茅ヶ崎発!勉強通信

茅ヶ崎在住の著者が日々の自身の勉強のあれこれを発信致します。

ひさしぶり湘南工科大図書館+Cafe追加連絡

2014-09-29 09:38:50 | 学習

第60回の発信です。   茅ヶ崎は、金木犀の香りが全開、そして晴天。

 

1か月ぶりに、湘南工科大図書館に行って来ました。季節は進み、大学の構内も秋風(少々強い)を感じ、快適です。早速、週刊東洋経済の8月後半分をチェック。8人掛けの長テーブルにひとり私。活字に、のめり込み、何というのでしょうか、頭の隅々に何かが浸み込む快感です。図書館前(上記写真)に鐘を発見し、パチリ。次回勉強Cafeのコンテを確認する等、充実した時間となりました。茅ヶ崎赤羽根の田んぼも、稲刈りが進んでいます。風が吹くたびに、稲の色身の変化+影が後からついてゆく感じが素敵です。

次回11/1勉強Cafeの追加連絡です。

湯川秀樹・梅棹忠夫「人間にとって科学とは何か」中公新書より、二人の対談中の二つの疑問をゼミの問いとして、挙げたいと思います。

①P45湯川: ところが、数にならんものがある。たとえば言葉です。言葉そのものは、数にならなんと思うのです。

②P46梅棹: 「史記」を読んで、ものすごく感動する。そして納得がゆくんです。そこに書いてあることは、みんな一度限りのものです。しかし、ぱっとわかるところがある。これはどういうことでしょうか。

対談の中から抜粋していますので、意味がとりにくいかと思いますが、お許しください。もう少し詳しいところは、私ナラまで、問い合わせください。 TEL 090-3572-0202

さて本の紹介です。

著者 いせひでこ 「七つめの絵の具」平凡社 です。www.amazon.co.jp

この本も出会いです。図書館にて、茨木のり子史の本を本棚に戻す際、横にありました。著者は自らを絵描きと称し、自分の記憶の原初体験を色に絡ませて綴っています。項目ごとの氏の誌も素敵ですが、P142のここがいいです。「絵は説明やいいわけをするために描いてきたのではなかった。解説するくらいなら描かないほうがよい。表現通りに受けとってもらえないことに不満をもつようだったらそんな創作やめたほうがよい。思いもかけない解釈や感想に出会って、世界の広さに気づかされる。人の心にふみこむことができないように、創作の真意なんて強要するものでもひきずり出すものでもない。その人の今の瞬間で切り取り、時間や偶然がその瞬間を永遠にしてくれるにすぎないのだ」

次回の勉強Cafeも心が絡んできます。氏の感じ方と自分に共通する部分を確認し、自分自身、忘れていた感覚がよみがえりました。

今日はここまで...では失敬!ナラ

 


連絡:秋季茅ヶ崎勉強Cafe2014を開店します!

2014-09-20 11:20:11 | 学習

第59回の発信です。    9月に入り、茅ヶ崎赤羽根の田んぼでは彼岸花が見られます。

茅ヶ崎勉強Cafe

2014年11月1日(土)14:00~16:30...土曜日に戻りました。
茅ヶ崎市民ギャラリーA会議室(茅ヶ崎市元町1-1ネスパ茅ヶ崎3階)
*茅ヶ崎駅下車徒歩1分:北口ペストリアンデッキから直通の入り口があります。

1.フリーアウトプットの時間:読書週間の期間中ということもあり、お題は「読書」とします。、(発表者)自ら話す時間を3分で、お話しください。参考として①お奨め本の紹介 ②自身の近況絡めて読書報告③前々回好評だった『気になった新聞』の紹介 ④その他なんでも。→その後2分程度の質疑応答時間を持ちます

2.ゼミナールの時間(11/1はNゼミ):前回より、識者3人が回り持ちでゼミを開催します。

①仮テーマ「自分の勉強スタイルをデザインするⅡ」-解るってなんだ?-

→湯川秀樹・梅棹忠夫「人間にとって科学とは何か」中公新書より、二人の対談中の疑問をゼミで考えてみたいと思います。(詳細は次回の発信で)

3.学びの良品研究所からのお知らせ:学びのニュース、アイデアを報告させていただきます。

ご興味がある方、話す練習として機会を探している方、わたくしナラまでお問い合わせください。
TEL 090-3572-0202    *参加費はお茶代として200円ご用意ください。

さて本の紹介です。

著者 湯川秀樹 「宇宙と人間の謎」河出文庫 です。www.amazon.co.jp

 

新聞の書評欄で見かけ、本屋で購入しました。自分が小学生時代、学校図書館にあった偉人の伝記を手当たり次第読んでいた頃がありました。エジソン、スチーブンソン、ライト兄弟、野口英世等々...中でも現役はこの湯川博士だけだったと思います。戦後の日本人に希望を与えたとした、ニュース映像も記憶があります。この本、わかりやすく、万人に物事を説明する、という点で、教科書のような気がしました。どの謎も考えるヒントになりますが、ナラの感銘した文章を引きます。

P232.「学問するということの快さは、普通の感覚的快さとはひじょうに違うものですけれども、やはり、一種の快感であって、学問すること自体が楽しい、勉強することが楽しい、勉強することが楽しいということは、そう思う人には明白なのです」

勉強通信では、コレです。湯川博士は今でも私のスーパーヒーローです。

今日はここまで...では失敬!ナラ