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あぶぐまの里にっき

阿武隈の地に移り、昔ながらの農とくらし、技の継承を目指していたが、原発事故で自然・社会環境、自分の心も全てが変貌。

岡山の棚田とイノシシよけその1

2012-01-12 19:59:44 | 農作業
写真公開します。
北庄の棚田です。







イノシシ対策。トタンと電気柵の2重になっています。



こちらは、電気柵の下にシートがはられています。草対策ですね。



川俣町在住時も、イノシシに悩まされましたが、被害が出て年数が浅かったんですね。このあたりは囲いもレベルが高く、とても参考になります。いずれにしても、イノシシよけを作らないと、だめそうですね。

石川町産小豆 不検出

2012-01-12 19:55:19 | 農作業
家の前の田んぼの畦で栽培した、不耕起で無肥料の小豆の放射能簡易測定しました。
その結果、「不検出」(検出限界30Bq/kg)でした。
じゅうねんが高かっただけに、不耕起無肥料ならもっと高い値が出るのではないかと思いましたが、そうでもなかったですね。
30ベクレル以下のどのくらいだかはわかりませんが。


福山訪問

2012-01-11 22:09:55 | 農作業
広島の後は、福山市の知人の親戚宅に伺いました。
親戚一同集まっている状態に、一人ぽつんとお邪魔した感じになってしまいましたが、とてもよくしていただきました。
付近の田畑や荒地を案内してもらいました。

阿武隈とは少し違う地形ですが、典型的な田舎の風景です。


やはり、休耕地が多いです。竹林が侵食してしまったところを復活させようと、退職を機に竹の伐採を行っておられました。
また、すぐに始められそうな土地では来春から畑を始めるそうです。お米は兼業でずっと続けてきたそうですが。

岡山の棚田もそうでしたが、このあたりは、田んぼや畑などの多くは土手ではなく石垣になっています。
こんな低い段差でも。


ただの土手よりも丈夫だと思うのですが、この土手が崩れたところも見せてもらいました。このお宅のやっている田ではないですが、水の管理がよくないのでは? とのことでしたが、そんな簡単に崩れてしまうのでしょうか? それにしても、これって崩れたらただの土手よりも修復が大変そうですね。
ちなみに、お米は「あきたこまち」もやっているとのこと。福山よりかなり寒いうちのほうでも早稲品種なのに・・・。


鍋やごちそう、宿泊もさせてもらい、ありがとうございました。
そして、西条柿の干し柿はおいしかったです。


厳島神社の鳥居

2012-01-11 22:05:32 | 農作業
私は福島に戻ってきたのですが、旅の記録を続けます。
1月6日、宮島の厳島神社にも行って来ました。


この海に浮かぶ鳥居、実は、「固定されずに浮かんでいる」と自慢げに言う人がいました。
どうなのでしょう?

実際は浮いてはいないですが、地面に固定されてはおらず、乗っかっているだけだそうですね。



広島平和記念資料館で福島と比較

2012-01-11 19:19:53 | 農作業
広島の平和記念資料館へ行きました。

学生のころ一人旅を始めて、いちばん最初に訪れた広島とこの資料館。これまでも何度も訪問していて、毎回全部は見切れないので、部分部分に分けて見学しています。

今回は、今までとは少し違う気持ちがあり、放射能に関するところを重点的に見学しました。
原爆投下により放射能を浴びた遺品も数多く展示されているが、それらはみな今は汚染されておらず放射線の危険性はないらしい。
そこで、ふと疑問が。
「広島に原爆が投下され、放射性物質が大量に撒き散らされ、身の回りのものや建物、土壌などが汚染されたはずだが、今はほとんどその影響がないのは何故だろう。地上にある人工物は洗い流されそうだが、森林などに黒い雨などによって落ちたものはどうなっているのだろうか? 福島では何十年にもわたり、汚染の影響が続くだろうし、2度と住めないような場所もありそうだが、広島は大丈夫なのは何故だろうか?」

資料館には緑のジャンパーを着たピースボランティアのかたがたくさんおられ、案内してくれています。そこで、この疑問を聞いてみました。すると、わざわざ詳しい人がいると、控え室まで案内してくださいました。

丁寧にご回答くださったのですが、疑問は100%解決はしませんでした。でも、次のことがわかりました(既知の点もありましたが)。
「広島の原爆の放射性物質は福島第一原発により放出された放射性物質よりもだいぶ少ない。」
「地上に落ちたものより、大気中に拡散された割合のほうが高い。」
「数ヵ月後の台風の雨で、多くが流された。」
そして、次のようなこともおっしゃっていました。
「半減期などから推測される値よりも高い数値が計測される。これは世界で行われてきた核実験によるもの。」

セシウム137の半減期は約30年だから、原爆投下後60年たっていれば1/4に減少しているはず。しかも物理的に流某して、結局は核実験による汚染のほうが多いというのである。これは、福島と比較すると、避難区域ではないが健康に暮らせるか不安な地域も、60年もすればほとんど問題なくなるということでしょうか。では、ここ石川町のあたりの汚染ではどうなのだろうか? 福島市くらいの汚染ではどうなのでしょうか? 100万ベクレル/㎡以上あるような地域ではどうなのでしょうか? 数値的に解釈することはやはり難しそうですね。

