お世話になります。
いつもありがとうございます。
スクールの通常練習は6/24(日)、7/1(日)といずれも雨天につき中止となりました。
久しくみんなの顔を見れておらず、何だか寂しい梅雨模様の今日この頃です。
さてこの谷間を利用して、
5年&6年生が参加したした関西遠征についてレポートを紹介させていただきます。
★★総括レポート★★
内田コーチ(安芸府中RS)より
『第6回関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会への参加報告』
6月23日、24日の2日間、兵庫県淡路島で開催された標記大会に参加して参りました。
今回広島からは選手37名とコーチ11名で結成した、オール広島(6年生チーム)と、オール安芸府中(5年生チーム)の2チームで参加しました。会場は昨年と同じく佐野運動公園(ボールパークあわじ)です。
今年も天候に恵まれ、13分ハーフの試合を参加各チーム4試合ずつ、2日間で全92試合が予定通り行われました。本大会への参加を通し、正しいルールの理解と技術の向上を図り、事故、怪我、熱中症も出さず、予定通りに参加してきたことを報告いたします。
■事前準備
大会に備えて、2ヶ月間で9回の合同練習を行い、広島県の代表チームとしての自覚と正しいルールの習得、安全面に配慮した練習指導を行いました。
■交流会の結果及び概要
【1日目結果】
・オール安芸府中(5年生T)● 5 - 70○前栽
・オール安芸府中(5年生T)●15 - 20○西宮甲東
・オール広島(6年生T) ○75 - 5●福知山・城陽
・オール広島(6年生T) ● 5 - 55○伊丹
【2日目結果】
・オール安芸府中(5年生T)● 0 - 5○山口
・オール安芸府中(5年生T)○35 - 25●福知山・城陽
・オール広島(6年生T) ○35 - 30●北神戸
・オール広島(6年生T) ○25 - 20●前栽
<オール広島 試合内容>
初戦の福知山・城陽戦を大差で勝利し幸先の良いスタートを切り、次戦の対伊丹戦では関西トップクラスの相手とほぼ互角の戦いを演じましたが、ワンチャンスを確実にトライにつなげる相手のプレーに点差は少しずつ開き、最後は5-55で敗北を喫しました。
大会2日目、昨年10-40で敗北した北神戸RSに前半から接戦を演じました。後半11分過ぎに同点に並ぶと、ノーサイドのホーンと同時にもらったペナルティからパスを繋ぎ逆転トライを決め、勝利を収めることが出来ました。最終戦の対前栽戦も激しいタックルとアタックで見事に逆転劇勝利を収めました。
<オール安芸府中 試合内容>
初戦で体格で勝る前栽に大差をつけられましたが、次戦以降は必死のタックルを繰り返し、いずれも敗れはしましたが互角以上の戦いを繰り広げました。最終戦の福知山・城陽戦では前半のリードをチーム全員で守り抜き、身体の大きな6年生相手に、5年生だけで見事に初勝利を収めました。
強豪チームとの対戦で、ラグビーの楽しさ、チームワークの大切さを肌で感じ取ることが出来た、とても有意義な機会となりました。また、県協会から交通費補助を頂いたお蔭で、参加費の個人負担も軽減出来、感謝の声が多く届きました。本件へ御理解、及びご尽力くださいました協会の皆様方へ、心より御礼申し上げます。
今後も県内ラグビーの益々の普及、育成に向けて、子供達への機会提供を続けて参ります。
【大会引率者11名】※敬称略
・高岡、風間、藤原(坂JRS)
・油谷、木下(広島RS)
・梶本(東広島JRS)
・池水、吉見、兼原、中村、内田(安芸府中RS)
※以上、内田コーチ※
★★5年生レポート★★
吉見コーチ(安芸府中RS)より
<1日目>
オール安芸府中(5年生チーム)の最初の相手は、奈良の前栽。
個々人の体格・体力・技能に大きな差は見られなかったものの、ラックへのアプローチが素早く、ボールを支配され、2次3次と攻撃をつながれ
トライをとられてしまいます。終盤に、一矢報いたものの、5-70での敗戦となりました。
第二試合は、兵庫の西宮甲東が相手。初戦の反省から、試合前にラックの入り方を繰り返し練習した成果が早くも現れ、ロースコアの接戦に持ち込みます。しかし、安芸府中ももう一歩、肝心なところで攻めきれずに、結局15-20でノーサイド。5年生チーム初勝利への期待は2日目に持ち越されます。
