◆【書評】『中国の「核」が世界を制す』伊藤 貫著
深刻な脅威に目を向けさせる
このところ厭(えん)中感情が高まっている。それでも、日本はいまだに中国の驚異的な経済発展に幻惑されるあまり、中国が日本に突きつけている本当の深刻な脅威に目を向けようとしない。本書はまさに覚醒の書である。
著者は中国の国家目標はアジアの最強覇権国となり、漢民族が19世紀初めに支配していた中華勢力圏を復活すること . . . 本文を読む
麻生外相の WSJ への投稿が話題になっているようだが…。
Japan Welcomes China's Democratic Future
…中国の歴史は極端に振れます。1842年、清がアヘン戦争に負け西洋の威圧的に力に屈服したとき、振り子は片方の端に振れました。1949年、毛沢東が大躍進と文化大革命を先導したことで、本土はもう片方の端に振れました――両者とも現在は誤った政策とみなされています。 . . . 本文を読む