季節は容赦なく進んで小満の初候、蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)季節。
桑といえば、最近殆ど見かけなくなった。
子供の頃、畑の隅に残った桑の木に実が熟すと競って食べていた。
調べてみると、その栄養価は高いようだ。
今となっては、まず近くのスーパーなどには置かないだろうが、ひょっとしたら地産地消の直売所であれば見かけるかも知れない。
季節は容赦なく進んで小満の初候、蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)季節。
桑といえば、最近殆ど見かけなくなった。
子供の頃、畑の隅に残った桑の木に実が熟すと競って食べていた。
調べてみると、その栄養価は高いようだ。
今となっては、まず近くのスーパーなどには置かないだろうが、ひょっとしたら地産地消の直売所であれば見かけるかも知れない。
立夏も末候、竹笋生(たけのこしょうず)
筍といえば孟宗竹だがその旬の季節は当地ではもうとっくに終わり、店先に見かけなくなった。
これからは真竹の筍が伸びてくる季節。
里山の散策をするついでに、見つけたら10本ほど土産に摘んできたものだった。
孟宗竹のように掘り出す必要は無い。細い地上部分を折り取るので手軽だ。
近いうち、天気の良い日に散策がてら探しに行ってみるか...。
立夏の次候、蚯蚓出(みみずいずる)頃となった。
去年の今頃、我が菜園で根付き始めたサツマイモが猪にことごとく掘り返された。
「植えて間もなく、食べるところは無かろうに、ここまでやるか?」
と、愕然として立ち尽くしたことがあった。
どうやら、猪君はミミズを狙って菜園に踏み込んで来たらしい。
今年はワイアーメッシュと網を使って対策を施したが、
どうなることか...。
立夏の初候、蛙始鳴(かわずはじめてなく)
幼・少年期は、周りが田んぼの田舎育ち。
代掻きが終わる頃になると、蛙の大合唱を時にはうるさく、時には心地よいBGMとして
聞きながら寝たものだ。
このあたりでは、まだ早いようだが、もう随分と長い間この「大合唱」を聞いてない気がする。
ところで、
この合唱には「数学的な法則」があって、「結合振動子系モデル」という、なんだか難しい法則に従い鳴いているそうな。
カエル恐るべし。
牡丹華(ぼたんはなさく)、穀雨の末候。
昨日の深夜から未明にかけての雷雨は賑やかだった。
稲妻が光ってから雷鳴が届くまでの時間をぼんやりした頭で数えながら、
「これは3キロ以上は離れているな、、、。」
「お!これは近いぞ、、、。」
おかげで寝不足。
霜止出苗(しもやみてなえいづる)
夏野菜の苗の植え付けを終える時期となった。
霜どころか、今日は全国あちらこちらで25℃を超える夏日となった。
こともあろうに、北海道の帯広で30℃を超えたというから驚き。
穀雨の初候となって、葭始生(あしはじめてしょうず)
諫早干拓の調整池の葭原も、やがてよしきりの大合唱でにぎやかな季節がやってくる。
百穀春雨に潤うというが、このところ一部の地域に大雨注意報が出ていた。
東日本にもあす朝にかけ、大雨に注意するよう呼びかけている。
程よく降ってもらいたいものだが...。
鴻雁北(こうがんかえる)
ツバメと入れ替わりに、とっくに雁は北へ帰ったようだ。
いつも見かける近くの入り江には一匹も姿が見えなかった。
それにしても、今日は荒れ模様のめまぐるしい天気だった。
明け方の雷鳴、夕方の雹、季節はずれの寒さ...。
突風に蹴散らされるバケツの音、時折慌ただしく駆け抜ける日差し。
草木清明風光明媚。
清明の初候 玄鳥至(つばめきたる)
先週末からの雨で、桜も僅かに花びらを残しながらも、すっかり葉桜となったが、
一雨ごとに新緑が鮮やかに萌え出し、どこもここも風光明媚ないい季節。
その新緑につく虫たちと巣作りの土を求めて、ツバメがさかんに
「ムシクッテ、ツチクッテ、シブ~イ!」
だったかな?
春分の末候。雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
当地の桜も満開となりつつあるときに、今日は、あいにくの雨。
雷の声は聞こえないが、しばらく、ぐずついた天気が続き花散らしの雨となりそうだ。
ところで、昨日は抜群の晴天。
この日を狙って、春休みで帰郷している孫を連れ、家族で荒尾市の大型遊園地に出向いた。
最近では、こんな遊園地を「テーマパーク」とよぶのかな?
孫の母親が小学校に上がる前頃から、時々遊びに行っていた所だが、久しぶりに行くと
いろんな遊具・施設が増え、たいそう賑やかになっていた。
折りしも、春休みとあって子供たちであふれかえり、めぼしいところはどこも長い待ち行列。
子育てにまい進していた30年まえと違い、夕方にはヘトヘトになっていた。
ただひとつだけ、若き日の遊び心を呼び起こされたのは「スーパースライダー」。
30年まえのお気に入りの遊具で、親子共々繰り返し乗って遊んだものだった。
その「スーパースライダー」がまだ健在だったのだ。
ヘトヘトの体に鞭打って、行列のなかでひたすら待ち。
孫と一緒にあの丘を滑り降りた。
懐かしさとともに、なんとも言えない感慨が湧いてきた。
いやはや、しんどかったけど良い想い出づくりができた。