第64回の発信です。 冬、空、雲、青さが眩しい茅ヶ崎です。
1/24高砂コミュニティーセンター会議室2にて新春茅ヶ崎勉強Cafeが開店しました。
第1部フリーアウトプットの時間は、参加者の近況報告を中心に発表がありました。政治の行方、取り組んでいる活動、失われていた大切なものの復活、新メンバーの自己紹介などなど、です。
第2部はYゼミの時間です。お題は「TPP問題:日本の国益に叶う最善の道とは何か?」今回のゼミ担当Yさんにより、TPPの概要から、その問題のポイントを解説されました。特にTPPと農業問題:農政改革なくしてTPPは不可能か?の答えは、命題の逆読みになるのではないか、という問いかけがなされました。即ち、TPPなくして農政改革は不可能である。ここからスタートしました。逆に内閣府の取りまとめた報告書の数字を眺め、日本の関税率は他国に比べても既に低くなっており、実質アメリカとのFTAとも読めるTPPは日本の農業を壊滅させる..のではないか。また2013年2月に行われた日米首脳会談における共同声明の安倍首相の言葉の曖昧さがについて、指摘に上がり、ここのポイントを確認し、議論に立ち戻った経過となりました。議論の結論は出ませんでしたが、一年後の勉強Cafeにて定点観測をし、検証してみたい、ナラこう感じた次第です。参加者の皆様、お疲れ様でした。
著者 中村靖彦「日本の食糧が危ない」岩波新書 本間正義「農業問題」ちくま新書 大門正克「明治・大正の農村」岩波ブックレットです。www.amazon.co.jp
TPP本が数ある中で、説得力が一番あると思われたのは、中村氏、本間氏の両著書です。そして大門氏のこの本より、明治大正期の農地所有の変遷を知ることができました。農家は、①維新②日清日露③第一次世界大戦前後にあった世界の経済情勢の変化に、対応してきたこと知るにつれ、歴史の長いスパンで見ればみるほど、日本の農業が現状維持にはならない.. ことなのかなあ.. 間延びして申し訳ありません。
今日はここまで!次回勉強Cafe開店は2015年4月25日(土)になります。では失敬!ナラ