以下のサイトも参考になりました。
http://www.hiroshima9.com/osen/osen.html

http://city.youth-service.com/01publication/0301BlackRain2010.pdf


広島訪問

2012-01-07 18:05:31 | 農作業
福島県に住んでいた知人ご家族が実家の広島県に移っています。きのうそちらに泊めてもらいました。赤ちゃんが元気だったので一安心。
広島県に避難している福島県民の情報をたくさん聞きました。自主避難もいます。広島も岡山も避難してきていますが岡山県は関東からの避難者も多いとのこと。
原発事故前に福島県に移り住んでいた仲間は西日本や東北など離れ離れになってしまっていますが、こうしてたまに会って話ができるととても励みになります。
急な訪問でしたがお世話になりました…。ありがとうございます。

ネットカフェ

2012-01-07 11:51:38 | 農作業
岡山のネットカフェに泊まりました。事前に調べてはおいたのですが、いざ着いてみると、調べた以上によい待遇!
パソコンもテレビもないブースでは、10時間のナイトパックで1250円。真横になって寝られます。シャワー無料で、フリードリンク制。しかもいろんなドリンクのほかにご飯と味噌汁も自由ということで、一気に気に入ってしまいました。ちなみにパソコンあるブースだと10時間で2000円近くするようです。入会金は無料でした。駅から1kmくらい離れて駅前の店より安いのかもしれません。

雪景色の岡山の棚田と集落の散策

2012-01-07 11:34:53 | 農作業
 津山線の誕生寺駅をおり、お寺で初詣で。里山の低いところから山をのぼっていくと、斜面に棚田の広がる集落に着きました。「北庄」の棚田は日本一の広さだそうで、民家と田んぼと、遠方に広がる山々と空との風景がとても素晴らしい。たまたま降った雪で白化粧されていました。暮らすには大変そうですが、のどかでもあり、日本的な場所でした。

しばらく歩き、峠に立つ棚田の里(交流館)は閉館中。雪は日陰は10cmくらい積もっていました。
山を下り、県道を進むと次は「上籾」の棚田。こちらも斜面の広大な棚田に圧倒される。犬を散歩中の夫婦が通りかかり、ちょと立ち話。すると彼らも原発避難後、神奈川県から岡山県へ移住したとのこと。福島県から岡山県へ移住した私の知人ともつながりがあるようでびっくり。
 同じ自主避難でも私のように福島県内でしか移らない人もいれば、南関東から遠くへ移るかたもいる。移住先では移住者同士のつながりもできているとのこと。「避難する、しない」で家族や地域がギクシャクしているところもありますが、お互いに非難しないで暮らせるといいなと思います。

集落やため池が点在し、それらを縫いながら下ると、のどかな里山の風景から一転、大規模な砕石場。この日も運用中でした。
歩いていた地元のおばちゃんに励まされつつ国道53号まで下り、道の駅に寄り、弓削(ゆげ)駅まで歩き、この日の散策は終了。暮らすにはなかなかよい土地だと思いました。

新年

2012-01-07 10:54:21 | 農作業
年が明けました。昨年は大きな災害で多くの方が犠牲になり、多くの方が苦しい日々を送ることとなりました。
私も、避難と定まらない居場所のため、精神的にも落ち着かない日々でしたが、多くのかたに支えられ、無事に新年を迎えることができ、とても感謝しています。
さて、お金はなくたいした仕事もないけれど、時間はあるということで、青春18きっぷの旅に出ています。今まで西日本へは旅に来ることはあっても、暮らすという視点はありませんでした。しかし、原発の事故をきっかけに、西日本に移住することも視野に入れて考えないといけなくなりました。今のところその気はあまりありませんが、自治体の受け入れ体制や移住者(知人やそうでない方も)が多いことから、気になっていた岡山県と広島県。地図好きな自分が地形図を見てみると、田舎暮らしによさそうな場所がたくさんありそう。
という訳で、まずは岡山県の棚田を見にいきました。

じゅうねん(エゴマ)が183Bq/kg

2011-12-26 19:37:32 | 農作業
ここ石川町の家の前の畑で採れたじゅうねん(エゴマ)の放射性物質簡易調査の結果、

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セシウム134  71Bq/kg
セシウム137 112Bq/kg

合計  183Bq/kg
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という結果が出ました。

高いです!

土地は汚染されているので、ひょっとしたらこのくらいの値が出るのは想定内でしたが、
コメの結果が低く、ちょっと安心気味だったので、このちょっと高すぎる値にはショックでした。

100ベクレルを越えると、改定後の出荷制限の基準以上です。
一度に大量に食べるようなものではないですが、やはりこれはちょっとよくないですね。

今年はお試し要素が強く、作付けも多くはないですが、日常的に扱いたいと思っている作物がこのくらいの汚染だと、
やはり住む場所を考えないといけないですね。

豆や雑穀、野菜なども順次計測していこうと思いますが、
無料版の簡易測定は順番待ちなので、だいぶ時間がかかってしまいます。
援助があれば、有料のより精密な検査をしたいと思います。