こんばんは!ミイです。
みなさんのところでは、
台風の影響は大丈夫でしょうか?
7月に入り、各地で夏祭りが始まりましたね。
この時期と言えば、祇園祭や天王祭ですね◎
厄除け信仰から始まった祇園祭りは、
京都の八坂神社をはじめ、全国各地に伝わる夏祭りの1つです。
明日からは松阪でも祇園祭が始まります!
バレルズでもお邪魔する予定なので、楽しみにしています(*^_^*)
毎年、祭りの日になると
地域の人が集って、
神輿(みこし)を担いだり、
山車(だし)を曳いたり…
老若男女が総出で
賑やかにハレの日を祝う。
まちの一体感や、
ふるさとへの誇りを
改めて感じられる機会のような気がします。
*****
さてさて。
そんな今回も
水曜のみっちゃんに続き、
鳥羽の離島のできごと?をお伝えします!
7月12日(日)に
鳥羽市・坂手島で行われた「棒練り」を見てきました。
島にある「若宮神社」の天王祭のなかの伝統行事で、
島民らが行列をつくり、神社までを練り歩くというものです。
「棒練り」とは、
その行列の中で行われるものを指しています。
棒練り役の男性は、行列の中で
両端に五色の飾りをつけた木の棒を
くるくると回しながら進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/4c/004048bd40775432173fc233053694d5.jpg)
(鳥羽市HPより)
棒を回すのは、山車の車輪に見立てたものと言われ、
路地が狭くて山車が通れない坂手島特有のものです。
この行事は、江戸時代に島で疫病がはやったときに
津島牛頭天王(ごずてんのう)をおまつりしたところ、
たちどころに治ったのがはじまりといわれます。
実は、この「棒練り」、
江戸中期から343年続いてきましたが、
今年を最後に中止となることが決まっています。
中止の理由は、
高齢化が進む島で、
解散した青年団の代わりを高校生が担うなどして続けてきたけれど
後継者となる若者が減ったことから、存続が厳しくなったため、だそうです。
当日は、
「浜辺の小屋」と呼ばれる広場から
若宮神社まで数十メートルを
太鼓や音頭に合わせて、ゆったりと行列が練り歩きました。
行列の中にはしっかりと前を向きながらも涙を堪えた表情の方もおられ、
みなさんが感慨深そうに、でも最後まできっちりと奉納をされていました。
最後を惜しむように
島外からの見物客も多く訪れていました。
「本当に寂しくなるのは来年からだと思う」
という島民の方の声が心に残りました。
私が見た棒練りの流れを写真でご紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/00/98588f8f8a7a7fed9db9b8ab1a77bfc6.jpg)
18時過ぎ、両端に五色の飾りを付けた180㎝くらいの棒をもって男たちが広場に集まってきました。
棒練り役、歌い手といった祭の主役は、島の旧家で代々、世襲制で務めてきたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/42/1007700f1a43e5ed7162760155a6f48a.jpg)
海水を汲んで心身を清める「若水汲み」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/62/e70a0ada6a8b46357ace4f3d46e1371c.jpg)
代々、御火宿(おひやど)に定められた家で、提灯の明かりに火をともします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/c9/693e4e7ab676fcfe1832ef78d26c40a9.jpg)
細い路地を進み、歌と太鼓に合わせて、飾り棒をゆっくりと回しながら神社へ練り込みます。
この日はどの家の軒先にも提灯が飾られていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/7f/efe121579327be290401788438be21af.jpg)
紋付袴に白タスキの棒練り役は2人。一子相伝で受け継がれてきたそうです。
棒練りの棒は、もともとは折れた櫓を活用したのが始まりだと、隣になった人に教えてもらいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/78/cf7491f57ce9f626ff5637254a58bc43.jpg)
若宮神社にはたくさんの人。静かに、1つの伝統行事が最後を迎えました。
*****
来週の金曜のブログは、リーダー・勝田さんが担当です。
お楽しみに\(^o^)/
みなさんのところでは、
台風の影響は大丈夫でしょうか?
