人に優しくしなければならない訳は、自分で自分を救うことが出来ない人がいるからです。
心優しい人達による援助や支援が、現世に於ける神仏の救済事業の実態です。
心優しい人というのは、謂わば慈悲の戦士です。
忍辱が纏う鎧であり、犠牲と献身が救済の手立てです。
愛が動機であり、決して諦めない心が戦う力です。
見棄てられている人達を救うことが、心優しい人達に神仏が与える命令です。
怯えている人、自分で自分を責めている人には優しく接する必要があります。
大乗の御仏の授け賜う修行は慈悲行です。
大乗の修行は慈悲行の実践であり、苦しむ人、困っている人、弱っている人、辛い思いをしている人、悲しみ嘆く人、怨みつらみに凝り固まっている人、思い上がっている人、惨めな人、除け者にされている人、差別されている人、卑しめられている人、これ等の救済を必要とする人達すべてに対して慈悲心を掻き立てるようでなければなりません。
慈悲とは、救済の実践に他なりません。
ただ思っているだけの慈悲は無益な空想に過ぎません。
慈悲の熱い血潮が身体中を駆け巡っているのでなければ、他者の幸せの為に働くことは出来ません。
おん まか きゃろにきゃ そわか。
偉大なる同情心を持つ者に幸いあれ。
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