The Way We Were

誰しも通り抜けてきた
切なくも愛おしい時代
My Adolescence

護られるべき時代

2010-05-13 | 2010年

 

育てたように 子は育つ
                       (相田 みつを)

深い言葉だと思います。
未だ 私に子どもがいなかったころ
親しくさせて頂いていた年上の女性
彼女の一人娘が 高校の受験期に入った頃に
母親の本音(?)をポロリ。。。

実社会は 競争の世界なのよ
受験に始まり 世の中は
好き嫌いに関係なく
自分の意に反して
競争の渦に巻き込まれる。。。
そして
やはり 勝つためには
それなりのテクニックが必要なのよ
あの子の性格は 最高なんだけれど
競争の社会には向いていない。。。
でもねぇ・・・、
やっぱり 私がそういう風に望んでいたのよ。。。
あの子の現在を観ていると
間違いなく 私がそういう風に育てた!
って 思うもの。。。。

当時の私には
漠然としていて 深意を理解することはできませんでした。

でも・・・、
息子の現在(いま)を観ていると
その言葉の意味がよくわかる

無意識のところでの 以心伝心 があるように思う。。
鳶 が鷹 を 生むはずがない
と 言うとネガティブな感じがしますけれど
それを DNA という言葉に置き換えれば
なんとなく 納得できる

それが! 親子というものでしょう。。。
女性=母性としては
自分が産んで 育てて来ているのだもの
基礎的な人格は やはり 親が仕立てているのです。


悲しいニュースが耳に入る
中学生の自殺
内向的で 友だちができない。。。

その子の震える心の傷みを感じます。

思春期 と言われる年代は 思いのほか長い
子どもから大人への 長~いトンネルを抜ける時に
一人一人の心の成長が整うための時間は
それぞれに違うでしょう

何も怖がらずに 真っすぐに走り抜ける子もいれば
孤独な暗闇から なかなか抜けられない子もいる

そんな時期を 誰が護ってやるべきか?

そういうデリケートな時期に
本来の物事を見失って 将来 という事に捕らわれすぎて
あれもこれも と 余計な荷物を背負わせたりはしていないだろうか。。

この長いトンネルを抜けようとする時に
しっかり 前を向いて歩むことができるよう
また 出口に立って 新たな世界に一歩踏み出す時に
自信に溢れた気持ちに満たされるよう
送り出してやることが 親の役割だろう・・・ と

その闇の中で 道に迷った時には
そっと 手を引いてやったり
目印を示してやったり
呼びかけたり

そういう導きが無ければ
ただ ただ 不安な気持ちが募るだけ。。。

思春期にある子どもたちは
護られるべき時期なのです

それは・・・過保護という意味ではなく
当然 受けるべき保護

親と子との縁は 深いもの
現代! 護られていない子どもたちが多いように思う。
表面的な競争社会に対応することばかりを強いられて
本心を偽りながら 順応して行かなければならない
そのことのフラストレーションを
様々な方法で晴らそうとする

自暴自棄 という言葉がある
非行 と言われる行動に走る子も
内向して 自殺に走る子も
救われない思いを抱えているように思う

 

つまづいたっていいじゃないか
人間だもの

 

そのままでいいがな

 

救えるのは・・・・親(家庭)でしかない。。。。

 


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When you wish!

2010-03-22 | 2010年

卒業式も終わり
まもなく新入学シーズンを迎えます

今春 高校2年生になる息子
我が子の足跡 = 私の子育ての軌跡 のようなもの
幸い
ここに至るまでに 親子の間での
大きな心のすれ違いはありませんでした

子育て=親の観点から振り返ると
迷いながらも 一つの道筋を選択して歩いて来た
そんな気がします

迷い・・・の中にあっても
必ずその先(将来)に目をやれば
薄っすらとでも 光る明かりが見える!
そういう 漠然とした何か!?でも
そこに到達するまでは 不断に歩む必要はある

小さな達成感を繰り返しながら
やがて 思いもかけない世界を眺めることになるかも知れない
歳月というものが 自分の夢を叶えてくれるに違いない
だからこそ 時を無駄にしてはいけない
・・・と 
これからの息子をはじめ
同年代のみなさんへ贈る言葉

When you wish upon a star
Your dream comes true!