<2日目>
第一試合は、となりの県の山口が相手。試合前に、コーチへのナマタックルで気合が入ったのか、低いタックルで相手の攻撃を食い止め、また
もやロースコアの接戦。ただ、接点での山口の低いアプローチにてこずり、攻撃のリズムがつかめず、トライに至りません。またもや1トライ差の0-5でノーサイド。
最終試合は、オール広島(6年生チーム)が昨日勝利した、京都の福知山・城陽合同チームが相手。前半は完全に安芸府中ペース。フォワード・バックス一体となった攻撃でトライを量産し大きくリードします。後半は、メンバーを入れ替えてきた相手に、一瞬ヒヤリとさせられる場面もありましたが、終盤にダメ押しのトライを奪い、そのままノーサイド。35-25で待望の初勝利を飾ることができました。
<総評>
5年生の単独チームが、淡路で勝利したのは、今回が初めてです。上級生が相手でも、決して臆することなく一人ひとりが自分の役割と強み
を発揮し、(ケガで出られなかった)キャプテンの下でひとつになれたからこそ得られた勝利だと思います。この2日間でぐっと成長した子どもたちを心から讃えたいと思います。また、子どもたちをしっかり支えていただいた、ご父兄方とコーチ陣にも感謝したいと思います。
来年は、この経験を糧に更にグレードアップした6年生チームとして、淡路の地に戻ってくることを願っています。
※以上、吉見コーチ※
★★6年生レポート★★
油谷コーチ(広島RS)より
<1日目>
【初戦 VS 城陽・福知山】
当初より全員参加プランでの臨戦。バスにて会場に到着後、開会式を終え、ジャージ授与・先発発表・ゲームプラン確認・・。と試合準備が進むごとに各メンバーの気合も充実し、アップでのグリッドはスピード・コールともに申し分ない仕上がり。互いに合同チーム同士の一戦ではあるが、相手のパスの不味さに比べオール広島は『ひとつ』のチームに仕上がった状態での展開。
先制の後、一時シーソーゲームの展開になったものの時間が経つと共に徐々に広島ばかりがトライを重ねる好ゲームとなった。最終スコアは70-5と大勝を収めたものの選手達におごりはなく、次の対戦へ気持ちを向けていった。
【第2戦 VS伊丹RS】
夢にまで見た、関西最強レベルのチームとの対戦。まともに戦えるのか? 練習してきた事が少しでも出せるのか?広島の名を汚す大敗になるのでは?選手に立ち直れない傷が残らないか?・・チーム内に不安は隠せない。コーチ陣に苦渋の選択を強いられた先発メンバー発表。
「現時点で考えうる最強メンバーで一試合戦い抜く!」
全員が出場できないという発表に戸惑いはするものの
「チームの勝利の為なら、複雑な気持ちだけど・・。(6年生T君)」
と、チームの為 自分の欲は隠し納得してくれたリザーブ。
「こいつらの為にも、絶対やってやる!」
この瞬間、合同チームは『オール広島』は本当に一つのチームになった。激戦前のアップ。集中力と闘争心そして結束力を高める19人。ひとりたりとも手を抜かず、ただひたむきに心と体の準備を整え試合に臨む。アップの仕上げにコーチがメンバーに一つの提案を、
「試合前に、この試合での決意をぶつけよう!」
全選手がひとりづつ、全員の見ている前で決意をタックルに表す。コーチが一人ひとりに声をかける。そして最後の一人・・。全員が見守る中、みんなが知っている彼の中で、そして彼のこれまでの人生の中で最高のタックルが決まった。
準備は整った。
試合前の円陣・整列・応援・気持ち その総てが最高の状態でゲーム開始のホイッスルが鳴った。
最高の準備で臨んだゲームであったが、格の違いは明らか。それでもあきらめず、仲間を信じてタックル続ける選手。スコアはじりじりと離される。それでもあきらめず、グランドにいる仲間に指示・応援を繰り返すリザーブ。激戦に痛む選手も増えてくる。選手は次々と仲間に託すように選手交代が続く。時間は刻々とすぎていく。トライはまだない。それでもあきらめず、ボールをつなぐ彼ら。
チャンスは不意にやってきた敵陣でのモール。
モールが崩れた瞬間にボールを手にしたのは広島。無我夢中でゴールを目指す!ただ無心にトライを目指す!
