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見あげれば雲

心ゆく眺めにであい 落花の下 襟をくつろげ腰をおろせば
白雲も語るなく しばしたゆたう
- 菜根譚 -

桜始開

2015-03-26 16:11:22 | Noaa APT画像

春分、春の最中昼夜平分のいい季節になった。

桜始開(さくらはじめてひらく)

数日前から、開花の報せが聞こえてきていたが、このところの花冷えで慌てて開きかけた

蕾を固くしたものもあったろう。

 桜の開花を聞くと、なんとなく落ち着かなくなる。

あっという間に散ってしまう桜を惜しむ気持ちがなせるものか?

加えて、最近は「どうやら今年も桜花を観られそうだ」という思いがこころのどこかにある。

  今年、日本の名だたる桜の名所は、海外からの客で賑わいそうだという。

たぶん、この短命で見事な桜花を楽しみ尽くしたいという気持ちはわれわれと同じであろう。

存分に花見を楽しんでもらいたい。が...

爆買いで日本を潤してくれるのは大歓迎。しかし、さくらの下での「爆竹」はご勘弁願いたい。

 「願わくば桜の下で春死なむ...」

この季節を心待ちにしていたであろう、西行さんを悲しませてはならん。