羊の見る夢

霊性。

事実。

2023-09-02 10:04:30 | 日記
事実とは、その時何が起こったのかということではなくて、その時自分がどう感じどう思ったのかということを述べることです。

事実を述べるというのは、経験や体験を述べることであり、経験や体験は記憶の中に集積された主観的印象に他ならないからです。

私はこのようなことを見たとか、私はこのようなことを聞いたということは可能ですが、そのよう記憶の真偽は、記憶を伝達された聞き手のハートに委ねられています。

“この人が言うのだからきっと本当のことに違いない”とか、“こんなやつの言うことなど到底信じることが出来ない”とかの聞き手の判断は、話し手のハートの純粋さの如何によります。

事実によって人を説得することは出来ません。
その事実を語る人の人格や人間性によって人は説得されます。

警察官や裁判官は説諭をする権限を法律によって認められています。

彼らは職務の執行として説諭をすることが認められているのです。

説諭とは善悪正邪に対する主観を述べて、こんこんと教え諭すことに他なりません。

警察官や裁判官にはそのような社会的役割までもが期待されています。

彼らは罪を犯す可能性がある人、罪を犯した人に、直接接触するからです。

説諭をすることによって、彼ら自身もまた罪の汚れから免れるからです。








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