「トライ!」
レフリーの笛がなり、続いてグランドを囲む選手・応援団からの大歓声。そしてゲームは終わった。
ノーサイドの瞬間までには11個のトライを奪われ、最終スコアは「5-55」。スコア的には大敗。しかし選手たちは、点数で語れぬ経験とそして自信を掴んだに違いない。終わってみれば全員参加での伊丹戦。コーチがゲーム前に言った「現時点での最強メンバー」。それは『一つになったオール広島』全員で戦う事だったのかもしれない。
・・試合後記・・
伊丹戦は初日最後のゲームでグランドはフリー状態。大勝を収めた伊丹が広島に挨拶にきた。
「うわ、このままなら何もかも負けてしまう!」そう言い出した子供達が伊丹のメンバーに駆け寄る。
「ありがとう!」「強いな!」
互いに声を掛け合い最後には記念撮影まで。『NO SIDE 』まさにラグビーの楽しさをこの歳にして味わったこの子たちを羨ましくも頼もしくはるか昔の子供達は見つめていた。
<2日目>
【第1戦VS北神戸】
初日での大会慣れもあり、選手同士で声を掛け合いながらアップを実施。程よい緊張感とリラックスの中で試合は始まった。
「 始めから行く。」
その約束通り先制のトライを奪う。しかし、敵もさすがの強豪。次の1本は北神戸のトライ。緊張感漂うシーソーゲームをしながら徐々に離され前半は2-5本・・・。この試合も全員で勝つ!メンバー入れ替えつつ、後半徐々に追い上げを見せる。
迎えた後半11分。ついに同点へ、こうなれば何としても勝利を!!ベンチも含めた全員がそう気持ちを一つにしていた。そして後半13分。
ノーサイドのホーンとレフリーの笛が鳴る。
「ペナルティ」
最後のチャンス!必ず活かす!!敵陣ゴール前のポイントから1人2人・・とパスをつないだ。最後は全員の気持ちを背負い左隅への大逆転勝利。最終スコアは35-30 昨日の自信を深めた大きな1勝だった。
【最終戦VS前栽】
前栽は、昨日5年生が負けた相手。テーマは『リベンジ!』。ゲームプランは猛暑対策『小きざみな選手の入れ替えによる全員での勝利!』。徐々に気温も上がり少し軽めのアップ。それでもすっかり慣れた様子で士気を高める選手達。落ち着いた雰囲気でゲームは始まった。
前半はリードされながら2本ビハインドでの折り返し。ハーフタイムでトライの差をメンバーが確認。そしてなぜか
『4本取る!』
と宣言。
暑さと連戦の中でも集中力は切れない、徐々に広島ペースでゲームは進み後半8分ついにに同点!しかし追いついたものの相手にまた1本取られる厳しい展開。それでもペースは広島がキープし再び同点へ持ち込んだ。後半10分、敵陣中央からパスを回し右隅へ逆転トライ!!しかし簡単にゲームは終わらない。ノーサイド直前に自陣ゴール前に攻め込まれ連続ペナルティのピンチの連続。ベンチも含めた選手全員の集中力で相手攻撃を見事に抑え、マイボールスクラムを獲得。ここで会場にはラスト1プレーを告げるホーンが鳴る。スクラムからのボールをスタンドのオフがタッチキック。
『ノーサイド』
最終スコアは25-20 。試合連続の接戦。1トライ差をモノにした。終わってみればハーフタイムの約束(4本)を果たして今大会3勝目を全員で手にした。
**2日間の最終結果は 3勝1敗
選手達にとって『何か』を掴んだ2日間でした。
これから、その『何か』を大きく形作っていくことができるかどうか?広島へ帰ってからが新たな一歩。
次はヒーローズ、そしてジュニア・高校・・・、ワールドカップ。昨日までよりも少し 近く、そして大きくなった『夢』。具体的な目標が彼らをもっと高みへと連れて行くのでしょう。
今回、彼らは『夢』のほかに『仲間』という大切な感覚も手に入れたと思います。必死に取り組んだからこそ手に入れた『仲間』。これからの人生、この楽しみを大きく大きくしてくれるはず。そんなきっかけにこの遠征がなったのなら成功ですよね。
将来色んな分野でこの子達の活躍が楽しみになった2日間でした。
※以上、油谷(大人げない)コーチ※
以上、3コーチ熱いレポートをありがとうございました!
生徒のみんなもその貴重な体験を是非下級生に共有してあげて下さいね!
【次回の練習予定は】
7/8(日)9:30より緑ヶ丘中学校Gにて
今週こそは晴れるといいですね!
以上、ご拝読ありがとうございました!
