「香港国家安全維持法」（国安法）違反の疑いで
逮捕された、
香港の民主活動家の周庭（アグネス・チョウ）
が8月11日深夜、保釈された。
毎日新聞など複数のメディアが報じた。
周さんは保釈後、報道陣などの前で
「引き続き香港人の一人として香港の
民主化運動、民主主義、
そして自分のために闘って
いきたいと思います」と誓った。
「昨日の逮捕は突然のことなので、私は昨日までは
心の準備ができていないままで逮捕されました。
香港の民主化運動に参加して8年目になり、
今まで4回逮捕されましたけれども、
正直今回は一番怖かった
拘束されている24時間の間で、香港市民、
日本や世界の皆さんからも応援いただいた。
日本人のみなさんが私のために
ハッシュタグを作ったという事を
弁護士から聞きました。
本当にありがとうございました」
と感謝を述べた。
「国家安全法はまさに政治的な弾圧をするために
利用したものじゃないかなと思います」
この国家安全維持法では、国家転覆や、
分裂、テロ活動、外国勢力との共謀など
が犯罪行為として位置づけられ
最高刑は終身刑となっている。
導入されて以降抗議活動は影をひそめ、
民主団体は解散を
発表している。
さらにネット上の投稿を検閲したり、
ソーシャルメディアへの
投稿で逮捕者が出て民主化の流れを
断ち切る動きを中国は
見せている。
これに対しアメリカは香港の特別優遇措置の停止へ
動き出している。
日本もはっきりとした対抗措置をとるべき時が
来ている。
