goo blog サービス終了のお知らせ 

音楽を聴く人→Ω

ボーダレスな音楽紹介系ブログ。
1日1曲「邦楽」「洋楽」「アニソン」「その他」を順々に。

このブログについて

はじめまして名無しです。
長年雑多に聴いてきた音楽ジャンルの「幅」をベースに、あれこれ紹介します。「その曲好きならこの曲はどう?」的オススメコメント随時歓迎。

【邦楽】:日本産・ボーカル有り。【洋楽】:外国産・ボーカル有り。【アニソン】:アニメ・ゲーム・特撮・ドラマCDなど。【その他】:インスト・および前述範疇外。

045. サカナクション 「ネイティブダンサー」 (2010)

2014-10-13 23:51:28 | 邦楽
サカナクション 「ネイティブダンサー」 (2010)
 作詞:山口一郎、作曲:山口一郎 / 3rd Album 『シンシロ』 Track.4



アーティストを追っていると、稀に「こ、こいつ化けたなっ!」と思う事があります。自分にとってサカナクションは正にそういう存在で、最初にiTunesMusicStoreで試し聴きした「三日月サンセット」から「サンプル」「ワード」「ナイトフィッシングイズグッド」と来て、どれも路線違っていて面白いけど、「ワード」系はちょっと珍しいしこれを突き詰めていったらどうなるものか…と思っていたら、直後がその完成型と言える「ネイティブダンサー
」でホント衝撃を受けました。

控えめなピアノから少し鼻にかかった山口一郎の淡々としたボーカルと、ストリングスによる空間の演出。サビに入った瞬間の覚醒具合と、ループトラックを意識した独特なメロディライン。同じ歌メロなのに1番とはまったく違う側面を見せる2番以降の曲展開。光るシューズが縦横無尽のステップで魅せるPVは最高の一言に尽きます。これらが混然一体となった世界観は間違いなく「三日月サンセット」と「ワード」の延長線上にあるものですが、デビュー当時からここに至るまで(言っても3年ほどですが)の進化を予測できた人は、素人玄人問わずまずいないと思われます。(いたとしても)唯一、山口一郎当人だけでしょう。

同路線での別進化で「ホーリーダンス」という名曲もありますが、こちらはPVが作られていなくて残念。LIVEだと複数の電球を使ったパフォーマンスが幻想的に素晴らしいので、そちらも必見・必聴です。


041. 筋肉少女帯  「星の夜のボート」 (1989)

2014-10-09 23:55:49 | 邦楽
筋肉少女帯  「星の夜のボート」 (1989)
 作詞:大槻ケンヂ、作曲:内田雄一郎、編曲:筋肉少女帯 / 3rd Album 『猫のテブクロ』 Track.4

※動画はLIVEで「日本印度化計画」~「星の夜のボート」~「キノコパワー」、「星の夜のボート」は03:20辺りから


中学の頃に聴いていたアーティストがその後の音楽趣味の基礎になる、という説を今考えました。自分はその頃、方向性別に3つのアーティストを信仰していて、まず001で紹介したTM Network、80年代の関西メタルバンド・EARTHSHAKER(いずれ紹介します)、そして最後が今回紹介する筋肉少女帯です。筋少を通じて「歌は上手下手で聴くものじゃない、個性で聴くものだ」と学びました。あと小室先生も。

筋少というとどうしてもコミカルなイメージがあって上記動画も前後の「日本印度化計画」「キノコパワー」とか面白要素満載ですが、太宰治、江戸川乱歩、寺山修司といったアングラの巨匠達に影響を受けた大槻ケンジの世界観はかなり薄暗いもので、しかし強烈に人を惹きつける。だからこそ彼の下には日本屈指の演奏技術を誇るバンドメンバーが集ったわけです。一方で大槻の隣りには、中学時代からずっと一人の男~内田雄一郎がいて、彼のベースと作曲能力の高さもまた筋少を唯一無二の存在へと押し上げた大きな要因であると思います。

