生物屋学生の日記

愛知から沖縄へ流された哀しきカニ好きの日記

コドラート調査

2016-04-15 22:56:39 | 甲殻類
お久しぶりです
最近更新さぼり気味ですね、、、
まあのんびりやっていきます

さて、約一週間前の南知多での干潟ベントスの同定が終わったので一部ですが紹介します

水深の異なる二地点で取ったのですが、種も量も違ってなかなか面白い結果でした

画像をクリックすると大きくなります


それでは甲殻類の紹介です

ここでは相変わらず多いウモレマメガニPseudopinnixa carinata

このシャーレの中(50cm^2で捕れたもの)だけで確か80匹います
干潟の絶滅危惧動物図鑑では絶滅危惧2類に指定されていて、なおかつ分布が紀伊半島から西になっているので恐らく新産地&分布の東限なので、かなり特異な場所なのでしょう



かなり適当な写真(度々出てきます)ですがトリウミアカイソモドキAcmaeopleura toriumiiです
低潮線付近よりも潮間帯中部のほうが出てきます
干潟の絶滅危惧動物図鑑では準絶滅危惧とされているのですが、ウモレより圧倒的に少ないです笑



アカホシマメガニPinnixa haematostictaです
甲幅3mmほどの小型個体でしたが十分特徴がはっきりしていました
かえってこれで瀬戸内海で捕ったマメガニが何なのか分からなくなってしまいましたが…
本種も日本ベントス学会により絶滅危惧2類に指定されています



ギボシマメガニPinnixa balanoglossanaです
これは大型になるため先ほどのアカホシより一回りほど大きな個体であるにも関わらずまだ稚ガニらしさが残っています
ちなみに以前採集した雌成体(最大クラス)はこんな感じです

甲幅14mmぐらいありました
ちなみに絶滅危惧IB類の指定を受けています

ここで捕れるカニって希少種多すぎやろと笑ってしまいます
ちなみに友人はウモレが2類なんて信じないと言っていました笑


その他にも

ウミホタル(細かい種は不明)や


本当に同定に苦労しました
ニシキクーマ属の一種Hemilamprops sp.です
触角と尾節が発達します
検索しても全然情報が出てこないので属までで同定は諦めました


他にもクーマ科の他種やソコエビの仲間も捕れました

次回は軟体動物で書くので楽しみにしていてください

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
旅行疲れ? (きんぶな)
2016-04-16 04:28:20
お久しぶりです。
豆蟹は、本当に蟹口密度?(瀬戸内海全体で1億匹以上?)は、凄まじいですね。
こんな小さな個体ばかり見て、目が疲れないですか?・・・目薬の常備をオススメします(笑)
あと、S・Tさんのブログ上にて、一回だけ宣伝するのをお許しをm(__)m
実は、私もブログ始めました!
ヤフーブログにて、筆者名は、同じく、きんぶな、ブログ名は、“日魚ハン・・・モンハンじゃないよ”です。
自分自身の日淡採集、飼育経験をネタ元に日本淡水魚を中心に面白おかしく話をします。
今週から、すでにあいさつ文、魚紹介の2回のブログ書き込みしてます。
第一回では、日淡会では、明かしていない、私きんぶなの秘密も書き込みしてます。
良かった、一度ご一読下さい。
返信する
Unknown (きんぶな)
2016-04-16 08:18:51
すみません、南知多の干潟調査でしたね。
まだ、瀬戸内海気分が残っていましたm(__)m
返信する
Unknown (S・T)
2016-04-17 23:02:54
コメントありがとうございます
瀬戸内海だと兆の単位まで行くのではないかと内心恐怖です笑

きんぶなさんもブログを始められたようですね
かねてよりブログを書かないのか何気に気になっていた疑問が解消されたようで嬉しいです笑
ヤフー垢作らないと色々不便だなぁ…笑
返信する

コメントを投稿