よっさん (*ム_*)
いつもありがとうございます。
スクールの通常練習は6/24(日)、7/1(日)といずれも雨天につき中止となりました。
久しくみんなの顔を見れておらず、何だか寂しい梅雨模様の今日この頃です。
さてこの谷間を利用して、
5年&6年生が参加したした関西遠征についてレポートを紹介させていただきます。
★★総括レポート★★
内田コーチ(安芸府中RS)より
『第6回関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会への参加報告』
6月23日、24日の2日間、兵庫県淡路島で開催された標記大会に参加して参りました。
今回広島からは選手37名とコーチ11名で結成した、オール広島(6年生チーム)と、オール安芸府中(5年生チーム)の2チームで参加しました。会場は昨年と同じく佐野運動公園(ボールパークあわじ)です。
今年も天候に恵まれ、13分ハーフの試合を参加各チーム4試合ずつ、2日間で全92試合が予定通り行われました。本大会への参加を通し、正しいルールの理解と技術の向上を図り、事故、怪我、熱中症も出さず、予定通りに参加してきたことを報告いたします。
■事前準備
大会に備えて、2ヶ月間で9回の合同練習を行い、広島県の代表チームとしての自覚と正しいルールの習得、安全面に配慮した練習指導を行いました。
■交流会の結果及び概要
【1日目結果】
・オール安芸府中(5年生T)● 5 - 70○前栽
・オール安芸府中(5年生T)●15 - 20○西宮甲東
・オール広島(6年生T) ○75 - 5●福知山・城陽
・オール広島(6年生T) ● 5 - 55○伊丹
【2日目結果】
・オール安芸府中(5年生T)● 0 - 5○山口
・オール安芸府中(5年生T)○35 - 25●福知山・城陽
・オール広島(6年生T) ○35 - 30●北神戸
・オール広島(6年生T) ○25 - 20●前栽
<オール広島 試合内容>
初戦の福知山・城陽戦を大差で勝利し幸先の良いスタートを切り、次戦の対伊丹戦では関西トップクラスの相手とほぼ互角の戦いを演じましたが、ワンチャンスを確実にトライにつなげる相手のプレーに点差は少しずつ開き、最後は5-55で敗北を喫しました。
大会2日目、昨年10-40で敗北した北神戸RSに前半から接戦を演じました。後半11分過ぎに同点に並ぶと、ノーサイドのホーンと同時にもらったペナルティからパスを繋ぎ逆転トライを決め、勝利を収めることが出来ました。最終戦の対前栽戦も激しいタックルとアタックで見事に逆転劇勝利を収めました。
<オール安芸府中 試合内容>
初戦で体格で勝る前栽に大差をつけられましたが、次戦以降は必死のタックルを繰り返し、いずれも敗れはしましたが互角以上の戦いを繰り広げました。最終戦の福知山・城陽戦では前半のリードをチーム全員で守り抜き、身体の大きな6年生相手に、5年生だけで見事に初勝利を収めました。
強豪チームとの対戦で、ラグビーの楽しさ、チームワークの大切さを肌で感じ取ることが出来た、とても有意義な機会となりました。また、県協会から交通費補助を頂いたお蔭で、参加費の個人負担も軽減出来、感謝の声が多く届きました。本件へ御理解、及びご尽力くださいました協会の皆様方へ、心より御礼申し上げます。
今後も県内ラグビーの益々の普及、育成に向けて、子供達への機会提供を続けて参ります。
【大会引率者11名】※敬称略
・高岡、風間、藤原(坂JRS)
・油谷、木下(広島RS)
・梶本(東広島JRS)
・池水、吉見、兼原、中村、内田(安芸府中RS)
※以上、内田コーチ※
★★5年生レポート★★
吉見コーチ(安芸府中RS)より
<1日目>
オール安芸府中(5年生チーム)の最初の相手は、奈良の前栽。
個々人の体格・体力・技能に大きな差は見られなかったものの、ラックへのアプローチが素早く、ボールを支配され、2次3次と攻撃をつながれ
トライをとられてしまいます。終盤に、一矢報いたものの、5-70での敗戦となりました。
第二試合は、兵庫の西宮甲東が相手。初戦の反省から、試合前にラックの入り方を繰り返し練習した成果が早くも現れ、ロースコアの接戦に持ち込みます。しかし、安芸府中ももう一歩、肝心なところで攻めきれずに、結局15-20でノーサイド。5年生チーム初勝利への期待は2日目に持ち越されます。
