにならないように
見せてあげるのは表紙部分だけだよう。

昨年のシマシマ怪獣シマゴンとは、
まったく違う紙芝居になりそうな予感。

これを切り絵にしていくのが大変なんだけど。
そんなことより、ポストカードのネタ考えなくっちゃ。

チカラワザ

2006年02月19日 | 
ぎゃー!
気が付いたらもう夜が明けて、こんさよ当日じゃないですか!
今回の切り絵は、時間がないのも含めてチカラワザ。
何がチカラワザって、大量のアジの開き切り絵をつくるのに、紙4枚重ねなのだよ。
下絵も含めると5枚重ね。
さすがに1日中切り続けてて、指が痛いわ赤いわ腫れてうまく曲がらないわ。
これをチカラワザと言わずして、何をそう呼ぼう。

で、当日ぎりぎりの宣伝です。

「こんにちは さようなら #19」
2006.02.19.SUN.
OPEN-CLOSE [ 15:00 * 22:00 ]
MusicCharge [ 300.- ]

世田谷区太子堂2-9-26
03(3419)7909
カフェ・mahna mahna(マナマナ)

LIVE [[
mayuluca
クチナシ
]]
EXIVISION [[
buriwo(イラストレーション)
アジのヒラキ(切り絵)
ニワトリ印(雑貨小物)
カトユキ(写真)
9square (ミニチュア)
nagaite(雑貨小物)
aya(写真)
]]
DJ [[
aya
]]

アジは15時~22時までずっといます。
今回のライブは、18時からと20時からです。
みんな、遊びにきてねー。

アジと爬虫類

2006年01月25日 | 
画像は新作の下絵。
どうぶつかるたの下絵も兼ねつつ、描いてみた。
全部見えたら面白くないんで、オーバーパースでね。

で、爬虫類なのである。
アジは別にニシキヘビを首に巻いてよろこぶネエサンではないけれど、割と画題にすることが多い。
最初のグループ展はかえるだったし、昨年のかるたモチーフはトカゲだし、占い展のときにも小悪魔ちゃんと共にコブラがいたし。
アジTにしても、ヘビやトカゲや、まあ爬虫類じゃないけど、ドラゴンとか。
もともとトライバル模様として題材になっているモノ達だから、切り絵として加工しやすいのは確かなんだけど。

気持ち悪いモノは、カッコよくなりやすいのかな。
暗黒系グロテスクに走りすぎると、ちょっとやりすぎで面白くないんだけど。
そういう黒いモノに対して興味があるのは、ある。
うーん、一種のあこがれもある。

でもアジがやりたいのは、黒いモノじゃあない。
どちらかというと、それをグロにせずに綺麗に見せられたらな、と思ってる。
エミール・ガレのガラスにはりついたカゲロウとか、江戸時代の浴衣模様に使われたという蜘蛛だの蠅だの。
グロテスクなものを、グロテスクにしないカッコよさをつくり出したいんだな。

さて、大口叩いてますがどうなることやら。



久しぶりの

2005年11月23日 | 
ドローイング。
ぎょっとする程にヘタになっている。

描くのに時間がかかりすぎた。
切り絵のためのイラストばかり描いていて、
物を写すのがヘタになっのか。
いい線が選べなくなっているのが痛い。
切り絵のための絵は、そもそも線を選んでつくるもののはずなのに。
なんで実物を目にした途端に線が選べないんだ。

うーん、もっともっと描かなくては。

指が冷たい。
寒くなったなあ。
夏には汗で紙がのびて、切り絵に向かない季節だと思っていたが。
冬は冬で、手が凍えて絵を描くのに向いていない。
早くストーブ出そう。