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空気のように 日本人が特に感謝してはいないけれど『気付かない幸せ』

2022年01月14日 | グチばかり

【実は日本が世界一】赤ちゃんにとって「最も安全な国」は日本だった!

 2022/01/05 TABIZINE 07:30
日本には、世界一の分野がいろいろあります。TABIZINEでは、その世界一を連載で紹介してきましたが、今回取り上げる世界一は日本の医療の話です。しかも産科医や助産師が活躍する出産。UNICEF(国連児童基金)によれば、日本は世界で最も安全な出産が可能な国なのだとか。

「世界で最も安全に出産できる国」は日本
自分が、あるいは家族が出産した経験を持たないと、出産現場の様子は、なかなかわかりづらいと思います。
まして世界との比較となると、安全性など先進国はどこも大差ないと感じるはず。日本よりアメリカとかヨーロッパ諸国のほうが、むしろ安全な印象すらあるかもしれません

 しかしUNICEF(国連児童基金)の近年の調査によると、世界で最も安全に出産できる国は日本。
 世界の貧しい国々では1,000人の赤ちゃんのうち27人が不幸にも亡くなるといいます。

 豊かな国々でも1,000人のうち3人が亡くなります。しかし日本の場合は、1,000人のうち1人どころか1人以下、1,111人に1人の割合でしか赤ちゃんが亡くならないとUNICEF(国連児童基金)が明らかにしています。

その分だけ、赤ちゃんの死が日本の社会ではまれになります。わが子を失った親の悲しみは皮肉にも増すばかりです。しかし、救われる命が増える世の中は単純に喜ばしいと一般論では考えられるはずです。

赤ちゃんを亡くすケースが世界で最も多い国はパキスタン
© TABIZINE 提供 パキスタンの風景
 反対に、赤ちゃんを亡くすケースが世界で最も多い国はパキスタンだそうです。インドと国境を共にして、カシミール地方を巡る争いをインドと繰り返してきたイスラム教国。
 日本の外務省によると人口は2億2,090万人で、日本より1億人くらい多いです。その上、世界で最も赤ちゃんの死亡が多いと考えれば、赤ちゃんの死はパキスタンにおいて「よくある話」なのかもしれません。

 赤ちゃんの死亡率が高い国は次いで、中央アフリカ(共和国)・アフガニスタン・ソマリア・レソトです。これらの地域では、経験豊富で有能な助産師が不足している、きれいな水がない衛生環境が整っていない出産後1時間以内に母乳を与えられない、生まれてすぐに肌の触れ合いができない栄養が不足しているなど、さまざまな条件が重なって不幸な結果が起きているのだとか。
 世界で8番目に安全な出産を実現しているノルウェーの場合、1万人の妊婦に対して218人の医療従事者が存在するといいます。


GHQによって病院での出産がスタンダードになった
© TABIZINE 提供 GHQ
(C) Sharaf Maksumov / Shutterstock.com

日本の厚生労働省の資料を見ても(平成24年と古い情報ですが)、誕生前後の赤ちゃんの死亡率は、やはり日本が世界でトップの低さだとわかります。しかし、この安全な出産環境が昔から存在するわけでは、もちろんありません

 日本看護協会の公式サイトの情報によると、明治時代の初めは一般人の暮らしがとても苦しかったため、中絶や間引き、捨て子、飢えによる死亡が後を絶たなかったのだとか。
 しかし「産めよ増やせよ」といった明治・大正時代の国策、第二次世界大戦後に起きたベビーブーム、その後の急激な出生率の低下など、時代の激しい移り変わりの中で、産婆(助産師)などの制度充実が図られ、医療従事者たちによる現場での懸命な努力と成長が続きました。
 GHQ(連合国軍総司令部)によって敗戦後には助産婦(助産師)の免許制度が導入され、自然分娩(ぶんべん)から病院での出産へお産のスタンダードが変わっていきます。

日本看護協会によると、第二次世界大戦の前後は自宅で赤ちゃんを産む人が9割を占めていたそう。しかし1960年(昭和35年)ごろに自宅での出産と病院での出産が同数になり、病院でのお産が以後は主流派になったようです。
以上のような変化の中で、母親の死亡率も赤ちゃんの死亡率も劇的な右肩下がりの改善が見られました。

最近は、ある種の自然派志向や不安を軽くしたいなどの理由から、自宅での出産を求める人もわずかながら再び増えてきているようです。しかし、出産の舞台が病院に移った時代の変化によって、母親と赤ちゃんの安全が劇的に改善された事実も見逃してはいけないのですね。

© TABIZINE 提供 ユニセフ
(C) Mircea Moira / Shutterstock.com

ちなみにUNICEF(国連児童基金)のレポートによると、日本に次いで出産が安全な国はアイスランド(死亡率は1,000人に1人)、シンガポール(909人に1人)、フィンランド(833人に1人)です。
国際結婚や移住をこの先考えていて、海外での出産も可能性として人生設計に含まれているのであれば、あわせて参考にしてくださいね。
                    TABIZINE
ひどく言われがちなGHQや日本政府のお陰で世界でも稀な状況にある日本。
 既にある幸せは当たり前過ぎて感謝はしにくいです。
某国の『自由』のように失って初めて気づくものでしょうか・・・

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2 コメント

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出産 (mio)
2022-01-14 18:30:16
お母さんになるには、必ず経験する、あの拷問のような激痛を経て、死産なんて、可哀そうすぎます。

もう30年以上前ですが、切迫流産で入院していた時、医師は24時間体制で、妊婦を受け入れていました。

早産で運ばれた妊婦さんに「あとちょっと頑張って、600gあれば育つから」と声かけて、ベッドに寝た切りで1か月、本当に600gでしたが、保育器に入って大泣きしていました。

でも、エホバのように、夜中に医師が集合して手術をしてくれる時になって、「輸血を拒否」する人もいました。

「輸血する位なら、この子と死んだ方がいい」と言ってました。旦那さんも「妻の望みです」と言って、医者達を混乱させてましたっけ。

この国で4度も正常分娩できたのを感謝します。
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mioさんこんばんは。 (ブログ管理人)
2022-01-14 19:36:13
コメントありがとうございます、グレタさん以来ですね。
平和や安全は空気と同じと感じている日本人が増えているような気がします。
世界でも稀有な環境には既得権として感謝せず、アレよこせ・コレもしろ!ばっかり。。。
サイテーな人種に成り下がりそうで心配です。
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