<2日目>
第一試合は、となりの県の山口が相手。試合前に、コーチへのナマタックルで気合が入ったのか、低いタックルで相手の攻撃を食い止め、また
もやロースコアの接戦。ただ、接点での山口の低いアプローチにてこずり、攻撃のリズムがつかめず、トライに至りません。またもや1トライ差の0-5でノーサイド。
最終試合は、オール広島(6年生チーム)が昨日勝利した、京都の福知山・城陽合同チームが相手。前半は完全に安芸府中ペース。フォワード・バックス一体となった攻撃でトライを量産し大きくリードします。後半は、メンバーを入れ替えてきた相手に、一瞬ヒヤリとさせられる場面もありましたが、終盤にダメ押しのトライを奪い、そのままノーサイド。35-25で待望の初勝利を飾ることができました。
<総評>
5年生の単独チームが、淡路で勝利したのは、今回が初めてです。上級生が相手でも、決して臆することなく一人ひとりが自分の役割と強み
を発揮し、(ケガで出られなかった)キャプテンの下でひとつになれたからこそ得られた勝利だと思います。この2日間でぐっと成長した子どもたちを心から讃えたいと思います。また、子どもたちをしっかり支えていただいた、ご父兄方とコーチ陣にも感謝したいと思います。
来年は、この経験を糧に更にグレードアップした6年生チームとして、淡路の地に戻ってくることを願っています。
※以上、吉見コーチ※
★★6年生レポート★★
油谷コーチ(広島RS)より
<1日目>
【初戦 VS 城陽・福知山】
当初より全員参加プランでの臨戦。バスにて会場に到着後、開会式を終え、ジャージ授与・先発発表・ゲームプラン確認・・。と試合準備が進むごとに各メンバーの気合も充実し、アップでのグリッドはスピード・コールともに申し分ない仕上がり。互いに合同チーム同士の一戦ではあるが、相手のパスの不味さに比べオール広島は『ひとつ』のチームに仕上がった状態での展開。
先制の後、一時シーソーゲームの展開になったものの時間が経つと共に徐々に広島ばかりがトライを重ねる好ゲームとなった。最終スコアは70-5と大勝を収めたものの選手達におごりはなく、次の対戦へ気持ちを向けていった。
【第2戦 VS伊丹RS】
夢にまで見た、関西最強レベルのチームとの対戦。まともに戦えるのか? 練習してきた事が少しでも出せるのか?広島の名を汚す大敗になるのでは?選手に立ち直れない傷が残らないか?・・チーム内に不安は隠せない。コーチ陣に苦渋の選択を強いられた先発メンバー発表。
「現時点で考えうる最強メンバーで一試合戦い抜く!」
全員が出場できないという発表に戸惑いはするものの
「チームの勝利の為なら、複雑な気持ちだけど・・。(6年生T君)」
と、チームの為 自分の欲は隠し納得してくれたリザーブ。
「こいつらの為にも、絶対やってやる!」
この瞬間、合同チームは『オール広島』は本当に一つのチームになった。激戦前のアップ。集中力と闘争心そして結束力を高める19人。ひとりたりとも手を抜かず、ただひたむきに心と体の準備を整え試合に臨む。アップの仕上げにコーチがメンバーに一つの提案を、
「試合前に、この試合での決意をぶつけよう!」
全選手がひとりづつ、全員の見ている前で決意をタックルに表す。コーチが一人ひとりに声をかける。そして最後の一人・・。全員が見守る中、みんなが知っている彼の中で、そして彼のこれまでの人生の中で最高のタックルが決まった。
準備は整った。
試合前の円陣・整列・応援・気持ち その総てが最高の状態でゲーム開始のホイッスルが鳴った。
最高の準備で臨んだゲームであったが、格の違いは明らか。それでもあきらめず、仲間を信じてタックル続ける選手。スコアはじりじりと離される。それでもあきらめず、グランドにいる仲間に指示・応援を繰り返すリザーブ。激戦に痛む選手も増えてくる。選手は次々と仲間に託すように選手交代が続く。時間は刻々とすぎていく。トライはまだない。それでもあきらめず、ボールをつなぐ彼ら。
チャンスは不意にやってきた敵陣でのモール。
モールが崩れた瞬間にボールを手にしたのは広島。無我夢中でゴールを目指す!ただ無心にトライを目指す!
