今回のヤップのショップ、ナイトロックスのタンクがありました。
緑色の方がナイトロックス、
白いのは普通の圧縮空気です。
日本ではあまり見かけないですが、
ヨーロッパやアメリカから来た人は、
ナイトロックスを使ってる人が多かったです。
串本でお世話になってるショップにもあって、
帰る前の1本とかにナイトロックスで潜ると疲れないです。
今回はふつーのエアーで潜りました。
ガイドさんはナイトロックスなので、
ブリーフィングでダイブタイムは60分?って聞いてくる。
いつもそれくらい潜ってるのでokと言いつつ・・・
何にも出てないときはガイドさんの少し上の方へ・・・
4日間で13本潜って、deco出したわけでもないのですが、
潜ってた時間が毎回長かったのもあって、
窒素がたまってる感じがしました。
今まで続けて潜ってもあんまりそんな風に感じたことなかったのですが・・・
何日か続けて潜るときは、ナイトロックスもいいかなあ~
この子は14フィートのメスのマンタ。
名前はバレリーナ。
胸の模様がV字になってて覚えやすそうなのと、
結構大きいマンタなので、
ガイドさんは、すぐにバレリーナだってわかったみたいです。
オスとメスは尾の付け根の形でわかります。
Ninjaと比べると、お腹の色とかエラの辺りとかも
何となくメスっぽい感じがするのは気のせいでしょうか・・・
ヤップダイバーズではマンタに名前を付けてました。
今までに見たマンタがずらーっと張り出してあって、
それぞれ、名前、お腹の模様の写真、大きさ、オスメスが書いてあります。
これ以外にもまだファイルが何枚も置いてありました。
マンタの写真を撮った後は、カメラのモニタとボードのにらめっこ~
見ていて気がついたのですが、
たまに日本人の名前があったり、
オスのマンタに女性の名前??!とか、
もしかして見つけた人が命名してるんじゃないかと・・・
早速ガイドさんに聞いたら、
新しいマンタを見つけて写真を出せば名前つけていいとのこと・・
そして、とうとう4日目にNewマンタ登場??
ガイドさん達もかわりばんこに確認・・
なんと、名前をつけていいことになりました。
写真のこの子はオスで、
やんちゃ坊主っぽく元気に泳ぎ回っていたので、
元気いい名前で、きっと日本人がつけたんだってわかる名前がいいなあ・・と、
さんざん迷ってつけた名前は、Ninja(忍者)になりました。
ガイドさん達も、Ninjaと聞いて大爆笑。
みんなにかわいがってもらえるといいなあ・・・
何となく、この子に会いにもう一回行かないと・・・
なんて、いい口実ができてしまいました~
ヤップに行くって言ったら、
?どこ?って聞かれることが多かったけど、
ストーンマネー(石のお金)がある島っていうと、
ああっ~! 何か聞いたことあるっていう人が多かったです。
自分もちょっと興味があって、今でも使ってるのかなとか・・・
最終日は翌朝4:00のフライトなので、潜っても早朝1本。
ということで、潜るのはやめてストーンマネーを見に行くことにしました。
島の真ん中に鋪装したセンターラインのある道があって、
そこから横道にそれると、こんな感じ。
プチジャングルです。
道路脇には、タロイモとかバナナが植えてあります。
一見自然に生えてる感じですが、その土地の所有者の畑とのこと。
ちなみに右手の地面から葉っぱがでてるのがタロイモ。
ストーンマネーは、昔パラオから切り出して、船で運んできたそうです。
大きい石をどうやって運んできたかとか、どんなに大変だったかが、
その石の価値を決めるそうで、
代々、その家の財産として、語り継がれ、今も使われてます。
といっても、直接何ドルっていうものではなく、
土地を交換するとき
(現地のガイドさんは売買ではなく交換といってました。
何となく雰囲気伝わるでしょうか)、
結婚してお嫁さんをもらうとき、
謝るとき・・・とかに使うそうです。
ストーンバンク(銀行)には、石がずらっと並んでました。
大きいのは3mくらいありそうです。
集落の間には、ストーンパス(石の小道)があちこちにありました。
少し歩いてみました。
ツアーガイドさんが先に車を回しておくので歩いていっていいよと言われ、
小雨降る中、両側はプチジャングルだし、二人だったし、
腰みのつけて歩いてた島の人の昔の様子を想像するには雰囲気満点でした。
途中から、分かれ道はあるし、何か出そうな感じもしてだんだん不安になりましたが・・・
しばらく行くと海辺の道路にでて、一安心。
ヤップには観光客が入れない集落や島もあって、
まだまだ自然や素朴な生活が残ってる島でした。
ホテルにもストーンマネーがあちこちに置いてありました。
船上レストランのデッキにも
黒い石かと思ってましたが、
長年の歴史の色だったんですね。
ヤップダイビング1日目と4日目のサンセットダイブで
レインボウリーフにニシキテグリを見に行きました。
5mくらいの浅瀬の枝サンゴの隙間に、マンジュウイシモチがいっぱいです。
ニシキテグリを探すこと1分くらい、
いました、ちょろちょろ動き回るきれいな魚。
よく見るとあちこちにいます。
1mくらいの枝サンゴの中に数匹はいる感じです。
メスは小さい方、オスが大きい方です。
メスはあまり広い範囲を移動してない感じで、
オスは数mの範囲を動き回っていて、
いろんなメスのそばに行っては気を引こうと背びれをビュンビュン立ててました。
だんだん日が落ちて暗くなり始めた頃、
メス2匹の周りで背びれを立て、猛アタックな感じです。
そして2匹が寄り添い、浮上・・・
ビデオは旦那が撮った産卵シーンです。
ビデオの1回目は産卵まではできず失敗の様子。
2回目のは、産卵後の白っぽい卵が見えてます。
卵は、そばで待機してたマンジュウイシモチに少し食べられてしまいました。
このマンジュウイシモチは、求愛行動中からずっとそばにいて卵を狙ってました。
頭いいですよね~
魚に三角関係は無いかもしれないですが・・・
ビデオの2回目の浮上の時、
下の方にもう一匹のメスが写ってるのですが、
オスはこの2匹に求愛していて、
かわりばんこに求愛→浮上を繰り返してました。
一匹が浮上中は、もう一匹のメスも一緒に浮上したそうに見えませんか。
この後、1mくらい離れたサンゴにいる別のメスのところにも行って求愛→浮上して、
また別のメスのところに行って求愛して、
最初のメスのところに戻って再度求愛・・・
最初は超感動したのですが、
途中からあまりの落ち着きなさとせっそうなさに笑えてきて・・・
何ともいえない楽しい1時間でした。
ニシキテグリをこんなにじっくり見たのは初めてでした。
体の色がすごくきれいです。
特にオスが背びれを立てた時は、他のヒレも全開でひときわ鮮やか・・・
目に焼き付けて来ましたが・・・
マクロ持参でもう一度行きたいです。