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音楽を聴く人→Ω

ボーダレスな音楽紹介系ブログ。
1日1曲「邦楽」「洋楽」「アニソン」「その他」を順々に。

このブログについて

はじめまして名無しです。
長年雑多に聴いてきた音楽ジャンルの「幅」をベースに、あれこれ紹介します。「その曲好きならこの曲はどう?」的オススメコメント随時歓迎。

【邦楽】:日本産・ボーカル有り。【洋楽】:外国産・ボーカル有り。【アニソン】:アニメ・ゲーム・特撮・ドラマCDなど。【その他】:インスト・および前述範疇外。

046. UNKLE feat. Joel Cadbury 「Leap Of Faith」 (2005)

2014-10-14 23:56:20 | 洋楽
映画のサントラ盤って結構掘り出し物がありますよね。


UNKLE feat. Joel Cadbury 「Leap Of Faith」 (2005)
 Sound Track Album 『Goal! Music From The Motion Picture』 Track.3



Oasis目当てで買ったサッカー映画『Goal!』のサントラで、一番気に入ったのがこの曲でした。このロックはシンプルにカッコいい。内に秘めた膨大な熱量を、しかし決して外には漏らさず冷静にコントロールする様は、人生の酸いも甘いも噛み分けた、真の大人の背中にだけ宿る魂みたいなものを感じます。自分が単に英国音楽好きってのもありますが、こういうものからもカタルシスって得られるんですよね。このサントラは他にもDirty Vegas「Human Love」やKasabian「Club Foot」、そして他でもないOasisの「Who Put The Weight Of The World On My Shoulders?」「Cast No Shadow (Unkle Beachhead Mix)」と貴重な音源が収録されているので、英国好き、サッカー好きは欠かさずチェックする事。映画も案外悪くないです。

で、こんな良い曲をサントラに提供しちゃうUNKLEってのはきっと凄いロッカーに違いないと思って彼是調べたら、心臓の弱い方お断りの「Rabbit in Your Headlights」だったり、気がついたら胸に謎の電光パネルがついていて数値がどんどん減っていく「Burn My Shadow」だったりと、違う方向にカタルシスのある曲ばかり引っかかりましたが、まあ、それはそれで良い。



042. Dschinghis Khan 「Hadschi Halef Omar (ハッチ大作戦)」 (1979)

2014-10-10 23:14:25 | 洋楽
Dschinghis Khan 「Hadschi Halef Omar (ハッチ大作戦)」 (1979)
 作詞:MEINUNGER BERND、作曲:SIEGEL JUN RALPH / 【歌詞】



「ジンギスカン」「めざせモスクワ」に比べると一段知名度が落ちますが、個人的にはこれこそジンギスカンの最高傑作と思っております。軽快なリズムと派手なオーケストラヒット、「♪ピキポー」という耳に残るシンセ音、妙に親しみが持てる年代物のダンス。そして時代を経ても絶対に錆びつくことのない、男性4名+女性2名の多彩なコーラスワーク。これがジンギスカン最大の武器です。今の音楽で上下の声幅をこれだけ広く使ったものってほとんどないでしょう。組み合わせ方もまた巧みで、特に男性陣の低音パートの使い所が上手すぎる。見た目的にもカッコいいわけじゃないけど一度見たら目が離せない。こんなの愉快な気分になるに決まっています。

日本のメジャー音楽シーンで男女混声というとAAAくらい? 今の時代こそこういう立体交差的コーラスグループが出てきて欲しいですね。

038. Owl City 「Fireflies」 (2009)

2014-10-06 23:50:05 | 洋楽
Owl City 「Fireflies」 (2009)
 1st Album 『Ocean Eyes』 Track.9 【歌詞】



なんかだかもう、とにかくキラキラした曲。シンセ音をふんだんに使ってピコピコしているのは勿論ですが、それ以上にエフェクトがかったボーカルと流麗なメロディラインが美しい。Bメロの低音を加えたハーモニーからサビへと膨らんでいく様が耳福すぎます。それでいて曲全体からは綿毛布のような優しさが感じられる点もポイント。毛布に包まれながら誰にも邪魔されずに見る「子供の夢」がこの曲のコンセプトではないか、と勝手に思う次第です。


034. Oasis 「Underneath The Sky」 (1996)

2014-10-02 23:15:55 | 洋楽
全てのブリットポップに敬意を払って。


Oasis 「Underneath The Sky」 (1996)
 作詞・作曲:GALLAGHER NOEL THOMAS / B side Best Album 『The Masterplan』 Track.2 【歌詞】



Oasis大好きです。Blurも好きな蝙蝠野郎ですが。どっちも良いよね。解散直前の2009年来日公演を生で観れたのは本当に僥倖でした。1stと2ndの時期の曲はどれも素晴らしいのですが、偏愛している曲となるとシングル『Don't Look Back in Anger』に収録されたこれになります。良い意味で力の抜けたロックンロールで、跳ねたドラムと浮遊感のあるギターが最高に心地好い。変に壮大でなく、リアムの自然体なボーカルがまた良く馴染んでいて、当人たちが心から演奏を楽しんでいる感じが一番伝わってくる曲だと思います。

再結成は……して欲しいような、そうでもないような。ギャラガー兄弟それぞれの活動(Beady EyeとNoel Gallagher's High Flying Birds)も案外嫌いじゃないので、できればそちらでこれ級に気に入る曲を書いて欲しいところ。

030. Enya 「Pax Deorum」 (1995)

2014-09-28 23:04:24 | 洋楽
好きなアーティストであればあるほど、良い意味で期待を裏切って欲しい。


Enya 「Pax Deorum」 (1995)
 作詞:Roma Ryan 作曲:Enya / 3rd Album 『The Memory of Trees』 Track.3 【歌詞】



多重録音の女神様・Enyaといえばヒーリング、癒し系音楽のイメージが世界的に根づいています。勿論そちら系の曲も大好きで、特に身体の内側からエネルギーが湧いてくる「Storms in Africa」を偏愛してやまないんですが、彼女が創造する世界観は、というかケルト民族の音楽はもっと多面的で極めて奥深いものです。そうした一面を顕著に表わしているのがこの曲。深淵から響く不調和の旋律は、リスナーの精神を大きくゆっくりと、しかし一定のリズムで揺さぶります。どちらも背景にあるのは人間には決して抗うことのできない自然の摂理。癒しと畏れは表裏一体、音楽を通してその一端でも垣間見ることが出来たらこれ以上の喜びはありません。