衝動に任せた激しい曲も素敵この上ありませんが、この「黄金の22期」メンバーで最初の制作したアルバムの白眉といえば、大槻の退廃的世界観、内田作曲の独特なリズムを活かしたメロディを、新編成が隙なく編み上げたミディアムロックのこれを推挙します。長く書きすぎたのでこれくらいで、筋少の面白側面しか知らない人にはイントロだけでもいいから一度触れていただきたいです。

037. ASIAN KUNG-FU GENERATION 「無限グライダー」 (2003)

2014-10-05 23:48:38 | 邦楽
ASIAN KUNG-FU GENERATION 「無限グライダー」 (2003)
 作詞・作曲:後藤正文 / 1st Full Album 『君繋ファイブエム』 Track.6



アラフォーのおっさんが未だに「ロキノン系」と呼ばれる若い層向けのバンドを聴き続けていられるのは、間違いなくアジカンのおかげ。日本語ロックが歌謡曲と混じり合ってきて、境目が曖昧になっていた00年代初期、NUMBER GIRLの影響を諸に受けながらもよりポップで、かつ内向的な独自路線を切り開こうとしていた時分の傑作です。他の同アルバム収録曲全般に言える事ですが、青臭さと淡泊さのバランスがとにかく最高。特にこの「無限グライダー」(特にドラム好きにオススメしたい。間奏のギター、アウトロの上昇していく感じがまた堪らない)やアジカンファンにとってのアンセムである「君という花」といった安易なハイトーンに頼らないカッチリした曲作りは、案外80年代回帰的な印象もあります。

現在までに7枚出ているスタジオフルアルバム、そのどれにも必ずこのようなキラーナンバーがあるのでファンを辞めらません。また彼らは邦楽洋楽ごちゃまぜの「NANO-MUGEN FES」を主催しており、そこからも素晴らしいアーティストを多数知ることができました。幅広い音楽的啓蒙、今後も続けてくださいお願いします。

033. Sweet Vacation 「The Goonies 'r' Good Enough」 (2007)

2014-10-01 23:32:04 | 邦楽
オリジナルにはオリジナル、カバーにはカバーの良さがあったらいいのに。


Sweet Vacation 「The Goonies 'r' Good Enough」 (2007)
 ※CYNDI LAUPERのカバー / 1st Album 『Do the Vacation!!』 Track.2



「オリジナルを超えるカバーなんて存在しない!!」みたいな言論もありますが、リスナー側のインプリティングやファン贔屓無しで考えるなら、オリジナルの良さを残しつつカバーするアーティストの良さもキッチリ上乗せした「本当の意味でのカバー曲」は案外良い物が多いです。この映画『THE GOONIES』(1985年)のテーマ曲も、テクノポップ的素敵アレンジによってとてもキュートに生まれ変わりました。あの印象的なシンセリフがテクノと愛称良すぎ。原曲のシンディ・ローパーの歌声は無論素晴らしいのですが、80年代アメリカという時代のせいかちょっとファンキーすぎて、現代日本の子供たちにはこれくらいの可愛いさが丁度良いように思います。映画もこの曲に合わせてリメイクしてくんないかなぁ。


Cyndi Lauper 「The Goonies 'r' Good Enough」 (1985)
 作詞・作曲:Cyndi Lauper/Stephen Broughto 【歌詞】



029. トルネード竜巻 「言葉のすきま」 (2005)

2014-09-27 23:59:12 | 邦楽
口にのせる言葉は慎重に選びたいものです。(※更新ミスってたので修正しました)


トルネード竜巻 「言葉のすきま」 (2005)
 作詞・作曲:曽我淳一 / 2nd Album 『ふれるときこえ』 Track.2 



ボーカルものを聴く比率を男女で分けると大体8:2くらいで男性ボーカルが多いです。単なる好みなので深い意味はありませんが、偶に女性ボーカルで気に入った曲があると妙に偏愛してしまいます。この「言葉のすきま」もそう。小気味良いテンポと美しいメロディ、厚みと透明感が同居した名嘉真祈子のボーカル、優しさに満ちた歌詞。こんなに綺麗な楽曲なのにギターは終始ディストーション掻き鳴らしで、しかし全体は見事に調和。単にリズムが一定であることが功を奏している印象ですが、試しにギターパートだけ意識して聴いてみると結構面白いです。