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【7月アドベントカレンダー】読書感想文『R15+じゃダメですか?』【日本萌学会】

2023-07-23 15:57:00 | 日記
この記事は日本萌学会7月アドベントカレンダー企画7月23日の記事です。
特に続き物とかではないので、任意の回から読み始めて大丈夫です。
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今回の内容は、リレー読書感想文企画です。
(読書感想文第一弾はこちら)

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ということで、日本萌学会の日本萌学会氏推薦の課題図書を読んできました。
課題図書は、こちらの漫画です。
『R15+じゃダメですか?』
R15+じゃダメですか? - 岸谷轟/裏谷なぎ / 1本目 大人にならないとダメですか? | コミックDAYS

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あのさぁ…

日本萌学会氏は
自称日々インターネットからチンバキ野郎共を排斥する立場にある
とのことですが(上記読書感想文記事より)、
そんな氏からチンバキ漫画の代表格みたいのが送りつけられてきました。
いや全然知らないけど、タイトルからしてチンバキに決まってます。
ここは一撃強烈なレビューをかまし、
口だけの軟派なエロガキ硬派とはどういうことかをわからせてやる必要がある。
オッシャ!いくぞ!



(そんな私の前に現れたのは金髪巨乳ブチャラティ女でした)

バキバキバキバキバキッ…!
(硬派が軟派に堕ち、軟が硬になる音)





というわけで読んできました。
ざっくりあらすじを紹介すると
映画オタクが、エロに耐性のない箱入り娘にお色気シーンのある映画を見せ、耐性をつけさせる」
というものです。



(これは史上最悪のボーイミーツガール)

映画を全く見なかった人間が映画鑑賞を楽しめるようになっていくところとか、
映画という趣味を通じて立場も性格も違う2人が関係性を構築していく過程とか、
ヒロインのウブな反応とか、
そういうところが本作の醍醐味じゃないかとは思うんですが
個人的に印象的なのは、お色気シーンのある映画が終わった後にオタクが
「エロは本質じゃない」みたいな解説をし始めるところですね。







「エロって思うほうがエロだぜ」というエロガキ特有の屁理屈、
やることやっておきながら賢者タイム中に嬢に説教するオヤジのダブルスタンダード、
あるいはエロゲにエロシーンは不要とか言い始めるオタクとも通じるものがある。
説教は気持ちいいですね。

いや、すみません、別にバカにしたいのではないのです。
思ったのは、
鑑賞するにあたって、エロとエロ以外を区別する必要性はないんじゃないか
ということです。
(スクリーニングという意味合いでは必要だと思いますが)
「エロが邪魔」みたいな論調もあるけれど、
エロだろうがなんだろうが文脈に沿わない場面で突然出てきた要素は
邪魔に感じるだろうし、
不必要に過激・冗長であれば不快になるのはあたりまえです。
一方で、エロだろうがスプラッタだろうが、効果的な演出のもとで使われれば、
ストーリーを盛り上げてカタルシスを起こさせる要素のひとつになるのでしょう。
登場人物の忘れ難い経験や、
その共有から生み出される特別な関係性を理解する一要素として
説得力のある表現方法だと思っています。
さらに言えば、唐突なサービスシーンだって、
中弛みを解消するために興味を惹きつける技法の一つだと考えれば、
音響やカメラワークになんら負い目を感じる必要のないテクニックといえるのでは?
結局、エロだけを取り上げて忌避するのが本質的ではないというのはそのとおりであり、
一方その主張の傍らでエロシーンを楽しんだとしても、
別にダブスタではないんだと思います。

エロを切り分ける必要なんてないんです。エロも含めて、作品なのだから。

だから、『R15+じゃダメですか?』をチンバキしながら読んでもいいし、
賢者タイム的に映画鑑賞論について語って気持ちよくなったっていいのです。
(バキバキ…)

自己正当化に成功したところで、読書感想文は締めくくりたいと思います。

ちなみに。
ブチャラティ女、汗の味で人の見た映画を当てることができる超能力者なのですが…

…果たしてエロガキの性的嗜好はバレているのか!?
この先はキミの目で確かめてくれ!
(5話までの無料公開分の範囲内です。ぜひ読みましょう!)

補遺
 ダブルスタンダードといえば、思い出すことがある。
 私の祖父は大日本帝国陸軍に炊事兵として従軍した経験を持つ料理人であった。
 他の家族が夕食を食べ終える頃に1人だけ遅く食卓に出てきて、新鮮な魚を捌き、晩酌を始める。
 食べるのが遅かった私は、よく刺身のおこぼれをもらい、従軍時代の経験を聞いていた。
 それからデザートには、ミルク飴をもらった。むろん、母には内緒である。
 今思えば、彼の思想は「日本は、負けておりません」を地で行く右翼であった。
 一度、反論したことがある。
「でも、本当はアメリカに負けたんだよね?」
 祖父は静かに憤った。
「国民がそんな負け犬根性やけん、この国は負けたんじゃ。」
 それは、彼自身が日本の敗戦を認識しつつも受け入れられていないという弱さを
悲しくも10歳わずかの孫の前で吐露してしまった瞬間であった。
 ダブルスタンダードなんていう概念を知りもしない当時の私にさえ、何か胸に
詰まるものがあった。
 以来、私は、祖父の話を黙ってうなずいて聞くようになった。
 祖父の弱さを認識しつつも、受け入れることができなかったからだ。

 結局、ダブルスタンダードというのは、一定程度、聴く側の問題だと思う。
 ある切り取り方をすると、ダブルスタンダードに見えるというだけだ。
 祖父は純粋に国が好きだった。一方で、現実のままならなさに心を痛めていた。
 これが言葉になって表に出た時に、ダブルスタンダードであるかのように見えた
だけのことだったのだ。
 今なら、人のダブスタを嫌っていては相互理解に至れないと思える。
 あの弱さの先に踏み込めていたら、もっと、祖父の本音に触れることができていた
だろうか。

 昨日は祖父の一周忌の法要であった。
 私は、仕事のためオン・コールで待機しなければならず、出席できなかった。
 父から「法事終わったよ」というLINEが来た。
「行けなくてごめん」「仕事だから仕方ないよ」仕方ないと思った。
 今日、記事を書く前にスーパーマーケットに行った。
 久々に、ミルク飴を見かけた。
 思考を止めていた「仕方ない」の堰が外れた。
 25歳の男が、ラ・ムーの駄菓子コーナーで、嗚咽を堪えながら、2~3分立ち尽くしていた。
 


 安らかに。


(明日の記事)

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1 コメント

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Unknown (753oy)
2023-07-23 22:54:51
ちなみに…
失楽天(成人向け漫画誌)2023年7月号に、ちょうど映画キッカケでオタクとギャルが仲良くなる感じの漫画が載ってました。
狼亮輔先生の『Movie friend』という作品です。
こちらも大変面白かったので、成人のみなさんはKomifloとかで読んでください。ぜひ。

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