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屋久島・白谷雲水峡トレッキング

2012-05-01 23:51:23 | トレーニング
縄文杉登山のの翌日は白谷雲水峡をたずねました。

といっても、ここは普通の観光散策ではないです。白谷台から入ればすぐ登山道。コースのほとんどが登山道になりますから、勾配もきつい。
普通、鹿児島からフェリーで着いて宮之浦から朝8時頃から上がるバスが運行されていますが、その雑踏を避けるために6時頃ホテルを出て、7時に取りつきました。白谷台の駐車場はまだ車が6台。いち早い登山客が入山しています。

屋久島へ到着時、空港でレンタカーを借り出しした際、雨が降ると沢が増水して渡れませんからと急きょ翌日の予定を白谷から縄文杉に変更しました。到着日は午後からすごい雨でしたから、翌日の白谷に行っても途中で断念することになり、レンタカースタッフのアドバイスは正解でした。

縄文杉の行程で下山の際、大きな段差でちょっと滑りかけて、左足の関節を痛めました。丁度、腸脛靭帯炎のような痛みでした。帰ってきてからフェイタスで患部を処置をほどこし、当日も膝にテーピングをして臨みました。一人の山歩きですから無理、無茶をしないこと。これに心掛け、注意して山に入ります。
まだ、多少の痛みは残っています。

さつき吊橋から三代杉や奉行杉などを見る原生林歩道を深く分け入ります。
前に上がった登山客は見えず。私一人。LEKIのノルディックポールをストック代わりに使って、できるだけ足に負担がかからないよう、上下しました。

ようやく日差しがさしてきた森の中を太古の自然とた対峙します。





今日は雲一つない快晴。1カ月に35日雨が降るという屋久島では珍しい天気なんでしょうか!?
森の静けさ。鳥の声。沢のせせらぎ。他には何も聞こえず、至福の世界が広がります。
前後の登山客の声もなく、ちょっと寂しいですが自分と向き合う時間を過ごします。



途中こんな杉を見かけました。



なんか狛犬のように根をはりめぐらせていて、腰の部分からしっかり大きな杉がまっすぐに伸びています。
かつて障害物があって根がまたぎ、それがなくなって、こんな形になったんでしょう。
私はこの名もない杉を狛犬の杉と名付けました。
他にも、このルートでは三代杉やくぐり杉、奉行杉などが見られます。



時々、この原生林歩道も一人歩きですと道を迷いかけます。
そんな時は周りを見渡して赤いリボンが目印となります。他には苔むした石が人の通った跡ですりきれているとか木の根がすり減っているとかで判断します。

杉板をしいたこんな道もありますからすごく楽しいです。



何回か沢をと渡渉します。



苔むした岩がなんともやさしいです。この緑の世界は格別です。

ようやく白谷小屋にたどり着きますと、何グループかが休憩しています。私と同じで早朝から山に入った人たち。楠川歩道を上がって短縮してきたグループがほとんどでした。
上部はもののけの森といわれた苔むす森。そこを登って辻峠から太鼓岩へ。



太鼓岩では屋久島の峰々がパノラマで広がっていました。
真ん前に九州最高峰の宮之浦岳をはじめ屋久島の峰々が眺められます。眼下には昨日歩いた縄文杉への川沿い荒川も見られました。



太鼓岩からの眺め

岩の上でちょっと早い昼食。ここでゆっくり休憩をとりました。朝からSOYJOYしか食べてませんもんね。
隣で休憩をとってた東京の山ガールの一人はこれから楠川別れまで出て縄文杉の上の高松小屋に泊まり、明日は宮之浦岳を登頂すると言ってられました。宮之浦岳登山はこんなルーットも考えられます。

この風景を見られるということは日ごろの行いがいいんでしょうか?
雨の多い屋久島。こんな風景はめったに見られないと隣り合せたガイドさんもいってました。

下山途中の苔むす森。





今日は日差しが良くってちょっとその雰囲気がなじめず。ここは薄曇りの日の方がよほどいいですね。

白谷小屋から楠川歩道で降りてくる。途中、苔からしずくがしたたり落ちている。
これが沢に注ぎ豊かな水源になるんですね。



何千年もの自然にはぐくまれたひとときを味会う世界でした。



下りてきたのが14時30分。約7時間山の中にいたことになりますが、やはり、山歩き2連チャンは疲れました。
ふくらはぎの方はC3fitパワーゲイターを装着してたし、ノルディクポールを利用して登山道を上がる工夫をしてたので、幸い脚への負担は少なかったようですが、結構腕の力を使ってたようです。
まだまだ、修業が足りません。

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