栃木県・旧大谷石町の「大谷資料館」
資料館の中に地下坑内入口があります
資料館前のカフェ。西洋系の外人さんが多かったです。
採掘場跡がアニメ系の撮影場所になっていたからでしょうか?
話している言葉を聞くまで分からなかった中国、韓国系の観光客も大勢いました。
『刀剣乱舞』 とか 『るろうに剣心』 とかは私も耳にしたことはありますがよく知りません
大谷石のある地層の成り立ちを説明した 『地層断面図』
石の採掘方法が分かり易く図解されていました
露天平場掘りと垣根掘りの2種類
大谷石の種類別優れた特徴の一覧
※家屋の塀にはブロックに取って代わられましたが、他の御影石等と比較しても優れた特徴があったので国内あちこちで大量に使われていた理由が解ります。
採掘した石工の半纏。当時の現物を展示。
半纏には、石の粉塵がたくさん積もっています。こんな粉塵を毎日吸いながら重労働に耐えて暮らしていたことが偲ばれます。
昭和になってからの掘削中画像
もちろん防塵マスクなどは使用していません
大正時代・昭和初期の掘削中写真
1人の石工が1日あたり10本しか切り出せなかったそうで、1本の石を掘るのにツルハシを4.000回振るう必要があったとか。
1人1日10本の石を掘るのに労働環境が極悪の中で、重いツルハシを4万回上下させて毎月26日働いて給与は僅かだったそうです。
当然『パワハラ』『暴力』『いじめ』なんて当たり前の時代だったでしょうから。
現代の 「4K」 「5K」 とか 「今の仕事、待遇最悪~」 なんて嘆いている人たちは少し前から比べたらとっても幸せなんですね。