けんちゃんのコーヒーブレーク

珈琲を飲みながらゆったりと過ぎてゆく時間を見つめ心の琴線に響いた事などを生きている証として綴っていこう。

失ってしまったモノ?

2012-06-25 20:23:57 | 日記

又、昭和一桁生まれと言われるかもしれないが、戦時・戦後の狭間で身につけたことは、忘れられない。

それは我慢、辛抱、倹約などで物より心の時代であった。苦しくても心は豊かであったように思う。今の世の中、欲望過多で親が子を、子が親を手にかけたり、直ぐに切れて理由なき殺人が多すぎる。

豊かになった分、失しなってしまったモノが大きすぎる。親の躾けか、教育か、政治が悪いのかよりも、人間としての基本をしっかり身につけなくては・・・美しく心の優しかった日本人に戻ろうよ


思いやり

2012-06-24 15:25:54 | 日記

一寸した思いやりで癒される記事が目につき、旅での思いが蘇えってきた。

私も木曽路の中でも馬籠、妻籠を訪ねた時、家々の軒には色々な花が活けられ住民の優しさが自然に溶け込み旅人の目を癒してくれる。

                                         

木曽路と云えば学生時代に読んだ藤村の「夜明け前」。「木曽路はすべて山の中である。あるところは岨づたいに行く崖の道であり」 の文語体はリズムがよく感性を刺激する。文語体といえば俳句も口語体より文語体の方が言葉の力が強く体に溶け込んでいくようだ。日本の美しい言葉でもある。省略語、カタカナ語、造語の氾濫する世の中、美しい日本語を受け継がなくてはならない。

 

 


願望より希望の中に・・・

2012-06-22 16:50:43 | 日記

加齢に伴い色々と病が出てくる。アレルギー体質なので咳がひどく、夜は意識して呼吸しないと息が途切れそうになり、眠れない夜が続いたので診察を受け、とりあえず薬で様子を見る事になった。

気になると不具合が次々と現れてくる。機械のように長年使っていると油切れや、補修、交換等が生じるように人の体も、年齢と共に現状維持が精いっぱいが当たり前である。恐れる事はない、それよりも不幸に敏感になり、今の幸せには鈍感になっているのが恐ろしい。

小さい時呼んだ「青い鳥」チルチルの台詞「幸せは外にではなく、心の内にある」を思い出す。

きりのない欲望が、幸せを遠ざけていくのを感じた病院でのひと時であった。

 

 


不滅のいのち

2012-06-20 20:07:11 | 日記

風呂が大好き、湯に浸れば血行が良くなり心が癒される。血行が良くなったところで、今日習った事柄を脳の中から引出しながら復習している。

3時間余り曰く万葉集・明治維新の歴史の歩み・漢詩等など学ぶべきことが多く、万葉集では恋の歌が中心で往時の人々の息吹が蘇り、我もその中に入り恋の歌を詠んでいる。 何時までも新樹の光のように君の命が私の心に光っていると・・・。 

君の愛永久の命か新樹光

時間はたっぷりあるのも余生の特権である。資料を繰りながら当分退屈せずに学ぶこと多く充実した時を楽しめそうだ。


芸も鍛錬

2012-06-17 14:12:47 | 日記

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす。能能吟味有るべきもの也。

宮本武蔵「五輪書」の一部を読み終え剣の達人としての極意であるが、何事にも質的に高い技を得る事に共通して言えることだと思う。

俳句や写真について当てはめてみると、ある意味では芸事でもある。百回では足りない、万日の努力で動きは一生の技として変化が起こる。常に反復し精神を打ちこまなければならないことを学んだ。質的変化で己を変えなければならないが、少しでも近づけるようになりたいものである。