The Way We Were

誰しも通り抜けてきた
切なくも愛おしい時代
My Adolescence

懸念

2023-07-09 | 2023年
価値観」とは、
 「その対象が、自分にとってどんな意味を持つのか」
  という社会レベルの概念
アイデンティティ」とは、
  社会的レベルにおいて
 「自分とは何か?」が確立されたもの
 
「対象が自分にとってどんな意味があるのか?」という事は、
「自分は何者であるのか?」によって変わるもの   
 一方が無ければ他方も成り立たず
 一方が変化すれば他方も変化する
 
 アイデンティティを持たない者は、
 価値観を持ちようがない 
 
 *****以上、web参照&引用文******
 
 
 [親ガチャ] などという言葉が出て久しい..
 なかなか[言い得て妙] である と
 私には 得心できるところがあった
 
 [物心がつく] というその時期に
 漠然と感じる[違和感] のようなもの
 私にはあったから..
 
 [子ども] は 家庭(=親)の価値観の影響を受けて育つ
 同時に
 幼いながらに[社会性] を学んで成長していく過程で
 [独自の価値観=自我] が芽生え始める..
 
 やがて
 親子と言えども 価値観が符合しなくなり
 [自立心=アイデンティティ] が躍動しはじめる..
 
 
 以後、
 親子の価値観が乖離しはじめて
 相互不理解が進むと[断絶] に陥ったりもする
 
 
 私は
 [断絶] とまでは言わないけれど..
 親元で身に着けられた[価値観]への抵抗感が強かった
 
 そういう場合は
 親が「良かれ」と思って注いでくれた愛情を受け入れられず
 後々には
 そこでの[愛情過多=過保護]
 [アイデンティティ]の確立を求める際に
 感謝できないもの=後悔に転じたりもする..
 
 それは..残念なケース
 ですけれども
 一度抱いた負の感情を収めて
 独自の[生き方=アイデンティティ]を探求していくのは
 なかなか 苦労を強いられることも起こり得る..
 
 近年、
 [グローバル]という観点に基づいて
 子どもを早期から
 英語教育=海外留学という環境に委ねる傾向が高い..
 
 しかし
 それは ある意味
 「親の価値観の押し付け」でしかない
 
 「子育て」というものは そういうものではあるけれど..
 「押し付けられた(愛情)」が
 いつの日か
 子供自身の[アイデンティティ]への[疑心暗鬼]に転じないよう
 親は十分に配慮する必要がある..
 
 万にひとつでも
 子どもの成長する様子を[自己満足感]に終始しないで
 子ども自身の[価値観]に通じていけるよう
 自重しながら見守る姿勢
 それこそが
 親としての真の愛情ではないかな..と
 
 こんなことを思うのは
 身内のある若い親の子育てを観る中で
 私自身の経験と 重ね合わせて
 育っていく無垢な子どもの将来に
 ふとした懸念を感じてしまうからでしょうか..
 

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