7月に入り、各地で夏祭りが始まりましたね。
この時期と言えば、祇園祭や天王祭ですね◎
厄除け信仰から始まった祇園祭りは、
京都の八坂神社をはじめ、全国各地に伝わる夏祭りの1つです。
明日からは松阪でも祇園祭が始まります!
バレルズでもお邪魔する予定なので、楽しみにしています(*^_^*)
毎年、祭りの日になると
地域の人が集って、
神輿(みこし)を担いだり、
山車(だし)を曳いたり…
老若男女が総出で
賑やかにハレの日を祝う。
まちの一体感や、
ふるさとへの誇りを
改めて感じられる機会のような気がします。
*****
さてさて。
そんな今回も
水曜のみっちゃんに続き、
鳥羽の離島のできごと?をお伝えします!
7月12日(日)に
鳥羽市・坂手島で行われた「棒練り」を見てきました。
島にある「若宮神社」の天王祭のなかの伝統行事で、
島民らが行列をつくり、神社までを練り歩くというものです。
「棒練り」とは、
その行列の中で行われるものを指しています。
棒練り役の男性は、行列の中で
両端に五色の飾りをつけた木の棒を
くるくると回しながら進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/4c/004048bd40775432173fc233053694d5.jpg)
(鳥羽市HPより)
棒を回すのは、山車の車輪に見立てたものと言われ、
路地が狭くて山車が通れない坂手島特有のものです。
この行事は、江戸時代に島で疫病がはやったときに
津島牛頭天王(ごずてんのう)をおまつりしたところ、
たちどころに治ったのがはじまりといわれます。
実は、この「棒練り」、
江戸中期から343年続いてきましたが、
今年を最後に中止となることが決まっています。
中止の理由は、
高齢化が進む島で、
解散した青年団の代わりを高校生が担うなどして続けてきたけれど
後継者となる若者が減ったことから、存続が厳しくなったため、だそうです。
当日は、
「浜辺の小屋」と呼ばれる広場から
若宮神社まで数十メートルを
太鼓や音頭に合わせて、ゆったりと行列が練り歩きました。
行列の中にはしっかりと前を向きながらも涙を堪えた表情の方もおられ、
みなさんが感慨深そうに、でも最後まできっちりと奉納をされていました。
最後を惜しむように
島外からの見物客も多く訪れていました。
「本当に寂しくなるのは来年からだと思う」
という島民の方の声が心に残りました。
私が見た棒練りの流れを写真でご紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/00/98588f8f8a7a7fed9db9b8ab1a77bfc6.jpg)
18時過ぎ、両端に五色の飾りを付けた180㎝くらいの棒をもって男たちが広場に集まってきました。
棒練り役、歌い手といった祭の主役は、島の旧家で代々、世襲制で務めてきたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/42/1007700f1a43e5ed7162760155a6f48a.jpg)
海水を汲んで心身を清める「若水汲み」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/62/e70a0ada6a8b46357ace4f3d46e1371c.jpg)
代々、御火宿(おひやど)に定められた家で、提灯の明かりに火をともします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/c9/693e4e7ab676fcfe1832ef78d26c40a9.jpg)
細い路地を進み、歌と太鼓に合わせて、飾り棒をゆっくりと回しながら神社へ練り込みます。
この日はどの家の軒先にも提灯が飾られていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/7f/efe121579327be290401788438be21af.jpg)
紋付袴に白タスキの棒練り役は2人。一子相伝で受け継がれてきたそうです。
棒練りの棒は、もともとは折れた櫓を活用したのが始まりだと、隣になった人に教えてもらいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/78/cf7491f57ce9f626ff5637254a58bc43.jpg)
若宮神社にはたくさんの人。静かに、1つの伝統行事が最後を迎えました。
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来週の金曜のブログは、リーダー・勝田さんが担当です。
お楽しみに\(^o^)/
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