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あある の どくはく

いるか文化

2010-03-11 | 文化
3月7日付で書いた縄文真脇遺跡はイルカ遺跡で有名です。イルカの骨が大量に発掘され、縄文の時代にイルカを湾内に追い込み食べていたことが確実視されています。
イルカといえばそう、映画「ザ・コーヴ」。シー・シェパードの乱暴なふるまいはさすがにどうかという中、改めて日本のクジラ漁へのバッシングな予感。まぁ本編を見たことがないのでわかりませんが。

いくら縄文真脇遺跡でかつてイルカ漁が大量に行われていたからといって、イルカ漁・クジラ漁が日本人のDNAに刻まれた文化だとは思いませんし、仮にそれを認めたとしても、何が何でも守り通すべきことだとは決して思いません。和歌山県太地町はやや特殊なお土地柄であり、それをもって日本人全体を語って欲しくないですし、同時に日本人にも、特殊なお土地柄をかばうような報道はして欲しくないです。もっとも、こんな小さな町で獲り続けたところでいくらも影響はないとも思いますが。
そういえば去年だったか、NHK教育が「知る楽」という番組で「クジラは日本文化だ」という話を四回シリーズで放送していましたが、NHKにしては最低の内容でした。
でももし、映画「ザ・コーヴ」の主張が「かわいそうなイルカたち」でしかないなら、冷笑を超えて怒りを覚えるかもしれませんね。

ちなみにクジラとイルカは同じです(呼び名が違うだけ)。