「トライ!」
レフリーの笛がなり、続いてグランドを囲む選手・応援団からの大歓声。そしてゲームは終わった。
ノーサイドの瞬間までには11個のトライを奪われ、最終スコアは「5-55」。スコア的には大敗。しかし選手たちは、点数で語れぬ経験とそして自信を掴んだに違いない。終わってみれば全員参加での伊丹戦。コーチがゲーム前に言った「現時点での最強メンバー」。それは『一つになったオール広島』全員で戦う事だったのかもしれない。
・・試合後記・・
伊丹戦は初日最後のゲームでグランドはフリー状態。大勝を収めた伊丹が広島に挨拶にきた。
「うわ、このままなら何もかも負けてしまう!」そう言い出した子供達が伊丹のメンバーに駆け寄る。
「ありがとう!」「強いな!」
互いに声を掛け合い最後には記念撮影まで。『NO SIDE 』まさにラグビーの楽しさをこの歳にして味わったこの子たちを羨ましくも頼もしくはるか昔の子供達は見つめていた。
<2日目>
【第1戦VS北神戸】
初日での大会慣れもあり、選手同士で声を掛け合いながらアップを実施。程よい緊張感とリラックスの中で試合は始まった。
「 始めから行く。」
その約束通り先制のトライを奪う。しかし、敵もさすがの強豪。次の1本は北神戸のトライ。緊張感漂うシーソーゲームをしながら徐々に離され前半は2-5本・・・。この試合も全員で勝つ!メンバー入れ替えつつ、後半徐々に追い上げを見せる。
迎えた後半11分。ついに同点へ、こうなれば何としても勝利を!!ベンチも含めた全員がそう気持ちを一つにしていた。そして後半13分。
ノーサイドのホーンとレフリーの笛が鳴る。
「ペナルティ」
最後のチャンス!必ず活かす!!敵陣ゴール前のポイントから1人2人・・とパスをつないだ。最後は全員の気持ちを背負い左隅への大逆転勝利。最終スコアは35-30 昨日の自信を深めた大きな1勝だった。
【最終戦VS前栽】
前栽は、昨日5年生が負けた相手。テーマは『リベンジ!』。ゲームプランは猛暑対策『小きざみな選手の入れ替えによる全員での勝利!』。徐々に気温も上がり少し軽めのアップ。それでもすっかり慣れた様子で士気を高める選手達。落ち着いた雰囲気でゲームは始まった。
前半はリードされながら2本ビハインドでの折り返し。ハーフタイムでトライの差をメンバーが確認。そしてなぜか
『4本取る!』
と宣言。
暑さと連戦の中でも集中力は切れない、徐々に広島ペースでゲームは進み後半8分ついにに同点!しかし追いついたものの相手にまた1本取られる厳しい展開。それでもペースは広島がキープし再び同点へ持ち込んだ。後半10分、敵陣中央からパスを回し右隅へ逆転トライ!!しかし簡単にゲームは終わらない。ノーサイド直前に自陣ゴール前に攻め込まれ連続ペナルティのピンチの連続。ベンチも含めた選手全員の集中力で相手攻撃を見事に抑え、マイボールスクラムを獲得。ここで会場にはラスト1プレーを告げるホーンが鳴る。スクラムからのボールをスタンドのオフがタッチキック。
『ノーサイド』
最終スコアは25-20 。試合連続の接戦。1トライ差をモノにした。終わってみればハーフタイムの約束(4本)を果たして今大会3勝目を全員で手にした。
**2日間の最終結果は 3勝1敗
選手達にとって『何か』を掴んだ2日間でした。
これから、その『何か』を大きく形作っていくことができるかどうか?広島へ帰ってからが新たな一歩。
次はヒーローズ、そしてジュニア・高校・・・、ワールドカップ。昨日までよりも少し 近く、そして大きくなった『夢』。具体的な目標が彼らをもっと高みへと連れて行くのでしょう。
今回、彼らは『夢』のほかに『仲間』という大切な感覚も手に入れたと思います。必死に取り組んだからこそ手に入れた『仲間』。これからの人生、この楽しみを大きく大きくしてくれるはず。そんなきっかけにこの遠征がなったのなら成功ですよね。
将来色んな分野でこの子達の活躍が楽しみになった2日間でした。
※以上、油谷(大人げない)コーチ※
以上、3コーチ熱いレポートをありがとうございました!
生徒のみんなもその貴重な体験を是非下級生に共有してあげて下さいね!
【次回の練習予定は】
7/8(日)9:30より緑ヶ丘中学校Gにて
今週こそは晴れるといいですね!
以上、ご拝読ありがとうございました!
よっさん (*ム_*)