(子育ての軌跡 「最初の迷い・・・」へ)

 


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(最初の迷い・・・)

2010-03-22 | 2010年

最初の迷いは・・・、

 小学校に入学するまでの いわゆる未就学期を
 どのように過ごさせるべきか?
 未知なる 子どもの可能性を
 私たち親の選択如何で 埋没させてはいけない
 そういう焦りのようなものは
 一度は抱くことでしょう。。。

 自分たちには不足だった物事を
 これから育って行く我が子には
 十分に満ち足りるように 環境を整えてやりたい
 それは ごく普通の親心だと思います
 そして あれも! これも! と 欲張りすぎたり

 でも! ある時期までは 仕方がありません。
 初めて親になったのだから 思考錯誤をするのは当然です。
 そうやって 小さな失敗を繰り返しながら
 子どもの性格(人間性)を理解して行くのです

 結局 わが家の場合は
 両極端の選択で迷いました
 一人っ子 だから! できる限り最高の環境を与えてやりたい!
 と 国際的でアカデミックな環境をも考えました
 け・れ・ど
 最終的には 真逆のような方向を選ぶことに
 簡単に言えば
 私立幼稚園などではなく、公立の汚い保育所に入れたのです。 

   勿論! 保育所に入所させるためには
   母親が就業していなくてはなりません。
   現代では この 就職⇒入所の手続きが
   なかなか 順調には行かない情勢なので お気の毒ですが。。。

 お世話になった公立保育所には申し訳ないですが・・・、
 「預ける施設」 としては かなり覚悟のいる環境でした。
 全てが 「必要最低限」 という論理で運営されている
 ある意味 雑な印象が強烈でした。
 また、私立幼稚園のように 若くて可愛い先生は皆無で
 よく言えば 「ベテランのお母さん先生」
 新しい時代に育って行く子どもたちとはかけ離れたような
 シンプルな子育て観

 でも・・・、私たち親子には それが好かった♪
 目を瞑らなくっちゃ 預けられないような
 雑居のような保育所で3年半、
 一日の大半を過ごしながら成長した息子は
  「最大限」でなくても良い・・・
  「最小限」の条件でも 人は生きられるし
  どんな環境でも 本人次第で その価値は変わる!
 ということを 肌で感じ取ったように思います。

 このことは 私たち親子にとっての始めの一歩としては
 大きな収穫になりました。

                 (続いて 迷い・・・2 へ)

 


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(迷い・・・2)

2010-03-22 | 2010年

第2の迷い・・・!?

 ほとんどの家庭の子どもたちは
 地域の公立小学校へ入学します
 小さな子どもの社会・・・と言えども
 小学校に上がるまでに過ごして来た環境の差異
 というものは 子供同士でも感じるところはあるようでした

 入学の少し前に 市内で転居をしたこともあって
 転校生のような状況で入学した息子
 小学校が 幼稚園単位でグループ化していることを感じました 
 また 幼稚園児童 と 保育所児童 とでは
 比べ物にならないほどの環境の違いがあり・・・、
 少数派の保育所児童である息子の存在は
 幼稚園児童にとっては 好奇の存在だったようでした。
 
 息子は息子で
   一日8時間も 保育所で生活をし
   自宅には 夕飯を取って寝に帰るだけ
 というような平日を過ごしてきたので
 小学校1年生になってから
 午後の早い時間に帰宅をする・・・ということが
 とても新鮮な驚きだったようでした。
 そして 今までには味わえなかった「遊び」に高じる時間を
 親も一緒に楽しみました。

 一方・・・、
  狭い地域で画一化しているような子どもの世界
 というものも感じるようになりました。
 何とは無しの違和感・・・がそうさせたのかどうか?
 息子には 地元の友だちとの関わりも大切にさせながら
 常に 広い地域で いろいろなタイプの子どもたちと出会う場
 というものを 考えて来ました。

 それは 一人っ子だったから! とも言えますね。
 早くから 社会性=自立心 を身につけさせたいという
 親の思惑でもありました。

 具体的には どういうことか? というと、
 息子が 電車が好きだった♪ ということもあって
 お稽古事には 電車に乗って出かける距離のところを選び
 地域の知っている子どもがいないようなところで
 独りでも馴染めるような人間性が養われることを期待したのでした

 そういう意味では 息子はどこへ行っても
  自分にとって Better な環境
 に変えて行くことができたように思います
 そうやって 地域の友人らよりは
 少し広範囲の行動力を身につけて行った息子でした

