このところの異常気象で何があるか分からないので、電源電圧が不安定になったり、停電になったりすることもありうる。
基本的には、他のPCが動作しているときでないと、Wisnows Home Serverのサーバーは、動作していないので、常時稼動しているわけではないが、重要なデータを保管してあったり、各PCのバックアップを行っていたりするため、万が一の停電によるダメージは、何よりも辛い事になりそうだ。
また、夜中のバックアップ中などにダウンすれば、クライアントもサーバーも同時にご臨終になってしまうこともありうる。
そこで、せめてサーバーを救うべく、UPS(無停電電源装置)の登場となるわけだが、Windows Home Serverに正式に対応しているものは、よく分からない。そこで、Windows 2003 Serverの対応用で安価なものを探す。ここで、対応といっている意味は、「自動的にシャットダウンしてくれる」ということだ。
で、バッテリの寿命、コストパフォーマンスを含めて検討すると、
「ユタカ電機製作所 UPSmini500 IIB YEUP-051MAB」
が非常に気になる。
付属のソフトウェア、「FeliSafe/Lite for Windows」は、Windows Server 2003に対応している。ということは、Windows Home Serverでもいけるだろうと判断。
で、早速通販で購入、以下に簡単にレビュー
【デザイン】
電源やインターフェイスは背面にあり、正面には電源ボタンとLEDだけでシンプルなデザインで好感がもてる。
今サーバーで使用しているケースは、ミドルタワーなので、このUPSを上に載せて使用している。小型のケースと並べて使用してもよさそうだ。
【電気容量】
サーバーだけにしか使用していないので、必要にて十分。
【設定項目】
自作PC(Intel Pentium Dual Core E5200、M/B ASUS P5KPL-AM EPU)に
Windows Home Serverで使用した場合、以下のとおり、
・シリアルポートを介して、付属のFeliSafe/Lite for Windowsをインストールして使用。
・結構きめ細かく設定できる。
・通常は、デフォルトでよさそう。
・テスト動作してみたが、電源断からシャットダウンは、問題なく動作した。
・電源回復時に再起動できるように、マザーボードのBIOSで、電源復帰したときにOnになるように設定した。
【サイズ】
よく考えられた、コンパクトサイズだ。
タップ型だと、意外と場所をとり、薄型だとある程度幅のあるところを探す(立てると不安定に見える)が、これは、机の上でPCの脇に置いても、机の下においたPC本体の上に置いても使うことができて設置性が大変よい。
【総評】
バッテリ寿命7年搭載、保証期間も2年ということなので、バッテリーを自分で変えられないことはマイナス要因になるかもしれませんが、バッテリ寿命が長いので本体寿命を考慮すれば交換しなくてよさそうなので、維持費を含めたトータルのコストパフォーマンスが非常によろしいと思う。
また、動作音も全くなく、コンパクトなので置き場所に困らないのが大変ありがたい。
ちなみに上部がかなり暖かい。(熱いとは言わない)
さらに、この価格で、Windows Home Serverで問題なく動作して、Windows 7、Linuxにも対応しているいることは、アドバンテージだと思う。
何もなければ、こういったものは不要なのだが、転ばぬ先の杖として、Windows Home Serverを守ってくれそうだ。