透明人間たちのひとりごと

アリとセミの物語 <5>

 「唯一、ボク を昔かたぎの人間 にする日」 だとして、
昨年(2010年)の冬至(12月22日)に、南瓜(かぼちゃ)を
食べて柚子(ゆず)湯につかったと言う。

 自称、草食系男子をのたまう 5号exclamation2

 「よもや、忘れてはいまいなぁ~」

 1年前の1月7日、つまり、昨年の今日 七草の日 に、

 七草粥 に舌鼓を打ったことを … …
 
 はいかんよ 

 『人の日なのだ(七草粥)』 というタイトルで、【春の七草】
や 【人日の節句】 などについて詳しく記事にしてるやん!

 せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、
すずしろ …
 これぞ七草だったよね。 草食系 5号 くん。

exclamation http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/134.html(参照)

 ところで、

 5号 と同じく キリギリス も草食系の昆虫だろうから
「アリとキリギリス(セミ)」 の物語の中では、草の枯れた
冬に空腹に耐えかねて アリ のところに物乞いに出かけた
のだとばかりに思っていました。

 ところが、その姿かたちがバッタに似ていることや草むらに
棲んでいることなどから キリギリス草食 なのかと
思えば、そうとも限らないようなのです。

 キリギリスの仲間には、クサキリ、ササキリ、クツワムシ、
ヒメギス、ハヤシノウマオイなど …、たくさんの種類がいて、
それぞれに鳴き声が違いますし、生態(食性)も異なります。

 クサキリやササキリ、クツワムシなどは、植物(草)ばかりを
食べますが、キリギリスやヒメギス、ハヤシノウマオイなどは
他の昆虫を襲って捕食するのだそうですよ。

 鳴き声も …、

 「チョンギース、チョンギース」 がキリギリスなのに対して、
「ガチャガチャ」 と鳴くのがクツワムシで、ハヤシノウマオイ
は 「スイーッチョ、スイーッチョ」 とメロディーを奏でます。

 他の昆虫を襲うなんて、のどかな鳴き声からはどうしても
想像ができませんよね。

 でも、このことは 重大 です。

 キリギリス が冬に草が枯れて食物がなくなり、越冬が
できなくなる昆虫ではないという可能性 を秘めていること
になるからです。

 『アリとセミの物語 <2>』 で、次の3つの疑問を
イソップ に対して提示しました。

 1 アリの勤勉さは、常に肯定されるべきものなのか
 2 夏に歌い冬に踊る生き方は否定されるものなのか
 3 セミ(キリギリス)が冬を生きることは不可能なのか

exclamation http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/211.html(参照)

 この内の 3 で少なくともキリギリスにおいては冬を生きる
可能性が出てきたわけです。

 事実、バッタ目(もく)の昆虫には、卵で冬を越すものが、
多いですが、なかには成虫で冬を越す種もあります。

 とは言え、冬にバッタやキリギリスを見かけることなんて、
滅多にはありませんよね。

 実は、落ち葉の下などに、じーっと隠れているそうです。

 彼らは夏に卵から孵化(ふか)して、秋に成虫になります。

 そして、成虫のまま冬を越し、春になってから交尾・産卵を
行なうのです。

 よく、緑色ではなくて茶色い色のバッタ類を見かけますが、
成虫で越冬する種類には体の色が茶色っぽいものが多い
そうです。 (緑色の個体でいる種類もかなりいますが …)

 冬の色彩や風景に合わせて擬態させているのでしょうね。

 進化というか、生きるための知恵や工夫なのです。

 それともう一点、キリギリスの精巣は体重のおよそ14%も
あって、体重比では動物界随一の大きさなのです。

 昆虫のなかでもキリギリスは精巣の体重比が大きく、特に
巨大な精巣を持つのは、Tuberous Bushcricket
(学名はPlatycleis affinis )という種類で体重の
13.8%を占めるそうです。

 体重60㎏の人間に換算すると精巣だけで、700倍~1000倍
の大きさで重量はプラス10kgとなり容積も1000倍なるわけで
なんと、20リットル~40リットルもの精液を股間にぶら下げる
ことになるのです。

 動物界ではメスが多くのオスと交尾する種ほど、相対的に
精巣が大きくなり、オス同士の競争が激しくなるほど大量の
精子を射精して受精確率を上げるように進化してきたのだと
一般的に考えられてきました。

 一雌多雄、つまり、「メスが浮気性なほど競争が加熱して、
精巣もより大きく、また射精量も多いオスが出現する」 という
生物学上のセオリーなのですが …

 だからといって、このキリギリスの1回の射精量が多いわけ
ではないそうで、このキリギリスに限って言えば、メスが2ヶ月
の繁殖期に20数匹のオスと交尾するような一雌多雄の場合
オスにも多数のメスとの交尾機会が与えられ、大きな精巣に
精子を蓄えて立て続けに数匹のメスとの交尾を行なうことで
より子孫を残すチャンス(確率)をふやす戦略的な進化なの
ではないかとのことなのです。

 詳細は以下の url でどうぞexclamation2

 exclamation http://gigazine.net/news/20101111_bushcricket_has_largest_testicles/

 つまりは、

 「確実に受精させる質としての射精量よりも、できるだけ
多くの受精機会に賭ける意味での回数としての量」 を選択
したのでしょうね。

 symbol2 それでは、セミ の場合はどうでしょうかeq

 それは、次回 5号 に解説をお願いすることにしましょう。

 なにせ、1号 さんの指示でバトンリレー方式なので …

 それにしても

 例の肉食系で浮気性の キリギリスメス だけど
年を取ってバアさんになっても浮気性は治らないのかな


 三つ子の魂百までも …

 嗚呼、nose3ase

  は 一日にして 治(なお)らず !!

 … ってかぁ~

 ロー は 一日にして 成らず

                         … … でしょう !?

 これが、ホントの …

 婆(バ)場違いな (マ) 間違いですね

 なんちゃって

 どうも、アリがとう 2号 でした。
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