 高学年になると・・・、
 「私立中学校受験」 ということが意識され始めます。
  
    否、高学年になって初めて!
    というご家庭は少ないと思います
    結果的に私立中学校受験をさせたご家庭では
    幼児期から 「将来は!」 と
    その方針を固めていたであろうと思います

 わが家の場合は 「その時期が来て 本人が望めば!?」
 という程度の考えから
 5年生になる頃に 本人の気持ちを確認させるために
 「受験塾」というところに 通わせた時期がありました。
 結果、
 「お受験」というのは 考えている以上にHardなエネルギーが必要
 という事を悟りました。
 同時期に、幼い頃から取組んでいた水泳のコーチから
   もっと練習日数を増やして
   競泳選手として取組んで行って欲しい
 との要望も頂いたことから
 中学校への進路も決定することとなったのです。

          (続いて 迷い・・・3 へ)

 


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YELL!

2010-01-15 | 2010年

受験シーズンもピーク。。。
多くの人は
中学校までは公立義務教育を受けて
はじめて体験するのが 高校受験。。。
どういう理由にしても
この時期には一つの選択をしなければならない。。。
今年 これから受験をする 中高生の皆さんには
是非! 自分自身の思い(=希望)というものを
達成して欲しい と願っています。

先日の朝・・・、
息子の通学路線で 人身事故が
時間帯 と この時期とから・・・、
   もしかしたら・・・?
   受験生 (or 学生) かしら。。。。
と 気がかりでした。。。
帰宅をした息子からの話では
やはり 高校生男子(=2年生)だったそうで、
複雑な気分に陥り、いろいろな人の思い・・・
というものを 考えてしまいました。。。

まずは・・、当人の思い。。
 おそらく当日も
 いつも通りに登校する準備をして 自宅を出たのだろう(・・・か)。

送り出した家族(=お母さん)の思い。。。
 普通に 登校する息子を送りだしたその後・・・、
 衝撃的な通報を受けた時の気持ち。。。。

何故?
いつもの朝が・・・、そのような悲しい事態を迎えてしまったのか。。。

そして
過去に自ら命を絶ってしまった
高校1年生の時のクラスメイトのことを 思い起こす。。。
 最後の 最後の日の一日前は、
 高校1年生の終了式の日だった。。。
 早々に 人の気配が少なくなった教室で
 いつまでも残っていたのは・・・、私と 友人の女の子と その彼。。。
 その時の 彼の様子=背中を 時折 思い出す。。。
 何故か!? 孤独で 寂しいような背中だった。。。
 でも、
 当時の私には 何も察する力(心)が無かった。。。

未だに 彼の悩みの深さは理解できない。。。
けれども!
何故!? 
健康で若い人生を 中断させなければならなかったのか・・・?

現在、
身近に 「留年の危機」にある息子さんを抱えたお母さんの話を聞くと
目的を持って 自分の希望する高校に入ったにも関わらず
高校生活の中での 何らかの行き違いに遭遇し・・・、
自暴自棄な気分に陥っている様子を 勝手に想像しています。。。

私自身を振り返ってみても
高校時代は 楽しくもあり・・・・、
悲観的な気分に陥り易い出来事というのにも
たくさん出会った時期でした。。。

思春期(~青年期)の心は 壊れやすい。。。
周りが思っている以上に 複雑な感情を抱えている。。。
そして一途な考えに陥ってしまうと
暗くて長~いトンネルからの 出口が見えなくなってしまう!?

2009-04-08 にも書きました↓↓↓

高校の3年間は まさしく
「子供から大人への入口(トンネルの中)」

入った時と 経過して 出口に立った時の自分とでは
自覚はないものの 振り返って見れば・・・・、
かなりの距離がある。。。。

このトンネルは
人が成長する上で 必ず通り抜けるべくものだとしたら!?
出口に立って どんな世界を眺めるか・・・!?
自分の求める世界 というものを
強くイメージしながら 歩むことは重要かも知れない。。。。

この時期こそが!
親としてのサポート力(抱擁力)が求められる!!
子供自身の力 に期待をする前に
親としての自分の在りかた というものを
思春期の子供の生き様に寄り添いながら
真摯に考え抜く時期だろうと 日々 自省しています。。。

中高生にYELLを!!!

 


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