A2G2Mk2

脱線過多ですが在庫についてとか、アンテナに引っ掛かるガラクタまで、と言いつつ、柴犬となめこの話が多いかも(汗)

カントリーってなあに

2012-03-18 22:52:25 | Weblog
何がどう違うのか、というご質問が多いのに説明して無いなあ、と思いまして・・
(今回の画像、説明用として役割を為していないので、
 改めて解り易く撮り直してから載せ直しますので・・
 今回の画像だとちょっと説明不足ですね・・)

単に数値だけで言いますと、車検証での数値差異で15cm、カントリーが高いです。


車高を上げてあるのもさる事ながら、何が普通のゴルフ2と違うのでしょうか?


総生産台数600万台を超すゴルフ2には多くのグレードや限定車がありますが、
その中でも特に異色度の高いモデルが、
4輪駆動化した「シンクロ」をベースとして
更に車高を大幅に高くした「カントリー」です。

まず、FFのゴルフ2を4駆のシンクロにするのに当たって、
ボディ本体はセンタートンネルをかさ上げして、
(サイドブレーキの付くところが上に来ていますし、
 センターコンソールのポケットも浅くなっています)
リアサスペンションの設計を一新、それがシンクロです。
(FFのゴルフ2では前と後ろの構造が全く違うのですが、
 四輪駆動車はリアサスペンションがフロントと似た
 (厳密に言うと違いますが)構造にされています)

シンクロ(四輪駆動)化するだけでも
それだけ大規模な変更をしているところに、
普通の車高の場合サスペンションとボディを直接固定しているポイントに、
カントリーではその2者の間に、厚み10cmくらいの
「ヤグラ」みたいなフレームを噛ましてあります。
本当にヤグラです。お神輿にでもできそうな構造です。
全体に主材として使ってあるパイプの径だけでも8cmくらいです。



上がカントリー、下が普通の2駆のFFです。
脚周りに関しては共用できる部品が結構少ないです。
ダンパー単体でも、全長で10cm以上長いものを使っています。
(ばねの下の部分だけで10cm程長いです)

もうひと組。同じ様に右ドア下から左フロントホイールの方を見た画像です

カントリー(黒いパイプが横切っています)

普通のゴルフ2(向こうまでは触媒が目立つだけです)

今回画像を忘れたのですが、カントリーはエンジンの位置はボディに対してかなり低い位置になります。
それで、普通のゴルフ2の位置にエアコンのコンプレッサーを置けない(フレームが丁度ある)
ので、当時輸入元のカタログでは「エアコン装着不可」となっておりましたが、
各整備拠点毎に「ステー形状とベルトの長さ工夫すればエアコン付くじゃん」となった様で、
かなりの確率でエアコンは後付けされていました。
一口に「整備拠点毎に付け方を工夫して後付けされていた」と書きましたが、
ここのやり方はそれこそ色々で、
・後付け前提に設計されていた、Ci用のナショナルのエアコンを付けた例
(この場合もちろん取り付けステーはワンオフ)
・昔は良くあった「クーラー」の汎用品を取り付けたもの
 (ヒーター回路とは独立して冷房だけできる、色んな車種に取り付けできる。
 あったんですよ、色んな形のステーを同梱して、この中から工夫して付けてくれっていうのが)
・生産ライン装着品を丸ごと装着したものも見た事があります。
(一番ポピュラーな、普通のモデルと同じ「エアコン」)

気が付いたら追記しますので・・ひとまずこんな。
(全長の延びている点とか全く触れてないので・・別ページの方がいいでしょうか)

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