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月見よと簾うごかす・・・足利義尚

2006年09月24日 | 戦国時代
月見よと簾うごかす秋風に君まちをれば夜ぞ更けにける<足利義尚>

(月を御覧と言うように簾を動かす秋風に吹かれながらあなたを待っていると、いつの間にかすっかり夜が更けてしまった。)

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千年ののちにも誰か 恋おれば この月みるや秋の夜ふけに(ねーね)



夢も憂し・・・十市遠忠

2006年09月13日 | 戦国時代
夢も憂し かへる朝(あした)にまどろめばいくたびみるも別れなりけり<十市遠忠>

     (夢もいとわしい。恋人のもとから帰らねばならぬ朝、寝床でまどろめば、幾たび見ても別れる夢ばかりであるよ。)

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夢にみし二人で眺む強き雨 覚めればいつもひとりなりけり(ねーね)



心なき身にだに・・・伊達政宗

2006年08月27日 | 戦国時代
心なき身にだに月を松島や秋のもなかの夕ぐれの空<伊達政宗>

     (もののあわれを解さない我が身でさえ、月の出を待ちわびる松島よ――秋真っ盛りの夕暮の空の下で。)

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ここに居ればいま君着くと松島の波のまにまに口ずさみする(ねーね)

罪をきる弥陀の剣・・・駒姫

2006年06月08日 | 戦国時代
罪をきる弥陀の剣もかかる身のなにか五つのさわりあるべき<駒姫 豊臣秀次側室>

     (罪を斬る弥陀の慈悲の剣で引導をわたしていただく身ですので切られていくことになにも支障はありません>


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玉限(きは)る罪無き珠の世は消へて 義の光さす蓮咲く世へ(ねーね)