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合気道とは⑧ 基本は"戦わずして勝つのが最善"でもそれには@@がある

2020年04月17日 | 合気道
合気道とは⑧ ~戦わずして勝つ~

戦わずして勝つ
時代に関係なくインパクトのある言葉で
たくさんの
武術関係外からも
経営者の哲学として理解されたり
人間関係の戦術として使われたり、ですが

それに似た言葉として
合気道道場へ入門したてのころ
よく先生は、「争そわざるの理」と稽古場で
いわれていたのを思い出します。

戦わずして勝つというのと
争そわざる理というのとは
違いますのでちょっと説明しておきます。

戦わずして勝つー
目的・・・当方は当然として、相手側の損耗もなく当方のみ丸儲けとする。
難易度・・非常に(難)
     (理由は、早くからの準備に時間がかかる、または個人や集団の能力が飛びぬけて高くないと失敗必然。)

     これは敵(自分の対している先)を知って準備する。ということです。

また、争そわざる理ー
目的・・・相手と自分とのムスビをつくるための絶対条件(として理解しておく)。
難易度・・中の上(難)程度
 (理由・個人の問題だから。構えの本質(武術コンセプト)を理解していないとムスビは薄い、よって作用もない。)

武術/武道の口伝は
だれの教えもなく理解することはまず不可能だといえます。
なぜかというと、
それには客観的な体験性に欠けているからです。
カンタンにいうと
「きちんとした先生と生徒の間に武術として身体(感覚)をつかった体験なくして、口伝は活かせない」
ということです。
これでも多分初心者の方にはピンとこないと思いますが
そういう方は、合気道を知る上でも
マンツーマン体験に来てもらえば分かると思います。
申込みは公式ウェブサイトよりお申込み頂ければ結構です。
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合気道鴻心館

堺市各区で合気道を指導しています日本合気道鴻心館です。 桃山台道場、家原寺道場、深井北町道場、鳳南道場、一休鳳道場、多治速比売神社に道場あり...

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戦わずして勝つ""を合気道の戦術(考え方)として
戦わずして勝ち。戦わずして負けず。には
戦うか戦わないかの前に絶対に持っておかないと
ダメな意識があります。
「逃げない」という意識です。
これは絶対にです。

あと一つ、持っていないとダメなスキルがあり
それは、身体操作として練習してきた「技」です。
一教であったり
四方投げであり、天地投げなどの呼吸投げ
つまり実体技です。

ここで実体技と書いたのは、
コケ脅し(氣の操作はりっぱだけれども、技をもっていない、つまり中身のないこと)に
なっちゃうとまずいからです。

という事で、
技はしっかり持っておくことは大事です。(初心者にむけて言っています)
だから
道場で汗を流しての稽古があります。
関節技や投げ技、受け技、受け身を練習しています。

そのいつでも使える"技"があるという前提で
戦わないという選択をしているわけです。 
戦ったら、お互いどうなるか「わかるよね」と
相手に向けていっている、伝えているわけです。
伝え方は
それは言葉でも目でも、態度でも姿勢でも・あります。

それでも向かってくれば
居合であれば躊躇なく斬るだけです。
合気道なら投げるだけです。
空手であれば突き技を出します。


基本型🎐7月 日本合気道鴻心館


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