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音楽を聴く人→Ω

ボーダレスな音楽紹介系ブログ。
1日1曲「邦楽」「洋楽」「アニソン」「その他」を順々に。

このブログについて

はじめまして名無しです。
長年雑多に聴いてきた音楽ジャンルの「幅」をベースに、あれこれ紹介します。「その曲好きならこの曲はどう?」的オススメコメント随時歓迎。

【邦楽】:日本産・ボーカル有り。【洋楽】:外国産・ボーカル有り。【アニソン】:アニメ・ゲーム・特撮・ドラマCDなど。【その他】:インスト・および前述範疇外。

026. Hoobastank 「Moving Forward」 (2006)

2014-09-19 23:10:55 | 洋楽
音楽の力を借りることは、決して恥ずかしいことじゃない。


Hoobastank 「Moving Forward」 (2006)
 3rd Album 『Every Man For Himself』 Track.3 【歌詞】



寧ろ意欲向上のためにこそ音楽を。そんなわけで今回はボーカルのダグラス・ロブが日系アメリカ人ということでちょっと話題になった、米国のロックバンド・Hoobastank(フーバスタンク)でございます。スネアの利いた力強いサウンドが持ち味の彼らですが、この「Moving Forward」は控えめな演奏で中盤ギリギリまで溜め込んだ力が、終盤一気に開放されること最高のカタルシスを得られる、ロッカバラードの良曲です。このようなタイプの曲だと無駄に壮大なスケールを出しすぎて、6分弱になることも珍しくありませんが、そこを4分半でまとめているところにも好感が持てます。

サビで繰り返されるメッセージ「At least I'm moving forward」は英語力の無い自分のような輩の心にも自然と入ってきて、人生に思い悩む背中をちょっとだけ押してくれるのです。

022. Marilyn Manson 「The Nobodies [Acoustic Version]」 (2000)

2014-09-15 23:04:43 | 洋楽
外国語の歌詞は正直よくわかりませんが、伝わる感情はあります。


Marilyn Manson 「The Nobodies [Acoustic Version]」 (2000)
 4th Album 『Holy Wood : In the Shadow of the Valley of Death』 Track.20 【歌詞】



日本生まれの日本育ち、高校時代は英語の成績で留年しかけたレベルで英語が苦手な自分です。洋楽聴くけど歌詞は右から左へ抜けている場合がほとんど。とはいえ、歌っているのは同じ人間ですから、喜怒哀楽なんかは割とダイレクトに伝わってくるわけで。この曲を初めて耳にしたとき、「怒」と「哀」の咆哮が渦を巻きながら迫ってくるのを確かに感じました。飢餓感と嫌悪感(他者と自己)の鬩ぎ合い。オリジナル版も良いのですが、個人的にはこちらのアコギ版の方がより圧倒されます。歌声という凶器を最大限にまで活かした音源に、黙祷。


Marilyn Manson 「The Nobodies」 (OFFICIAL MUSIC VIDEO)



018. Fever Ray 「If I Had a Heart」 (2009)

2014-09-11 23:40:36 | 洋楽
ホラー映画は嫌いですが、ホラーっぽい曲は好きです。

Fever Ray 「If I Had a Heart」 (2009)
作詞・作曲:Karin Dreijer Andersson / 1st Album 『Fever Ray』 Track.1 【歌詞】



「音楽が聴きたい気分」にもあれこれあるかと思いますが、「何も考えずに全身脱力して床に寝転がっていたい気分」の時に聴きたい音楽ジャンルというと、個人的にはダークエレクトロ一択です。スウェーデンの兄妹デュオ・The Knifeの妹の方・カリンによるソロプロジェクトFever Rayなんかはもう最適。アルバムの冒頭を飾るこの曲は「序幕」ということもあってか、ややエレクトロ色を抑えた「予兆」を強く感じさせるナンバーとなっています。無機質とはまた違う肌寒さがあって、混乱した頭を冷ますにはちょうど良いんですよね。月一回はそういう気分になります。多いか少ないかの判断は他者にゆだねます。

まんまゴシックホラー映画といったPV映像は怖いので観れませんが。いやマジ怖い。

014. MC Miker G & DJ Sven 「Holiday Rap」 (1986)

2014-09-07 00:21:17 | 洋楽
MC Miker G & DJ Sven 「Holiday Rap」 (1986)



ハードコア系も聴かないわけではありませんが、どちらかといえば底抜けに明るい系の方が好きかも。

古めのHIPHOPをチェックしている中で偶々見つけた曲ですが、なんかもう、ラップの愉しさが隅から隅まで満載といった感じで、年中聴いててもまったく飽きません。小さい方と大きい方が緩急つけながら和気藹々。サビで急に4STEP踏み始める(しかもあまり上手くない)など時代を感じさせるところもありつつ、後半のシンセドラム?をフックに絡ませるなど音楽的な遊び心も十分。トラックのみ音源も欲しいなー。

ちなみにLIVE映像で観ると大きい方の人がほとんど別人です。PV撮影のビフォアアフターで何があったのか気になります。



010. Gary Moore 「Over the Hills and Far Away ~望郷の果て」 (1987)

2014-09-03 01:02:44 | 洋楽
Gary Moore 「Over the Hills and Far Away ~望郷の果て」 (1987)
 8th Album 『WILD FRONTIER』 Track.1 【歌詞】



正直に言うと、当時はあまり洋楽を聴いておらず、この曲の存在も知りませんでした。J-POP大好きっ子だったし。今もだけど。

知ったのは2005年、フィンランドのゴシックメタルバンド・Nightwithのベスト盤から。これが本当に素晴らしい。

Nightwith 「Over the Hills and Far Away」 (2001)
 1st Mini Album 『Over the Hills and Far Away』 Track.1
 2nd Compilation Album 『Bestwishes』 Track.16



「ハードロックとアイルランド伝統音楽の融合」という魅力に加え、歌姫ターヤ・トゥルネンの響きあるオペラ式の歌唱が、このジャンルにほとんど触れたことがなかった自分にとっては本当に衝撃的でした。大サビとかマジ鳥肌もの。Nightwith自体は基本メタルですから、ベスト盤の中にひとつだけあったハードロック調のこの曲が余計に印象に残った、ということもあるでしょう(もちろんメタル曲も素晴らしいですが)。

しばらくしてからカバー曲ということに気づき、さらに数年してようやくムーアの原曲を拝聴。アレ、なんだろうこの感覚。ターヤの歌声に惚れてたはずなのに、ムーアの雄々しい歌声も悪くない…というか凄く良い…。イントロの地響きのようなドラムは、恰も祖先の英霊たちに呼びかけているかのよう。バイオリンとギター、それぞれのソロはどちらも最高のメロディ&音色。Nightwith版がバンド自体の幻想的イメージを纏っているのに対し、ムーア版はより原始的な、ケルトの遺伝子に訴えかける曲となっていました。

結論、甲乙つけがたし。どちらも最高という話なのでどちらも聴いたら良いと思います。