オーディオやPCからのケーブルを全てリファインしてみた。以前にも試したベルデンの88760。現代版8412的な位置にあってフラットな音質がスタジオでの使用向きとのことだ。真っ赤なルックスが熱い音のイメージだがいたってノーマルでいらない音がない。どこか持ち上げている周波数もないのでハイもローも滑らかにゲインが大きく感じる。
外径が6mm弱と細めで極太ハイエンドケーブルマニアには却下されてしまうが内部の線材はAWG18で8412より太い。2芯プラスシールド、外装はテフロン系のFEPでかなりタイトな作りで硬い。短いと曲がらないくらいだ。重量のあるオーディオアンプ等やレコーディング機材の連結用の仕様なので家庭向きではない。ならばRCAプラグももちろんスイッチクラフト。金メッキも施されていないが非常に頑丈で作りやすい。
音は意外と太めで低音もスムース。ローコストのピンケーブルのようなハイ寄りなシャリシャリした感じは無く落ち着いている。マイクロのアナログプレーヤーのアウトプットもこの88760に変えたが力強い。この質感はギターケーブルにも使ってみたいが何せ硬くセッションやライブにはNG。せめてジョージエルスくらいの弾力があればいいがレコーディングなんかにはいけそうだ。
これはあくまで個人的な見解だがより情報量がふんだんで繊細なモガミやカナレのほうが最近のデジタル物にはマッチングはいい気がする。ベルデンはあくまでフラットでシンプルなアナログ物にパンチを加えヴォリューム感を与えビンテージロック向け。早速アナログで「ブロウバイブロウ」を引っ張り出したが完璧にいい!フィルチェンのベースが太いこと!
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