
(文責 防災士・田澤六三)
8/23.24 の「マイ・タイムラインについて ① ② 」 を踏まえ、私なりの 「マイ・タイムライン作成フローチャート」 (案) を作成してみました。内閣府ガイドラインに従って、市民が自分で避難先・避難方法を検討していくために役立つ、分かりやすいフローチャートになるよう工夫しました。学校や地域でのマイ・タイムライン講習に活用することを想定していますが、個人やご家庭でも利用できると思います。
上尾市の場合、水害時も避難所への避難を原則としているようです。しかし7/15 の大石南中マイ・タイムライン講習で使用した、100年に一度の豪雨を想定したという最新の水害予想マップ (市ハザードマップは未更新) を見ても市域の大半は予想浸水深 50cm以下であり、避難所への避難が必要な世帯はかなり限定されるものと思われます。
また避難所への避難を原則としつつも、コロナ対策による避難所収容力の半減を考慮すれば、 気象庁HPの瀬田繭美さんの 「指定避難所は本当に避難しないと危険な方のために開設」 されるという指摘も重要です。
避難先の検討にあたっては、「いのちを守る」 ための選択を最優先とし、次の要素をマップで確認します。
① 家屋倒壊危険区域かどうか
② 予想浸水深
③ 浸水継続時間
予想浸水深が 0.5~3mであっても、浸水継続時間の想定が12時間以内であれば垂直避難を検討します。1日程度の備蓄はない方が不思議です。なお強風などが心配という方は、予想浸水深や浸水継続時間にかかわらず避難所を選択することができます。
1枚目は避難先を検討するための、「避難先検討フローチャート」 です。
そして2枚目は水害発生が予測され、避難情報が発令された場合の 「災害発生時フローチャート」 です。
災害発生予想時には、避難開始時間は 「避難準備・高齢者等避難開始」 の避難情報発令時とします。というのも、台風がいつ頃来襲するかはある程度推定できるとしても、一般市民が気象・水位情報などで堤防決壊や河川氾濫の発生時刻を予想するのはほとんど不可能です。したがってマイ・タイムラインで避難完了時刻を氾濫発生時とするのは無理であり、市民にとってマイ・タイムラインはそこで作成不能になり、講習をしても無意味になってしまいます。市民は自治体などの避難情報を迅速に収集し対応すべきであり、避難情報発令を避難開始時点とするべきです。
このブログはPDFが載せられませんので、PNGファイルにしましたが、ちょっと見づらいかもしれません。またフローチャートでは選択肢にはヒシ形を使うなどのルールがあるようですが、小さい紙にたくさんの要素を詰め込みたいので、このチャートでは形式に従っていません。
ぜひご高覧いただき、ご意見をお寄せください。よろしくお願いします。
この 「避難先検討フローチャート」 は見出しと同じです。

これは 「災害発生時フローチャート」 です。

8/23.24 の「マイ・タイムラインについて ① ② 」 を踏まえ、私なりの 「マイ・タイムライン作成フローチャート」 (案) を作成してみました。内閣府ガイドラインに従って、市民が自分で避難先・避難方法を検討していくために役立つ、分かりやすいフローチャートになるよう工夫しました。学校や地域でのマイ・タイムライン講習に活用することを想定していますが、個人やご家庭でも利用できると思います。
上尾市の場合、水害時も避難所への避難を原則としているようです。しかし7/15 の大石南中マイ・タイムライン講習で使用した、100年に一度の豪雨を想定したという最新の水害予想マップ (市ハザードマップは未更新) を見ても市域の大半は予想浸水深 50cm以下であり、避難所への避難が必要な世帯はかなり限定されるものと思われます。
また避難所への避難を原則としつつも、コロナ対策による避難所収容力の半減を考慮すれば、 気象庁HPの瀬田繭美さんの 「指定避難所は本当に避難しないと危険な方のために開設」 されるという指摘も重要です。
避難先の検討にあたっては、「いのちを守る」 ための選択を最優先とし、次の要素をマップで確認します。
① 家屋倒壊危険区域かどうか
② 予想浸水深
③ 浸水継続時間
予想浸水深が 0.5~3mであっても、浸水継続時間の想定が12時間以内であれば垂直避難を検討します。1日程度の備蓄はない方が不思議です。なお強風などが心配という方は、予想浸水深や浸水継続時間にかかわらず避難所を選択することができます。
1枚目は避難先を検討するための、「避難先検討フローチャート」 です。
そして2枚目は水害発生が予測され、避難情報が発令された場合の 「災害発生時フローチャート」 です。
災害発生予想時には、避難開始時間は 「避難準備・高齢者等避難開始」 の避難情報発令時とします。というのも、台風がいつ頃来襲するかはある程度推定できるとしても、一般市民が気象・水位情報などで堤防決壊や河川氾濫の発生時刻を予想するのはほとんど不可能です。したがってマイ・タイムラインで避難完了時刻を氾濫発生時とするのは無理であり、市民にとってマイ・タイムラインはそこで作成不能になり、講習をしても無意味になってしまいます。市民は自治体などの避難情報を迅速に収集し対応すべきであり、避難情報発令を避難開始時点とするべきです。
このブログはPDFが載せられませんので、PNGファイルにしましたが、ちょっと見づらいかもしれません。またフローチャートでは選択肢にはヒシ形を使うなどのルールがあるようですが、小さい紙にたくさんの要素を詰め込みたいので、このチャートでは形式に従っていません。
ぜひご高覧いただき、ご意見をお寄せください。よろしくお願いします。
この 「避難先検討フローチャート」 は見出しと同じです。

これは 「災害発生時フローチャート」 です。

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