幸運を呼ぶ「神の手雲」と呼ばれるチェーンメールに注意呼びかけ

昨年、友達から７人に送ると願いが叶うとこのメールがきました


G DATA Software株式会社は、通称「神の手雲」と呼ばれるチェーンメールの扱いについて、緊急で注意を促している。

　「神の手雲」とは、空に二つの手の形をした雲が写っている画像の付いたメールのこと。一見すると神秘的で、これを7人に送ると幸せになるというメッセージが付されている。4～5年以上前に海外で作成された合成写真と推測されているが、正確な発生源は分かっていない。

　この画像自体はダウンロードしても特に問題は起こらないが、その扱いには注意が必要とのこと。

　例えば、広告により収入を得ている海外系ブログの制作者は、“効率よく訪問者を増やす”手段として“この「神の手雲」のような目を疑うような画像”を捏造し、チェーンメールとして配布するのだそう。

　そしてその解説を自身のブログで行い、検索サイトの上位に上がってくるまで”鴨”を待つ。自身のブログには、利益率の高い“悪質な”広告が並んでいる確率が高く、こういった広告のリンク先にスパイウェアやフィッシング詐欺が潜んでいるリスクはかなり高いものと推測されている。

　同社は、こういったメールを受け取っても決して、そこから先に配布をしないようにと呼びかけている。


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