信愛、ヨーガ、英知、これらは同じ会堂へゆくための三つの扉です。この扉から入る人も、あの扉から入る人も、同じ会堂へ入ります。英知を得た人は、一切のものを至高神の本質とみます。神を信愛する者は、すべてを神のたわむれとみます。行為の道をゆく者は、すべてを至高神への奉仕とみます。英知、信愛、行為の三つの道は前世の縁による好みにより、どの道をゆくかは人によりまちまちです。理性と感情の進歩の程度によってもまちまちです。英知を得たティアガラジャは言いました。「マーヤー(幻)は去った」と。しかし「マーヤーは来ることもなく行くこともありません」 燈火を会堂にもちこめば、燈火が来て暗闇が去ったとあなたは言います。しかし暗黒はどこへ去るのですか。燈火を消しなさい。暗黒となります。暗黒は出ていった場所からふたたび扉を開けて戻ってきて会堂を暗闇で満たしたのではありません。暗黒は出ていったのではないのです。ただ会堂に燈火が燈もされ、光でいっぱいになっただけです。そのように、神の恩寵を得るならば、英知が満ちあふれ、神から分離しているという迷いは力を失います。
ー黄金の宇宙卵 P 123~124 ー。
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