月極駐車場薩摩音街6番地

色んな事がある毎日をつらづらと。

裸足の少女は見ていた。その情熱的なライブを。

2019-03-20 03:50:26 | 日記
僕は今日を楽しみにしていた。





それは大好きなバンドのライブの日。







初めての場所。






初めてのライブ。













どうか、電車が遅れませんように。







どうか、天気が晴れますように。







どうか、虫歯になりませんように。









そんな事を願いながら、ワクワクドキドキで会場に向かう。









同世代から少し上や下、まだまだ学生やもっと上に見える人。
どんな年代にも響いているんだと嬉しくなる。ライブ会場に来ると、それを感じられてこちらも嬉しくなる。






ライブの整理番号の確認でちらほら前後で確認し出す、あの感じ大好き。







なのに、何でなかなか聞いてくれないの?俺には。そんな怖いオーラ出してないよ?





え?嫌い?俺の事。





まぁ、よい。







そんなこんなで入場。



今日はドリンク頼まない会場。







ドリンク付きの会場、前にもらわずに帰っちゃって後悔したなぁ。




数分間の準備時間。







友達と、家族や恋人、会社の同僚、さっき知り合った人、色んな人がきっとこの空間に居て。



そして、僕みたいに1人で来た人。








人数とかじゃない、楽しむ気持ち好きな気持ちはそれぞれだけど今この瞬間はみんな1つだよね。










開演。














〜♪














そう、この音、演出、歌声、コール&レスポンス、瞬く熱気と閑散。


この全てを今感じている。









まさにLIVE。











そんな中、斜めの右の奥あたり。








失礼ながら少し地味めの、そろそろ化粧を始めちゃうのかな?という年頃の少女がいた。







その子は本当にこのバンドを心の底から好きなんだと。




きっと、日々生きていく中でこのバンドを支えにしているんじゃないかと。



そう思うほど、懸命にステージをみつめていた。




違う。周りがその子より、好きの度合いが劣ってるとかじゃない。
でも、その子は強い。





グッと、拳を握りしめ一個一個の彼らの投げかけるそれ達を体全体で受け止めて。原動力にしているように見える。





いつしか、その子が気になってたまにチラチラ見てしまった。





ごめんね。









でも、大好きなバンドであんなに楽しみにしていて勿論、すっごい楽しいライブだったんだけれど、その子があまりにも強くて素敵だったから感動した。






あの子みたいに強くなりたいなって。





今でも鮮明に覚えてる。











今でも、と言うか顔とかは遠くて見えなかったし仲良くなりたいとかじゃなかったんだけど。
いや、なれるのであればなりたいけど。






ただ、「凄く感動しました。有難うございます。あなたのお陰で、今日来て良かったと心から思えました。」


そう伝えたいです。

















僕も誰かにそう思ってもらえる日、来るかな。