株式会社アセラ 農薬部

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農薬通信果樹2014年5月「時期の防除」

2014-06-09 17:55:37 | 記事

< 害虫の発生状況 >
モモの主要害虫モモハモグリガは4月上中旬に越冬世代成虫の発生が見られ、その後、年5、6回世代をかえて発生します。

数年前までは発生が多く被害が確認されましたが、近年は少発生の傾向があります。

本年の発生状況は、山梨県病害虫防除所の調査結果で県内各地点とも発生が少ない傾向です。

図1は □ 2014年の調査状況、●平年値を記したグラフになっております。

また発生の多かった ▲ 2007年の発生状況も示しました。

発生数は後半にかけて増える傾向が確認できます。

モモハモグリガは極少発生ですが、シンクイムシ類、ハマキムシ類は例年同様の発生です。

山梨県防除暦に従って幼果期(5月中下旬):カスケード乳剤(3000倍)、袋かけ前:ダーズバンDF(3000倍)、6月中旬シンクイムシ類、ハマキムシ類の同時防除としてサムコルフロアブル10(5000倍)で防除を実施してください。

さらに詳しくは、山梨県病害虫防除所のホームページ上で病害虫の発生状況が掲載されています。

合わせてご確認下さい(http://www.pref.yamanashi.jp/byogaichu/index.html)。

 

           図1.モモハモグリガ(一宮町)発生消長

                             

                              山梨県病害虫防除所調べ

 

 

 


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