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卑劣 天皇を政治利用山本太郎氏「直訴状」に広がる批判

2013-11-04 11:30:13 | レポート2
天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会(東京・元赤坂の赤坂御苑)で、山本太郎参院議員(38、無所属)が、陛下に手紙を渡した問題が深刻化している。「皇室の政治利用」といった批判が噴出し、閣僚からは「議員辞職ものだ」という厳しい声もある。参院議院運営委員会は1日の理事会で、山本氏に対する処分をめぐって協議する。

 前代未聞の“事件”は突然発生した。山本氏は、陛下が招待者の並ぶ列を回って来られた際、折りたたんだ手紙を直接手渡したのだ。陛下はいったん受け取り、近くの侍従長に手渡された。周囲に緊張感が走った。

 園遊会の暗黙のルールを破るだけでなく、天皇陛下の政治的中立性を理解していないかのような行動。俳優兼市民活動家から国会議員に転身した山本氏だが、いまだに市民活動家の意識でバッジを着けているのか。

 手紙には、東京電力福島第1原発事故をめぐる現状が書かれていたといい、ネット上では、足尾鉱毒事件を明治天皇に直訴しようとした田中正造に例える記述もあるが、政界の反応は厳しい。

 下村博文文科相は1日の記者会見で「(天皇の)政治利用そのもので、議員辞職ものだ。安易に看過することがあってはならない」と一刀両断。古屋圭司国家公安委員長は「常軌を逸した行動だ。国民の多くも『許されざる行為だ』と怒りを込めて思っているのでないか」と指摘し、太田昭宏国交相は「国会議員が踏まえるべき良識、常識がある。不適切な行動だ」と批判した。

自民党の石破茂幹事長も同日、記者会見で「見過ごしてはならないことだ」と明言し、同党の脇雅史参院幹事長は党役員連絡会で、山本氏が議員辞職しない場合、辞職勧告決議案の提出を検討すべきだと語った。

 民主党の松原仁国対委員長は「許されない。『議員辞職すべきだ』との意見には非常に共感する」と発言。日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)も「日本国民であれば法律に書いていなくてもやってはいけないことは分かる。信じられない」と批判した。

 まさに政界総スカン状態といえそう。参院規則第245条には「議院を騒がし又は議院の体面を汚し、その情状が特に重い者に対しては、登院を停止し、又は除名することができる」とある。

 山本氏は園遊会後、記者団から「政治利用にあたるのでは」「パフォーマンスでは」などと聞かれ、それらを否定したうえで、「どのようにレッテルを貼っていただいても結構です」と語った


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