都会の夜は危険がいっぱい

【匿名希望（３０歳独身）・２１歳頃のお話し】

都会の夜は危険がいっぱい…
そんな危険も小さく期待してしまっていた気がする20代前半のころ…。
今から9年くらい前の話になりますか…（遠い目）

時間は午前2時近く。
終電もなくなってしまった道玄坂を、三軒茶屋に住んでいる友達のところにタクシーをとばそうか、2時間前までは参加していた合コンに戻ろうか迷いながら渋谷の駅へと向かっていました。　
その夜は、友達の大学のおとこのこたちと合コンだったのです。
それなりに楽しく飲んでいたのですが、2件目の店でかなりわたし好みのおとこのこを見つけてしまいました。
となれば、もちろん！！
合コンそっちのけで見ず知らずのそのこに猛アタック！
アルコールパワーも手伝って嫌がる彼をおいかけまくり、果ては店を出てそんな通りまで来てしまったのです。
あぁ、既にイタいですね…世が世ならストーカーですか？
身体をはってまでモノにしようとこころみましたよ。
若さってこわいですね…。
これ以上この話を続けると、自分という存在にさえ疑問を覚えてしまいますのでやめておく、にしますね。

まあ、何はともあれ結果はそうです。
そんな時間にひとりで都会をウロつくはめになって…。
ばっくれた合コンには今更戻れない、家に帰るに帰れない…こんな時間じゃあ友達もいい迷惑だよなあ…。
どーしよー(>_<)
と、その時！

「飲みにいかない？」

と声をかけられたのです。
さすがのわたしも飼い犬くらいの警戒心はありますが、
この時の声の主は女性。
声をかけてきたのは30代（推定）のカップルだったのです。
話をきくと、ふたりで飲むのも飽きたから一番はじめに通りかかった人を誘おう。
それが私だった、と。
飼い犬はとたんに尻尾を振ってふたりについていくことを決めました。
そして、タクシーに乗り込み
（タクシー！？この辺で飲むんじゃないんかい！？）
一路沿線の駅へ…

そして降り立ったのは一件の家。
（店？家飲み？）
しかも造りがちよっと普通じゃない。
玄関入ってすぐ階段。
階段あがる途中途中にドア。
そしてそのうちのひとつを開けると…
20畳くらいの縦長の部屋の隅にベット！
以上！
なんて不思議な部屋なんだ？？

…スタジオ？

そういや職業はカメラマンだって言ってたっけ。
一瞬不安が頭をかすめたものの、赤ワインが開けられ、グラスになみなみと注がれたのでした。
したら飲むしかないかな、と。とりあえず。
むしゃくしゃしてたし。

でも気づけば、グラスをあおっているのはあたしばかり…。
あれー、ふたりとも飲まないの？
で、その彼ったら…って愚痴をこぼし、眠くなってきたよぅ。
なんて言ってる間になんと！
あたしってば、おねーさまに唇を奪われていたのでした。

！？！？！？

しかし女とチューは、学生時代Ａげはとさんざんしていたので全く抵抗はなく、
なあにー？？
なんて言ってる間にチチを揉まれ！
ちょっとちょっと、
と戸惑う間にズボンをぬがされ！
…そうになり

「ありえねー！コレは何だ！？」

と、初めてことの重大さに気付いたのでした…。
ちょっと待って！
何なんですか(>_<)いーやー！！
と、暴れまくるあたし。

「お姉さんの言うとおりにすれば今後生活に困らないくらいの面倒はみてあげるから」

マジっすか！？
ちょうど今、転職を希望…って、

そうじゃなくて！
どういうことですか？
あたしそちらのほうの趣味は…
この間、相方のおっさんはというとニヤニヤしてみているばかり…

「黙って見てないでおまえの女をなんとかしろ！」

というあたしの言葉は全く無視！
おねーさんもかなりしつこかったけど、アルコールの神様もさすがにあたしをそこまでおばかちゃんにすることはなく、
ジーンズのボタンをあけたりしめたりを繰り返し、押し問答はつづく…
しばらくするとあきらめたのか2人はドアの外に消えたのでした。

ふうぅ、何だったの！？
ってゆーかヤバい？
でも眠い！
なあんて言ってる間に今度はおねーさんだけが部屋へ！

「ふたりきりならいいでしょ！？」

よくねーって！
無理だっつうの！
更に拒み数分後おねえさんはあきらめてドアの外に。
まったく。何だってんだ！
ってひといきついたとこに、今度はさっきのおっさんが！

「じゃあ、オトコならいいだろ」

いやいやおっさん、無理ですから…。
おっさんのほうも無理だったのか、これはわりとあっさり引き下がっていかれました。
ふぅ。
もう眠いし、せめて始発までの1時間寝かせてほしいよ…
と、この後に及んで呑気なわたし。　
もう寝れる？
なんてありえないことを考えているとまたしてもおっさんが！

「おれたちは何もしないやつを泊めてやるほど寛大じゃない！帰れ」

…ですよね？
あたり前ですよね？
果たして始発までの1時間を駅のコーヒー屋でつぶし、ことなきをえたのでした。
で、合コンを朝までしてた友達と合流し、家路についたのでした。　

いやあ、今考えるとかなりイタい！
よく生きて帰れたな、めちゃめちゃ世間知らずだったな…と。

後に聞いたとこによると通販の5本1万円のAVは映りも悪く拒む姿だけで終わったりするとか…。
あたしもきっと出演しちゃってるんだろうなあ。
あの程度じゃ売り物にもなんないか☆

森三中風の小デブな少女がエッチを拒む！
そんなビデオにおこころあたりのある方は是非ご一報を…


マニア向けだな。


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まったく、よくも今まで無事に生きてきたよね。
若いというか、アホゥというか・・・、イタイ！！（苦笑）
それにしても都会の夜ってすごいんだなぁ。
あげは、田舎モノで良かったよ。
ちょっと長いけど、面白かったのでそのままアップしてみました♪
あげはの友達はみんな文才あるなぁ。